のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

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2007年08月

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ナット・キング・コール(NAT KING COLE)の「アンフォーゲッタブル」(UNFORGETTABLE)です。CAPITOLのオリジナル10インチ盤になります。レコード番号はH357。

盤にはややスレとキズが認められますが、それほど目立たない程度で、音質的には然程影響ないと思います。ジャケットにはほんの少しスレがあり、天は小口から6cmほど割れています。底にも少しヌケがあります。しかし50年以上前のレコードとしてはまずまず良好な状態でしょう。

このレコードは1952年の録音で、彼の有名曲を収録した決定盤の一つです。バックはネルソン・リドル・オーケストラで、極めて丁寧に歌うコールが秀逸です。正に美しい歌唱の見本とも言うべき内容で、生粋のジャズとは言えないかもしれませんが、コールの偉大さを再認識できる好盤です。こういう歌唱に触れることは、蓋し快感ではないでしょうか。

収録曲は、「Unforgettable」、「Portrait Of Jenny」、「What'll I Do」、「Lost April」、「Too Young」、「Mona Lisa」、「For Sentimental Reasons」、「Red Sジャッキー・グリースン LOVER'S RHAPSODY 10インチails In The Sunset」の8曲で、どれもどこかで耳にした名唱と言えます。

今でも街角やテレビのCMで、彼の歌う曲を頻繁に耳にします。彼の名を知らなかったとしても、どこかで耳にして既に彼の歌声は、あなたの記憶に無意識のうちに刻まれているのではないでしょうか。
1950年の初頭は、彼がソロ活動を開始した時期で、その1950年には娘のナタリー・コールが生まれています。この頃は公私共に気力の充実した時期だったことが窺えます。

「ガラガラ声を出すために喫煙している」と言い、相当のヘビースモーカーだったコールは、健康を害して1964年に引退しましたが、その翌年にカリフォルニアはサンタモニカで48歳の生涯を閉じます。いかにも早すぎる死ではありました。

日本でナット・キング・コールのアルバムを入手するのは簡単で、ベスト盤などのCDが多数リリースされています。しかしご興味のある方には、やはりオリジナルLPをお薦めします。リマスタリングとかいう巧妙な謳い文句では表現し得ない何かが、ここにはありそうです。


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デューク・エリントン(DUKE ELLINGTON)とビリー・ストレイホーン(BILLY STRAYHORN)による「グレイト・タイムズ!」(GREAT TIMES!)です。RIVERSIDE原盤のOJCによる復刻盤になります。レコード番号はOJC−108(RLP−475)。

盤には殆んどスレやキズはなく、ほぼ良好な状態かと思います。問題なく再生できます。オリジナルではなく復刻版でのご提供ですから古ぼけてはいません。ジャケットも目立つヤレはなく、中古盤としては「中の上」くらいかと思います。もちろん割れや抜けはありません。

パーソネルは、曲によって異なりますが、ピアノにデューク・エリントン、ピアノとチェレスタにビリー・ストレイホーン、チェロにオスカー・ぺティフォード、ベースにウェンデル・マーシャルとロイド・トロットマンとジョー・シュルマン、ドラムスにジョー・ジョーンズとなっています。サブ・タイトルに「PIANO DUETS」とありますが、実際はモノホンのデュエットではなくてその他にもメンバーは居たのでした。

収録曲は、A面に「Cottontail」、「C Jam Blues」、「Flamingo」、「Bang-Up Blues」、「Tonk」、「Johnny Come Lately」の6曲、B面に「In A Blue Summer Garden」、「Great Times」、「Perdido」、「Take The 'A' Train」、「Oscalypso」、「Blues For Blanton」の6曲、計12曲です。このうち8曲がエリントンとストレイホーンのピアノにウェンデル・マーシャルかジョー・シュルマンのベースが加わったものです。

このレコードは1950年の9月、10月、11月の3回に分けて録音されたもので、というわけでパーソネルに若干の変動があります。最初の8曲(ピアノ・デュエット+ベース)に関して元々の録音は、デュークの息子であるマーサー・エリントンとレナード・フェザーが行って、マーサー名義の10インチ盤として限定数リリースされたもののようです。後の4曲にオスカー・ぺティフォードとジョー・ジョーンズが加わっています。

というわけで、RIVERSIDEでのリリースはそれらの全容を明らかにしたもので、それだけで価値があると言えますね。おまけに録音を保管していたAPEXスタジオの火事により、このリリースにはかなりの苦労が伴ったようで、現在これらの演奏を聴けるのは正にオーリン・キープニューズに負うところ大であり、ジャズファンは等しく彼に感謝せねばなりません。ちょっと大袈裟ですか…。

ビリー・ストレイホーンは、永らくエリントン楽団での作曲やアレンジに携わった俊才でして、かの「Take The 'A' Train」は彼の作曲です。エリントン楽団のテーマ・ソングとさえ言えるこの曲をしてエリントンの作だと勘違いしている人が結構多いそうですが、違いました。この1曲だけでも、ビリー・ストレイホーンは歴史に名を残す存在だったかもしれません。蓋し名曲でした。

さて演奏ですが、そういう立場にいたストレイホーンとエリントンですから、お互いによく分かり合い知り合った仲であることは言うまでもなく、デュエットしているどっちがどっちかは判断しにくい感じです。そこで、少なからず参考になりそうなのが後年に吹き込まれたジョン・コルトレーンとエリントンとのアルバムじゃないかと思います。自分のバンドでの演奏とは異なり、こういうときにエリントンは案外にゴツゴツしたピアノを奏するようですね。このアルバムでもゴワンゴワンとやってるのがエリントンで、それに比して少し洗練された響きを表しているのがストレイホーンだと理解して間違いないでしょう。

とは言え、一つのピアノを4本の手で演奏している響きには違いありませんので、聴いててある種爽快です。「ああ、そうかい…」じゃなくて、ジャズファンなら聴いておいて損はありません。グイグイ迫る迫力たるや普通ではなく、名手同士のシナジー効果と放言しておきましょう。

後半の4曲が、またもや面白い出来で、ストレイホーンがチェレスタを奏している曲があります。オスカー・ぺティフォードのチェロも中々に笑かしてくれますし、こういう録音を残しておいてくれた誰かさんに感謝ですね。B面5曲目なんかは「Oscalypso」というわけの分からない曲名なんですが、どうやらぺティフォードの名前とカリプソを引っ付けた造語のようです。存外に可笑しなオッサンだったのかもしれません、ぺティフォードは。

チェレスタはチェレステとかセレスタとかセレステとかも呼ぶようで、裏面の英単語をそのまま読めば「セレステ」か「チェレステ」になります。そういえば、その昔「セレステ」というクルマがありましたね。正式には「ランサー・セレステ」でしたけど、余りにアホらしいネーミングに当時は大笑いしたものでした。三菱サターン・エンジンにツインキャブで、スタイリングはハッチバック・クーペで、ボーイズ・レーサー気分のクルマ小僧には幾らかの人気があったようですが、あっという間にディスコンになりました。

閑話休題。収録曲には名曲ぞろいで、若干のノイズが乗っていそうな曲もあるものの、レコードを聴く気にさせる数少ないケースでもあります。オマケに50年以上も前の演奏とは思えないほどモダンな展開も聴かせてくれますから、やっぱりエリントンやストレイホーンは只者ではありません。「Take The 'A' Train」を聴いてみてください。この新鮮さは凡百のアレンジでは到達し得ない出来です。ぺティフォードも含めて、改めて驚いておきましょう。

一部のファンからは唾棄すべき存在にも成りかねないOJC盤をわざわざご紹介したのは、そういうわけです。このレコードのオリジナルを求めるのは至難に違いなく、であるならば、少なくともCDよりはマシなOJC盤で聴いてみられるのはいかがでしょうか?


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五山の送り火

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8月16日午後8時、大文字山の「大」に点火を機に「妙」「法」「船形」「左大文字」「鳥居形」と相次いで点火されました。精霊送りの意味を持つ盆の行事だけに、単に美しい彩りというより心にしみる炎でした。

今年はNHKスペシャルで「多元」「生中継」されていたので、さまざまに表情を変える送り火を同時体験することができました。この番組はご覧になった方も多いのではないでしょうか。

画像は、頑固オヤジがリビングのベランダから見える大文字山の「大」を撮影したものです。三脚を立てレンズを替えながら撮影時間30分・撮影枚数60枚。
窓を全開して撮影している頑固オヤジのそばで、「虫が・・・虫が・・・はいってくる。」と虫嫌いの娘が心配していました。(^^ゞ

大谷祖廟での万灯会、五山の送り火、地蔵盆・・・
京都の夏行事は時間に追われて生活をしている私達に、ふと『ご縁』について考えるひとときを与えてくれます。
「おかげさまで家族皆元気に暮らしております。」

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マッキントッシュ(McINTOSH)のプリアンプ、「C−26」です。

かなりの年代ものになりますので、それなりのスレキズがあるようですが、完動の中古品になります。普通に使用される分には全く問題ありません。まあまあ美品の類いかなと思います。PHONEジャック周辺にはご多分にもれず若干の気泡がありますので、ご了承ください。ジャックその他に錆びはありません。

このアンプは、1970年代の前半に米国マッキントッシュ社からリリースされた、トランジスタ式のプリアンプです。すなわちマッキントッシュ社が管球式からトランジスタ式に移行した頃のアンプになります。

入力はPHONO−1、PHONO−2、TUNER、AUX、TAPE−1、TAPE−2の6系統で、出力はTAPE−1、TAPE−2、MAIN(2系統)、CENTERの計5系統になります。MCカートリッジ用のヘッドアンプやトランスは装備しておりません。

正面パネルのツマミ等配置は、上部左からインプット・セレクター、モード・セレクター、パワー・スイッチ付きボリュームです。下部は左から、テープ・モニター1、2、ロー・フィルター、ハイ・フィルター、スピーカー・セレクター(2系統)のプッシュ・スイッチで、その後は、可変ラウドネス、バランス、バス、トレブルのトーン・コントロールが続きます。

説明の要もないほど有名なプリ・アンプではありますが、少しだけ補足します。マッキントッシュ社としてはトランジスタに移行して間なしの頃のアンプですから、管球式の音色を少なからず意識したアンプかと思います。しかし、その後にリリースされた「C−28」よりも聴感上のSNは優れているようです。私は両方とも使いましたので間違いありません。ということは、管球式のパワー・アンプにも中々の相性を見せ、さらにノイズは気になりませんので、非常に使い易いアンプではないでしょうか。

また、マッキントッシュ伝統の可変型ラウドネスは非常に使い勝手がよく、単純に高音と低音を強調するのではなく、相対的にコントロールしている仕組みが面白いですね。

サイズは、カタログによりますと、W×H×D=406×138×331(mm)で、重量は8.2kgです。元箱や保証書はありませんが、英文の取説コピーをお付けします。使い方をご理解いただける方にお譲りいたします。このアンプ本体以外には、その他の付属品はありません。

というようなわけで結構古い製品ですので、申しわけありませんがノークレーム、ノーリターンでお願いします。 

※この商品は、オークション初回で即完売!いたしましたので、ご容赦願います。
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「頑固オヤジ」のオークションはこちらです。
http://openuser9.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/kkt1022?alocale=0jp&mode=2&apg=1
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▼▼▼ 落札者様よりいただいた 嬉しい 評価 ▼▼▼
「流れるような取引と信頼できる出品者。感謝です。A+++++++」
 

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ポール・デスモンド(PAUL DESMOND)の「デスモンド・カルテット・ライヴ」(THE PAUL DESMOND QUARTET LIVE)、2枚組です。HORIZONのオリジナル盤になります。レコード番号は、SP−850、HORIZON10です。

盤には殆んどスレやキズもなく、新品同様に近い水準です。再生に影響するダメージはありません。経過年月から若干のプチパチはあるかもしれません。ジャケットは、ややスレが見受けられますが、大体は良好な状態を保っています。割れやヌケはありません。総じて普通の中古盤程度かと思います。2枚組ですから、見開きジャケットです。

パーソネルは、アルトサックスにポール・デスモンド、ベースにドン・トンプソン、ギターにエド・ビッカート、ドラムスにジェリー・フラーとなっており、ピアノレス・カルテット編成になります。

このレコードは、1975年の10月、11月にカナダ、トロントの「バーボン・ストリート」でベーシストのドン・トンプソンによって録音されたものとのクレジットが中面にあります。ベーシストなのに録音にも長けていたんでしょうか? 演奏中にどうやって録音したのか、できれば様子を拝見したかったものです。

収録曲は、1面に「Wendy」、「Wave」、2面に「Things What They Used To Be」、「Nancy」、3面に「Manha De Carnival」、「Here's That Rainy Day」、4面に「My Funny Valentine」、「Take Five」の計8曲になります。LP片面に2曲ずつですから、それぞれが結構長めの演奏になっています。

ピアノレスでの演奏で、ピアノの代わりにギターを入れているのが中々ハマッています。ご存知のデスモンド・トーンですからギターと妙にマッチします。このアルバムでは類似頭髪型友達で仲良しのジム・ホールではなくてエド・ビッカートがギターを担当していますが、邪魔にならず、これはこれでいい感じだと思います。

余談ですが、確か1970年代後半にジム・ホールが来日したときに、ベースはこのドン・トンプソンだったように記憶します。ジム・ホールのホライゾン・アルバムにも参加していますから、きっとそうでしょう。

閑話休題。こういったメンバーでしかも「バーボン通り」とかいう、飲ませる店(居酒屋じゃないのか?)での演奏ですから、バリバリ・ゴリゴリに過激な演奏には成り得ません。ほろ酔い加減で聴いていて実に快適をもたらすニンマリ演奏です。中年以降のオッサンにとっては癒し系の最たるものですな。誉めてるんですよ。

数曲はこれまたお馴染みのボサノバを入れており、その系統が好きな御仁には堪りませんね。恥ずかしながら私もその系統が好きなのでした。「Manha De Carnival」は邦題「黒いオルフェ」あるいは「カーニバルの朝」として有名な曲で、通常のテンポより若干遅めのアレンジが夜の居酒屋にはピッタリですね。

最後に「Take Five」を持ってくるのがファンには泣かせますね。アジアン・フレーズを取り混ぜる例のスタイルによっています。何故にこのスタイルをデスモンドが好んだのかは不明ですが、ちょっと好みが分かれるところかもしれません。途中のベースソロも、このアレンジを意識したレロレロ奏法です。悪くはないんですけど、やや軟弱かな…。

熱血バリバリのジャズファンからは好ましく思われない演奏なんでしょうが、こういうジャズも止められません。オマケにワン・アンド・オンリーなデスモンド・トーンを堪能できますから、デスモンド・ファンにはブルーベック・カルテットでの演奏より聴きどころ満載です。取り敢えず、デスモンドの演奏に耳を傾けるべきアルバムで、コテコテとは正反対の領域を楽しんでください。単なる軟弱プレイヤーの枠では括りきれない独特の音色はいかがでしょうか。

ジャケットの写真ですが、表面にはデスモンドのアップが写っています。よく見れば胸ポケットが二つあるボタンダウンシャツにウール製と思しきストライプのネクタイ、ドクロマークのように見えるサスペンダー、腕には丸金の腕時計、お馴染みの黒ぶちメガネ、上等そうなケースに左手を置いて、右手の指には残り少ないタバコが挟んでいます。

この直後、アッチッチとなったかどうかは定かではありません。表情を田舎くさくすれば、関西CMソングの重鎮「キダ・タロー」に見えなくもないのですが、このショットは中々イカシタおっちゃんじゃないでしょうか。それにひきかえ、裏面の写真はいただけません。表面と同じく微笑んではいるのですが、変にニヤケてて気持ちが悪い。

既にCDでも再発されたようですが、ジャケットの有難さや音質からはオリジナルに勝るものはありません。CDはデザインも少し変わっているようですね。また何とCDでの最終曲は「Take Five」ではないのです。未収録曲を加えることの功罪が如実に現れた好例でしょう。オリジナルの意図はどこへやら…。


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