のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

過去の投稿月別表示

[ リスト | 詳細 ]

2007年05月

← 2007年4月 | 2007年6月 →

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

イメージ 1

デイヴ・ブルーベック(DAVE BRUBECK)の「エンジェル・アイズ」(ANGEL EYES)です。COLUMBIAのオリジナル盤、モノラル仕様になります。「guaranteed high fidelity」ラベルですので多分オリジナルでしょう。レコード番号はCL2348。

盤にはスレキズが見受けられますが、再生にはそれほど問題はありません。ただ、若干盤がそっています。針飛びを起こすようなひどいものではなく、当方の再生装置では普通に再生できました。ジャケットには、若干のスレとヤケがあり、エッジも少々のヤレがありますが、底抜けや割れはありません。まあまあ普通の中古盤程度かと思います。

パーソネルは、ピアノにデイヴ・ブルーベック、アルト・サックスにポール・デスモンド、ベースにユージーン・ライト、ドラムスにジョー・モレロというお馴染みのブルーベック・クァルテットです。収録曲は、A面に「Let's Get Away From It All」、「Violets For Your Furs」、「Angel Eyes」の3曲、B面に「Will You Still Be Mine?」、「Everything Happens To Me」、「Little Man With A Candy Cigar」、「The Night We Called It A Day」の4曲、計7曲です。

このアルバムは、1962年と1965年に録音されたもので、いわゆる美女ジャケの一つとしても有名です。「DAVE DIGS DISNEY」がヒットしたことを受けて、2匹目のドジョウを狙いつつ作曲家別のソングブックなるものを、この頃のブルーベックはリリースしていました。これもそのうちの一つで、マット・デニスの作品集になります。他にはコール・ポーターとリチャード・ロジャースの作品集がそれぞれ「ANYTHING GOES」、「MY FAVORITE THINGS」として発売されていましたね。

B面の「Little Man With a Candy Cigar」を除いた他の曲は、マット・デニス自身が「PLAYS AND SINGS」で自作自演を達成していますので、これと聴き比べるのも一興ですか。原盤のライナー・ノートはマット・デニスが書いていますので(サイン入り)、お読みいただくことをお薦めします。私は英語が苦手ですので、内容に関してはよく分かりません、あしからず。

冒頭の「Let's Get Away From It All」はアップテンポで結構グイグイ迫ります。デスモンドのプレイが中々にスリリングで楽しめます。オマケに(?)ブルーベックもスィングしてますよ。スィングしないピアニストと評したのは誰だったんでしょうね。

2曲目の「Violets For Your Furs」は、邦題「コートにすみれを」でして、最初にこの邦題を見たとき、テニス・コートにすみれを飾るんかいなと思いましたが、実は羽織るほうのコートでした。しかも「furs」だから毛皮ですね。動物愛護団体からのクレームはこの頃なかったようで…。出だしからブルーベックが頑張ります。こういう構成はブルーベックの得意とするところかなと思います。

3曲目の「Angel Eyes」なんぞは、原曲からして名曲で、ここでの構成も先のと同じようで、解釈はデスモンドを含めて最高じゃないでしょうか? ヘタにブリブリ・スィングするよりも好感が持て、何でもかんでもノリノリがよいわけではないことの証明ですな。デスモンドの音色が実に雰囲気を醸し出してくれます。ああウレシイ、何を隠そう結構デスモンドが好きな私でした。

で、B面の1曲目ですが、これも快速調の「Will You Still Be Mine?」でして、何故かレッド・ガーランドの「GROOVY」を思い出しました。冒頭からデスモンドが吹いてますから全然違うんですが、ピアノ・トリオでの名演がガーランドのそれですから、真っ黒けと比べるのも興趣をそそりますよ。ブルーベックのスウィングも実にお楽しみです。

2曲目の「Everything Happens To Me」は、まあまあそれなりのプレイ。途中のブルーベックは彼ならではの変態性を垣間見せてくれます。これぞスウィングせずに袋小路に入った彼の一例のようです。

3曲目は「Little Man With A Candy Cigar」でして、ちっこいオッサンがシガー・チョコでも咥えているんでしょうかね。何ともケッタイな曲名です。ジョー・スタッフォードが歌っていたレコードがありましたけど、詳細は忘れました。メロディは、らしい雰囲気があってデニスっぽいとは思えます。ごく当ったり前の展開が安心理論なんでしょう。

最後の「The Night We Called It a Day」も、タイトル曲に劣らず原曲からしていいですね。まずはデスモンドのテーマ演奏からスタートし、軽々とアドリブする秀逸さを見せつけ、難解なフレーズは要らないよっと身をもって教えてます。それに比してブルーベックはちょいと泥沼に入ってますが、この辺の対比がブルーベック・クァルテットの真髄だということで、理解しましょう。最後の終わり方はちょっぴり欲求不満が残りそうな感じ。それがいいのだ、という声も聞こえそうですが、演出過多が滑ってるような気もしないではありません。

時期的に、フリー・ジャズが台頭してきた頃で、COLUMBIAも何をどうすべきか迷っていたのかもしれません。見ようによっては安易な制作姿勢が批判されそうな企画ものですが、それを補って余りある好盤に仕立てたのは、ハードなブルーベックとソフトなデスモンド、そして名手ジョー・モレロの蓋し音楽性です。全然バカバカしくないのが見事でした。プロデュースが、あのテオ・マセロでっせ。


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

ベニー・カーター(BENNY CARTER)の「ファーザー・デフィニションズ」(FURTHER DEFINITIONS)です。IMPULSEのオリジナル盤かと思われます。レーベルが白黒ですので、見本盤かもしれません。モノラル仕様になります。レコード番号は、A−12。

盤には全く問題はなく、再生に影響するようなダメージはありません。極めて快適な再生が可能です。ジャケットには、若干のスレが見受けられますが、これも総じて良好な状態を保っています。IMPULSEお馴染みの、ビニール・コーティングの施された立派な見開きジャケットです。底抜けや割れはありません。ちょいと書き込みのあるのが玉にキズです。

パーソネルは、アルト・サックスにベニー・カーターとフィル・ウッズ、テナー・サックスにコールマン・ホーキンスとチャーリー・ラウズ、ピアノにディック・カッツ、ギターにジョン・コリンズ、ベースにジミー・ギャリソン、ドラムスにジョー・ジョーンズとなっています。新旧取り混ぜたような不思議なメンバーではないでしょうか。ボブ・シールしてやったりのアルバムかもしれません。

このレコードは、1961年の11月に録音されたもので、ホーキンスやカーターの名人芸が手軽に楽しめる好盤です。

収録曲は、A面に「Honeysuckle Rose」、「The Midnight Sun Will Never Set」、「Crazy Rhythm」、「Blue Star」の4曲、B面に「Cotton Tail」、「Body And Soul」、「Cherry」、「Doozy」の4曲、計8曲です。

どの曲も上記パーソネルのオン・パレードでして、聴きようによっては単なる安易制作盤かと受け取れないではないですが、そこはベテランたちの集合で水準以上のプレイを聴かせます。予想外にジミー・ギャリソンが実にはまっています。「俺っち、コルトレーンとだけじゃないもんね」と彼の独り言が聞こえてきそうな気になりました。

カーターのオリジナルが2曲含まれてはいますが、大半は有名曲で、1曲目はご存知カーターの愛奏曲「Honeysuckle Rose」です。作曲者のファッツ・ウォーラーやアンディ・ラザフよりもカーターの演奏の方が今やメジャーになってしまいましたね。

2曲目がクインシー・ジョーンズによる「The Midnight Sun Will Never Set」(邦題「真夜中の太陽は沈まず」とはこれまた安易に過ぎますな…)です。スローなテンポでの名人芸をお楽しみあれ。

「Crazy Rhythm」は明るいテーマ・メロディーに乗ってゴキゲンにスィングするスタンダード・ナンバー。ジャンゴ・ラインハルトの演奏でも有名な1曲です。1937年から24年目の演奏なんですな。その他、B面も好演の連続ですが、長くなりますので曲紹介はここいらで終わっといて。

さて、ジャケット中面にはプレイヤーそれぞれの写真が収録されていて、これも見ものです。真面目そうに写っているカッツ、ギャリソン、ジョーンズ。さらには、負けるもんかと意地になっていそうなフィル・ウッズとチャーリー・ラウズのツー・ショット。

最後に、余裕を表したカーターとホーキンスが仲良しツー・ショットで笑わせます。しかし録音時もハットを被ったままのホーキンスでした。ハットしてグットきて、とはこのことなんでしょうか…。 可哀相にギターのジョン・コリンズだけ写真がありません、と思ったらカッツの後ろで背中を見せていました。顔写真は写してもらえなかったコリンズですが、「こんなことではコリンズ」とばかりにこの後も頑張っていたようです。

いずれにせよ、見本盤だったにせよ、この良好な盤はお薦めです。音質的にはオリジナルそのものですから、お買い得です。いかがでしょう?


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

アンドレ・プレヴィン(ANDRE PREVIN)の「キング・サイズ!」(KING SIZE!)です。CONTEMPORARYのオリジナル盤、モノラル仕様になります。レコード番号、M3570。

盤には多少のスレキズが見受けられますが、音にはそれほど問題ない程度です。普通に再生できます。ジャケットにはややスレが見受けられますが、ヤケやシミなどはなく、かなり良好な程度かと思います。ヌケや割れはありません。

パーソネルはピアノにアンドレ・プレヴィン、ベースにレッド・ミッチェル、ドラムスにフランキー・キャップで、以前に出品していた「A TOUCH OFELEGANCE」あたりと同様のメンバーになりますね。この当時はこのメンバーでレコーディングしていたようです。

このレコードは1958年に録音されたもので、もしかしたらプレヴィンの最も有名なジャズ・アルバムではないでしょうか。クラシック界やポップスの編曲などでも有名で、西海岸でマルチ・キャリアを培ったプレヴィンですが、ここではすっかりジャズに浸った演奏を聴かせてくれます。故に最も有名なジャズ・アルバムの一つなのでした。

プレヴィンは後年にレイ・ブラウンらと組んだピアノ・トリオ盤をテラークからリリースしますが、コンポラではこのへんが最上なのかもしれませんね。例のシェリー・マン名義になる「MY FAIR LADY」もこの頃の作品になります。

収録曲は、A面に「I'LL REMEMBER APRIL」、「MUCH TOO LATE」、「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」の3曲、B面に「IT COULD HAPPEN TO YOU」、「LOW AND INSIDE」、「I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT」の3曲、計6曲です。どちらの面も真ん中にプレヴィンの自作曲を挟んだ構成です。

プレヴィンの演奏をして「ウェスト・コーストならではの洒落た感覚でござんす」的な批評はよく耳にしますが、B面2曲目の自作曲辺りでは、幾分の計算を感じつつも、中々のブルース・フィーリングたる黒いものを聴かせています。「クラシックやポップス編曲の名手による余技」では収まりきらないスケールを垣間見せてくれる好例でした。

場合によると、バド・パウエル風アプローチやハンプトン・ホーズあたりを髣髴とさせるフレーズもあるようなないような…。要はかなり研究した後の計算が後ろで働いているような気はするのですが、それをそんなに感じさせないのが彼の優秀なところで、騙されても損はありません。聴いてて快適です。

出自はよく知らないのですが、このアルバムをして、かの有名な一関「ベ○シー」のS氏が「録音の凄さをまざまざと知らしめられた」などと仰ることになったそうです。でもね、それはホントかな? と実は思っています。何でも、粋な上にドッシリと腰が据わっており、ピアノの低音域がゴロンゴロンと鳴る、A面ラストの「You'd Be So Nice To Come Home To」が良いそうな…。

CONTEMPORARYといえば「Sound By Roy DuNann」というクレジットが有名でして、彼の録音こそがCONTEMPORARYサウンドの真髄とされています。確かに東の「ルディ・ヴァン・ゲルダー」に比較されて、彼の録音は西海岸での最上とされています。で、私もロイ・デュナンの録音は嫌いではなく好きな方です。ところが何と、このアルバムのサウンド・プロデューサーは件のロイ・デュナンではなく、ハワード・ホルツァーとかいうお方なのでした。

それ故かどうかは知りませんが、コンポラにしてはやや低域が強調されたような録音かと思わないでもありません。ピアノの低音域がゴロゴロ鳴るとか、レッド・ミッチェルのベースがブンブンうなるとかが、録音が凄いと言わしめる要因だそうですが、はてさてそれはホンマかいな…。

甚だ勝手な私見で申し訳なのですが、あくまでロイ・デュナンの録音をニュートラルなものと捕えた場合、ちょいと違う感じがあります。スピーカーによっては、やや引きずりそうな印象が残るような気もします。

「ベ○シー」のS氏が絶賛した背景には、非常に優秀なオーディオ装置の存在が間違いなくあるわけで、一般家庭の装置では少々異なった印象を持たれるかもしれません。とは言え、殊更に奇妙な録音というわけではありませんので、誤解のなきよう。

このアルバムもいまだに何度もCDによって再発されていますが、ジャケット・デザインの秀逸さを理解するにはLPしかないかなと思います。ロバート・グイーディによるドローイングは、おそらくクレヨンが主体になったもので、その筆致(?)はCDサイズではよく分かりません。巷間とは違った意味での「ジャケ買い」に該当しそうなデザインじゃないですか。

しかし、アルバム・タイトルの「キング・サイズ」は一体ナニを意味しているのでしょう? 真相をご存知の方がいらっしゃったら、是非ご教示ください。いずれにしても、モノラル仕様でのオリジナルLPは、今や案外レアかもしれません。 


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

カウント・ベイシー、フランク・シナトラ(COUNT BASIE, FRANK SINATRA)の「イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スィング」(IT MIGHT AS WELL BE SWING)です。REPRISEのオリジナル盤、ステレオ録音になります。

盤には、輸入盤特有のスレが若干ありますが、目立つキズはありません。まずは快適に再生できます。ジャケットもほんの少しスレが認められますが、目立つようなヤレはなく、かなり良好な状態を保っています。

タイトル通り、カウント・ベイシー・オーケストラをバックにシナトラが歌ったアルバムで、主なパーソネルは、ピアノにカウント・ベイシー、ギターにフレディ・グリーン、ベースにジョージ・カトレット、ドラムスにソニー・ペイン、トランペットにハリー・エディソン、ジョージ・コーン、アル・アーロンズ、ウォーレス・ダベンポート、ドン・レイダー、アル・ポーキノ、サックスにフランク・フォスター、チャールズ・フォークス、マーシャル・ロイヤル、フランク・ウェス、エリク・ディクソン、トロンボーンにヘンリー・コーカー、グローヴァー・ミッチェル、ビル・ヒューズ、ヘンダーソン・チェンバース、ケニー・シュロイヤーとなっており、その他数名によるストリングスが引っ付いています。

このレコードは1964年に録音され、結構な強力メンバーによるベイシー楽団とシナトラとの共演盤、REPRISE第2作になります。シナトラのセルフ・レーベルだったREPRISEには3枚の共演盤があり、もう二つは「SINATRA-BASIE」と「SINATRA AT THE SANDS」です。

アレンジと指揮をクインシー・ジョーンズが担当しており、彼ならではの洒落つつ迫力のある音楽をもたらしています。いつの時代でもクインシーは中々のやり手で、楽しませてくれます。金儲けに専念しているところもありますから、一部からはバカにされていますが…。

REPRISEは、CAPITOLとの契約が終了間際になったシナトラによって1961年にパーソナルあるいはセルフ・レーベルとして設立されています。当時の所属アーティストには、娘のナンシー・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・Jr.などがいます。1963年にはワーナー・ブラザーズ・レコードの子会社になり、1967年には親会社ごと売却されて、セブンアーツの傘下になったのですが、不思議とREPRISEのレーベルはそのまま残っています。今もロックのアルバムを中心にリリースしており、ワーナー・ブラザーズ・レコードのサブ・レーベルとして健在のようです。

閑話休題。何故にシナトラがベイシーとの共演を好んだのかは分かりませんが、相性はバッチリのようです。どちらかと言うとカンサス仕込みの田舎風スウィングが身上のベイシーと白人・おしゃれ系スウィングのシナトラとの邂逅は、結果として非常に洒落たスウィング形態を生み出したようですな。

収録曲は、A面に「Fly Me To The Moon」、「I Wish You Love」、「I Believe In You」、「More」、「I Can't Stop Loving You」、B面に「Hello, Dolly!」、「I Wanna Be Around」、「The Best Is Yet To Come」、「The Good Life」、「Wives And Lovers」の5曲、計10曲です。それぞれ3分くらいのナンバーが続きますので、両面で30分未満という短めのレコードですが、物足りなさは感じません。あっという間に終わるものの、満足感は一入かなと思います。なんせ両者ともウマイもんねえ。

A面のトップが「Fly Me To The Moon」、B面のトップが「Hello, Dolly!」、多分に意図的なんですが、この構成は見事です。CDの連続再生では知り得ないゾクゾク感がここにはあります。
初っ端の「Fly Me To The Moon」は、正しくシナトラお誂え向きの曲。ジメジメ感は全くなく、変な情感も加えずにストレートに歌っているんですが、それこそがこの曲の真髄かもしれません。文字通り月まで吹っ飛んで行きそうです。

片やB面トップの「Hello, Dolly!」はお馴染みのミュージカル・ナンバーで、サッチモによる名唱が有名ですが、ここでシナトラは殊更ハッピーに歌っており、ちょいとサッチモを意識したようなフレーズも交えています。元々明るい曲ですから、こういう解釈が妥当なのかもしれません。

ところで、ジャケット表面にはシナトラとベイシーの、ちょいとピンボケで切り抜きミエミエの顔写真が載っていますが、シナトラの下にある「FRANK」は分かるとしても、ベイシーの下に書かれている「SPLANK」は何なんでしょうね? 一応英和辞典や英辞郎なんかも調べてみましたが、こんな単語は出てきません。「SPLANG」なら「辛辣な言葉」という意味で、「PLANK」ならアホ、バカ、マヌケみたいな意味なんですが…。一体ナニを意味しているのか、ご存知の方がいらっしゃったら是非教えてください。


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

イメージ 1

キャノンボール・アダレイ(CANNONBALLADDERLEY) の「フィドラー・オン・ザ・ルーフ」(FIDDLER ON THE ROOF) です。CAPITOLのオリジナル盤、ステレオ仕様になります。レコード番号はST2216。

盤には若干のスレが見受けられますが、目立つようなキズはなく、再生に影響のあるダメージはそれほど見当たりません。一部プッツンを感じますが、概ね快適に再生できます。ジャケットも概ね良好な程度を維持しており、小口部分に少しヤケが認められるくらいで、スレやヌケや割れはありません。まずは良質な中古盤です。

パーソネルは、アルト・サックスにキャノンボール・アダレイ、トランペットとコルネットに弟のナット・アダレイ、テナー・サックスとフルートにチャールズ・ロイド、ピアノにジョー・ザヴィヌル、ベースにサム・ジョーンズ、ドラムスにルイス・ヘイズで、「IN NEW YORK」のメンバーからユゼフ・ラティーフが抜け、代わりにチャールズ・ロイドが加わったという構成になります。

このレコードは1964年にニューヨーク(!)のキャピトル・スタジオで録音されたもので、録音年月日の前後はあるものの、CAPITOLへ移籍してからセクステットとしての初アルバムになるようです。

収録曲は、A面に「Fiddler On The Roof」、「To Life」、「Sabbath Prayer」、「Chavalah」の4曲、B面に「Sewing Machine」、「Now I Have Everything」、「Do You Love Me」、「Matchmaker」の4曲、計8曲です。

アルバム・タイトルの「Fiddler on the roof」とは、すなわち邦訳「屋根の上のヴァイオリン弾き」ということで、演奏曲は件のミュージカルに題材を求めたものになります。大体、このミュージカルのブロードウェイ初演が1964年とされていますから、その同じ年に録音しているわけで、「My Fair Lady」の前例があるとは言え、中々流行に敏感なCAPITOLの姿勢が窺えますな、良きにつけ悪しきにつけ。

題材がミュージカルなんですが、そこはキャノンボール、決してオリジナルらしきアレンジがミエミエの演奏にはなっていません。はっきり言って、毎度おなじみイケイケ路線で行きたくてしようがないといった趣きを感じさせてくれる好演です。つまりは抑えようとしても抑えきれない血が騒ぐんですね、この方は。

何でも、この録音前にはフィラデルフィアへツアーに出ており、ツアー中に幾らかリハーサルしたのみでこの録音に臨んだといいますから、そんな極端に原曲のアレンジなんぞを尊重した演奏ができるはずもありません。と言うか、そうでなくて良かったんじゃないすかね、結果としては。

1964年にテナー・サックスがユゼフ・ラティーフからチャールズ・ロイドに交代しましたので、例のアジアン・フレーヴァー(抹香くさいともいいます)は姿を消し、モダン調に変化した時期に相当します。このアルバムでもロイドのフルートがフューチュアされていますが、ちょいと吹きだしそうな印象を覚えるのは私だけでしょうか…。おもろいでっせ。

しかし、ジョー・ザヴィヌルは相変わらず好調なようで、欧州人とは思えないファンクさを現していますし、ベースのサム・ジョーンズも図太い音でビンビン迫ります。

キャノンボールなんですが、渾名というか通称というか芸名なのは、よくご存知でしょうが、本名は「ジュリアン」ですから笑わせますね。しかしあの巨体に「ジュリアン」が似合わないのは当ったり前で、芸名にしといてよかったね。

ジャズに興味をもちだした頃に、何処かの雑誌でこんな文章を目にしました。「ブルーノートのキャノンボールのサムシンエルスのマイルスのオータム・リーブスは傑作だ」、普通の人が普通の知識でこんな文章を初見で理解できるわけがない。「青い冊子の砲弾の何かのマイルス…」にしかならんよね。
とまあ、いろいろ話題に事欠かないキャノンボールではありました。


●中古ジャズレコードをお探しの方は、こちらもご覧ください。
『GOODチョイス!通販』 http://www.blue-p.co.jp/shop/59.html

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.
BLUEのと
BLUEのと
女性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

検索 検索
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事