のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

アーティスト名/サ行

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ジャコ・パストリアス(JACO PASTORIUS)の「インヴィテイション」(INVITTATION)です。ワーナー・ブラザーズのオリジナル盤になります。

主なパーソネルは、ベースにジャコ・パストリアス、トランペットにランディ・ブレッカー、テナーサックスにボブ・ミンツァー、ドラムスにピーター・アースキン、スティール・ドラムにオセロ・モリノーなどとなっており、要するに「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」の面々です。スペシャル・ゲストとしては、ハーモニカのトゥーツ・シールマンズが参加しています。

このレコードは1983年にリリースされたもので、1982年の「ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンド」の日本公演(オーレックス・ジャズ・フェスティバル)を編集した内容になり、録音場所は東京武道館、横浜スタジアム、大阪フェスティバルホールの3箇所です。元々、「TWINS」という日本制作盤があり、それのダイジェスト版としてワーナーからリリースされたものです。ジャコがウェザー・リポートを退団した直後のものになり、正にジャコが最も好調だった時期のライブ盤になります。

実は私は、この日本公演のうち、横浜スタジアムにおけるライブを聴きに行きました。9月の初頭、まだまだ残暑の厳しい折りに、ジャコらの演奏は暑さを忘れるほど素晴らしかったと記憶しています。収録曲のどれが横浜スタジアムでのものかはよく分かりませんが、好調時の演奏ですから、どれも中々の熱演かと思います。

この公演の2年後だったかにジャコは、ギル・エバンス・オーケストラのゲストとして来日しました。私はそれもよみうりランドだったかへ聴きに行きましたが、そのときのジャコは、既に若干おかしな行動を取るようになっており、その姿を見て、また演奏にもややチグハグな面を感じて悲しく思ったものでした。

そしてそれから3年後の1987年に、ジャコ・パストリアスの訃報に接することになります。死の直前の1986年にはビレリ・ラグレーンとのグループで、かなりの熱演を披露してくれましたが、ジャコが最も乗っていた時期は、メンバーやグループの構成、トータルサウンドの在り方から見てもこの1982年頃だと思います。絶好調時のライブ盤はいかがでしょうか。


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ジョー・アレキサンダー(JOE ALEXANDER)の「ブルー・ジュビリー」(BLUE JUBILEE)です。JAZZLANDのオリジナル盤、モノラル仕様になります。レコード番号は、JLP−23。

盤には、若干のスレがありますが、目立つキズはなく快適に再生できます。ジャケットには、ややスレとヤケと当たりが認められますが、取り立てて目立つものではありません。ヌケや割れもないのですが、エッジの剥れがあります。

パーソネルは、テナー・サックスにジョー・アレキサンダー、フリューゲル・ホーンにジョン・ハント、ピアノにボビー・ティモンズ、ベースにサム・ジョーンズ、ドラムスにアルバート・ヒースという面々で、何だかボビー・ティモンズ・トリオにサックスとペットを加えたと言った方が分かりやすいですかね。

このレコードは、1960年の6月に録音されたもので、おそらくはジョー・アレキサンダー唯一のリーダー・アルバムです。悲しいかな、「ジャズ人名辞典」を見ても、ジョー・アレキサンダーもジョン・ハントも載っていません。ホーン奏者がリズムセクションよりも知名度の低い特異なアルバムかもしれません。ジョン・ハントはレイ・チャールズのレコードに参加したことがあるそうな…。

リズムセクションがティモンズ以下のトリオですから、印象は真っ黒けで間違いありません。真っ黒けのハード・バップを堪能できる好盤かと思います。
収録曲は、A面に「Blue Jubilee」、「Brown's Town」、「I'll Close My Eyes」の3曲、B面に「Terri's Blues」、「Weird Beard」の2曲、計5曲です。A面最後の「I'll Close My Eyes」がスローテンポでバッチリ聴かせます。B面冒頭の、サム・ジョーンズ1発目の音が中々に凄い音で、その後の進行にワクワクするものがあります。

裏ジャケットには写真があり、ジョーは如何にも生真面目そうな感じで、服装もバッチリ、ラウンド・カラーに細身のネクタイ、3ボタンスーツにチーフまで携えて、この録音に賭ける意気込みが写真からも窺えます。プレイも同様に真面目なハード・バップそのもので、安心して聴いていられます。アルト奏者である、キャノンボールやマクリーンの影響を感じないではありません。まあゴキゲンにスィングしています。

ジョン・ハントはジョーに比べると些かカジュアルな出で立ちで、半袖のB.D.シャツにキャップを被り、腕時計と吸いかけのタバコが中々に粋ですな。ハントはフリューゲル・ホーンながら溌剌としたノートで、結構ハマリます。ジョーともども何故に無名なのかは不思議なところです。

ピアノとベースはあまりにも有名で、水準以上の演奏を聴かせてくれます。実は、私はブレイキー・バンドでの演奏も含めて、ボビー・ティモンズが好きなのでした。ドラムスは、ヒース3兄弟の末弟であるアルバートなんですが、後年の「Steeple Chase」に聴かれるペタペタ・パタパタのサウンドではなく、割り合いに切れ味のある音で聴こえますから、失望はさせません。これもイイ感じです。蛇足ですが、モノラル・カートリッジでお聴きになることをお薦めしておきます。


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ジョージ・ベンソン(GEORGE BENSON)とジョー・ファレル(JOE FARRELL)の「ベンソン・アンド・ファレル」(BENSON & FARRELL)です。CTIのオリジナル盤になります。

盤には輸入盤特有のスレがほんの少し見受けられますが、総じて程度は非常によく、快適な再生が可能です。ジャケットにもよく見ると僅かなスレがありますが、底抜けや割れやシミなどのダメージは全くといっていいほどなく、大変良好な程度です。国内再発盤に多く見られたペラペラ・ジャケットではなく、立派過ぎる見開きジャケットです。

主なパーソネルは、ギターにジョージ・ベンソン、フルート、サックスにジョー・ファレル、ピアノにドン・グロルニック、ベースにウィル・リー、ドラムスにアンディ・ニューマークなどで、1曲にはエリック・ゲイルも参加しています。

このレコードは、1976年に録音されたもので、ベンソンにとってはヒット作である「ブリージン」とほぼ同時期の作品になりますが、アレンジの妙でフュージョンリズムをバックにしながらもジャズしてる好盤かと思います。アレンジは全曲、未だ無名(?)のデビッド・マシューズが担当しています。

ギターとフルートやサックスの配置が絶妙で、ワル乗りの一歩手前が好ましい感じです。アルバム・タイトルが「ベンソン&ヘッジズ」をもじったものであるのは、ジャケット・デザインからして一目瞭然でしょう。あまりにアホらしいデザインですが、これも時代の為せる業かもしれません。この頃は未だ「オヤジ・ギャグ」という言葉のなかった頃ですな。

ジョー・ファレルと言えば、初期リターン・トゥ・フォーエバーに参加し、その後も結構チック・コリアとの共演が多いリード奏者ですが、彼の神髄はRTFではなくて、CTIに録音した「アウトバック」や「ムーン・ジャームス」辺りではないでしょうか。このレコードでは、フルートでの演奏がメインになっていますが、ギターとのコラボは爽快です。

今やCDでも入手困難なLPをオリジナルでいかがでしょうか? ちなみに、録音やミキシングは、あのルディ・ヴァン・ゲルダーで、「VAN GELDER」の刻印付きです。 


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ズート・シムズ(ZOOT SIMS)の「パッション・フラワー」(PASSION FLOWER)です。PABLO TODAYのオリジナル盤になります。レコード番号は2312−120。

盤にはややスレが見受けられますが、音には影響ありません。快適な再生が可能です。
ジャケットにはリングウェアが認められ、中の下くらいの程度かと思います。美品を希望される方には向いていないかもしれません。底抜けや割れはありません。

パーソネルは、
テナー・サックスにズート・シムズ、プラス・ジョンソン、バディ・コレット。
アルト・サックスにマーシャル・ロイヤル、フランク・ウェス。
トランペットにボビー・ブライアント、アル・アーロンズ、オスカー・ブラッシャー、アール・ガードナー。
トロンボーンにJ.J.ジョンソン、ブリット・ウッドマン、グローバー・ミッチェル、ベニー・パウエル。
ピアノにジミー・ロウルズ、ベースにジョン・ハード、アンディ・シンプキンス、マイケル・ムーア。
ドラムスにシェリー・マン、ジョン・クレイ、グラディ・テイトとなっています。
さらに、アレンジと指揮をベニー・カーターが担当しています。

このレコードは1979年の8月、12月などに録音され1980年にリリースされたもので、リーダーにズート・シムズを据え、ビッグ・バンド風のバックを設えたグループによる演奏です。

時期的にはズートが好調だった頃に当たり、数多あるPABLOのリリース中でも異色の存在と言えます。パーソネル自体も興味深い人選ですが、ベニー・カーターのアレンジには一日の長が感じられ、リラックスした中にも聴き応えのある演奏を楽しめます。ジミー・ロウルズのピアノが中々のアクセントを示しており、単なるベテランの再会セッションと断ずるのは早計に過ぎます。


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ソニー・スティット(SONNY STITT)の「ソニー・スティット・プレイズ」(SONNY STITT PLAYS)、ROOSTのオリジナル盤になります。もちろんモノラルです。レコード番号は、LP2208。

盤には結構なスレキズが見受けられますが、モノラル・カートリッジで聴く分にはそれほど気にはなりません。何せ古いものですから、それなりのプチパチはあります。しかし音自体は粒立ちがよく、溌剌なアルトが楽しめます(と思います)。正に50年前の録音なんですが、ピアノもギターも立派に鮮明な再生が可能です。

余談ながら、ROOSTはこの数年後にROULETTEに買収されて、後年は例の目の回りそうなルーレット・レーベルになってしまいますが、このオリジナルでは嬉しい青レーベルです。こっちの方がやっぱり落ち着きますね。

ジャケットは、残念ながら天がほとんど割れており、若干のヤケとスレも見受けられます。遠目には普通に見える程度とご理解ください。また、敢えて割れの補修はしませんので、ご購入者様のご判断で補修していただければ幸いです。

パーソネルは、アルト・サックスにソニー・スティット、ピアノにハンク・ジョーンズ、ギターにフレディ・グリーン、ベースにウェンデル・マーシャル、ドラムスにシャドウ・ウィルソンというメンバーで、フレディ・グリーンはA面のみに参加しています。

このレコードは1956年の9月に録音されたもので、ROOSTでは、あの有名な「From The Pen Of Quincy Jones」の次にリリースされました。この後が「With The New Yorkers」になりますが、メンバーは本アルバムとほとんど一緒で、フレディ・グリーンが入っている分、こっちの方がエラそうです。

収録曲は、A面に「There'll Never Be Another You」、「The Nearness Of You」、「Biscuit Mix」、「Yesterdays」の4曲、B面に「Afterwards」、「If I Should Lose You」、「Blues For Bobby」、「My Melancholy Baby」の4曲、計8曲になります。このうちあまり聞いたことのない3曲「Biscuit Mix」、「Afterwards」、「Blues For Bobby」がスティットのオリジナルになります。「Blues For Bobby」のボビーって誰か気になるところですが、案外ボビー・ティモンズかなと思います。この翌年の「Personal Appearance」で珍しくもボビー・ティモンズと共演してますからね。

このレコードは1956年の9月に録音されたもので、ROOSTでは、あの有名な「From The Pen Of Quincy Jones」の次にリリースされました。この後が「With The New Yorkers」になりますが、メンバーは本アルバムとほとんど一緒で、フレディ・グリーンが入っている分、こっちの方がエラそうです。

ソニー・スティットといえば、若い頃にあまりにもパーカーに似ていると言われて拗ねたのか、パーカーが亡くなるまでテナーを吹いていた、いわゆる「スティット、暫くアルトを止めてテナーにする事件」で有名ですが、このアルバムはパーカーの死後に吹き込まれていますので、「俺っち、やっぱりアルトだもんね」とでも言うがごとく、屈託なしのブリブリ・プレイが聴けます。「Pen Of Quincy」のプレイどころではありません。拘束なしのワン・ホーンが大変よく似合う名手なのでした。

恥ずかしながら、私は学生の頃からスティットのファンでして、最初に聴いたレコードはATLANTICの「Stitt Plays Bird」だったと記憶します。一時期はスティットのコンプリートを目指すという暴挙にも出ましたが、あまりの多さに呆れたのと、スティットはもしかしたらマンネリかもしれないという邪念に捕われて諦めました。

大体、生涯を通じて劇的な変化をしなかったスティットですから、「何を聴いても同じだよーん」という人も居られるのですが、実は偉大なるマンネリをちょいと超えたところに彼は居たんだろうと私は思います。80年代に来日したときは是非聴きに行きたかったのですが、こき使われる会社に勤めていたもので機会を逃してしまい、そのままスティットは死んでしまいました。当時は結構後悔したものです。

パーソネルを眺めていると、ハンク・ジョーンズ以外はすべて故人になってます。と言うか、ハンク・ジョーンズってまだ生存しているのです。1918年生まれだそうですから来年は90歳です。去年だったかに来日して演奏していたと言いますから、恐るべき生命力ですな。二人の弟も既に故人だというのに…。

この録音の数年後にはフリーになってスタジオ・ミュージシャンの嚆矢みたいになり、70年代中盤まで隠れて活動していたのが、結局は長生きの秘訣だったのかもしれません。このアルバムの録音時に、既に「おら、フリーでのんびりやるだ」と思っていたかどうかは不明です。ここでは最早端正ながら力感を感じさせるプレイで、出来上がっているタッチを聴かせています。

A面にフレディ・グリーンが参加しているのがこのアルバムの一つのキモではあります。生涯リズムしか刻まなかった彼ですが、彼の居ないC.B.が気の抜けたビールみたいになるのと同様、彼が入ると自然にスイングするから不思議です。A面を通じて鮮明に聴こえますから、グリーンのファンにも儲けものの1枚に違いありません。

ベーシストのウェンデル・マーシャルは、知らなかったんですがジミー・ブラントンの従兄弟で、かのブラントンから手ほどきを受けたそうです。50年代にエリントン楽団で有名でしたから、やはりここでも目立ちませんが、それなりのプレイを聴かせてくれます。ブラントンが夭折したのに比べて、彼は2002年まで生きながらえました。

ドラムスのシャドウ・ウィルソンは、何だか影武者みたいな名前ですが、この後、モンクやコルトレーンとファイヴ・スポットに出演して話題を呼んでいます。で、その後あっけなく死んでしまいました。生きていたらどうなっていたか、それは誰にも分かりません。

パーカー・トーンも垣間見え、溌剌プレイが身上のスティットですが、パーカーのような破滅型ではなかったが故に聴いていてどことなく安心感があり、癒しの面も感じさせてくれるから、やっぱり止められませんねえ。もう一度コンプリートを目指しましょうか…。

ところで、ジャケットの写真ですが、紫煙のたゆたう中にスティットが横アングルで写っています。見ようによってはネアンデルタール人にも見えないことはなく、このくらい強そうな顎でないとサックスを自由自在に吹きこなせないのかなと思わないではいられません。名アングルの1枚です。

スティットが好きなもので、長々と綴りましたが、持ってて損はない1枚です。ホントは手元に置いておきたかった1枚なのでした。このビッグ・ネームをオリジナル盤でいかがでしょうか?


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