のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

アーティスト名/サ行

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ジェリー・マリガン(GERRY MULLIGAN)の「プレゼンティング・ザ・ジェリー・マリガン・セクステット」(PRESENTING THE GERRY MULLIGAN SEXTET)です。EmArcyのオリジナル盤、当然ながらモノラルになります。

盤にはややスレが認められますが、概ね良好です。古い盤特有のプチパチがあるものの、モノラル・カートリッジで再生した限りではそんなに気になるものではありません。ジャケットには右下の角当たり(少しだけテープ補修あり)と若干のスレおよびヤケがあります。大体は中くらいの程度かと思われます。

パーソネルは、バリトン・サックスにジェリー・マリガン、テナー・サックスにズート・シムズ、トランペットにジョン・アードレー、トロンボーンにボブ・ブルックマイヤー、ベースにペック・モリソン、ドラムスにデイヴ・ベイリーという、お馴染みの(?)ピアノレスによるセクステット編成です。

このレコードは1955年に録音、リリースされたもので、アメリカでの評価は日本よりも高いような感じです。チェット・ベイカーとのピアノレス・グループを解散した後、ニューヨークに進出した頃の録音になります。

というわけで、生粋のウェストによるメンバーだけではなく、白人が4人、黒人が2人という構成で、ベースとドラムスが黒人です。管が4本で、これが白人、リズム2名が黒人なのでした。

結果はどうだったかというと、リズムがやっぱり強靭で、軽めに上滑りすることなく骨格の太いプレイになりました。特にペック・モリソンのベースが印象に残ります。裏ジャケットで斜めを見据えながらベースを持つモリソンが写っていますが、こいつはどう見ても在りし日の三宅義信(オリンピックの重量挙げチャンピオン)ではないでしょうか。中々に笑かしてくれます。

このアルバムに対する世間の評価は知りませんが、楽しめる盤であることに間違いはありません。何故に廃盤扱いになっているのかが分からない、不思議アルバムの一つでしょう。
何処かの中古レコードショップで、15,000円を超す価格が付けられていましたが、そのくらいの評価が正しいのかもしれません。アメリカでも80ドルから150ドルという相場のようです。


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ズート・シムズ(ZOOT SIMS)の「ソプラノ・サックス」(SOPRANO SAX)です。PABLO RCAのオリジナル盤、デモ用の非売品商品です。レコード番号は2310−770。

デモ用で、何かに使用された形跡はありませんので、盤は全くの新品同様です。もちろん快適な再生が可能です。

ジャケットにも表面にはスレ傷もありませんが、エッジが擦れています。背も擦れていますのでタイトルが判別しにくくなっています。ヌケや割れはありません。全体的には中くらいかなというところです。
画像をご参照ください。

パーソネルは、ソプラノ・サックスにズート・シムズ、ピアノにレイ・ブライアント、ベースにジョージ・ムラーツ、ドラムスにグラディ・テイトとなっています。

このレコードは1976年1月にNYのRCAスタジオで録音されたもので、ズートがかなり快調だった頃の収録です。

収録曲は、A面に「Someday Sweetheart」、「Moonlight In Vermont」、「Wrap Your Troubles In Dreams」、「Bloos For Louise」の4曲、B面に「Willow Weep For Me」、「Wrap Up」、「A Ghost Of A Chance With You」、「Baubles, Bangles And Beads」の4曲、計8曲になります。

ズートのPABLOにおける一連の作品中でも、このアルバムは発表当時に好評をもって迎えられた逸品で、LPですと今となっては中々市場でお目に掛からないレア品かもしれません。

大体、本人にはソプラノを吹くつもりはなかったようですが、試しに吹いてみたら、とっても具合がよかったということで、晩年のズートには欠くべからざる楽器になりました。元々試すはずはフルートだったという逸話も有名ではあります。

ジャズでソプラノサックスといえば、かなり古くはシドニー・ベシェ、ちょいと古くはジョン・コルトレーン、最近ではウェイン・ショーターなどが有名ですが、ズートのソプラノは、そのどれとも違う暖かみを感じさせてくれる名演でした。基本的にアメリカの田舎のおっさん風であるズートが吹くんですから、アバンギャルドには成り得ない素朴さがあります。

ズートの容貌はご存知でしょうが、どう見ても田舎もん以外には見えません。昔、ズートによく似た神父を知っていましたが、非常に熱烈なカトリック信者でその言動に些か辟易したこともあったんですが、何だかそれと似たような信念をズートから感じてしまいます。こういう風貌のおっさんに悪人はいないというようなものです。


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サラ・ヴォーン(SARAH VAUGHAN)の「ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン」(HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON ?)です。PABLOのオリジナル盤になります。レコード番号は2310−821。

盤にはややスレが認められますが目立つキズはなく、極めて普通に再生できる程度かと思います。

ジャケットは、エッジにスレ、当たりがあり、中古盤としては「中の下」くらいかもしれません。割れや抜けはありませんが、美品とは言えません。

このレコードは、1978年にハリウッドで録音されたもので、彼女がPABLOに移籍した直後のものだったと記憶します。後期名盤の一つではないでしょうか。たまたまCDも所有していますが、70年代とは言えオリジナルLPの雰囲気はCDのそれを凌駕しているように思います。

彼女はこの数年後に有名な「CRAZY AND MIXED UP」をリリースしており、評論家の間では評価の高いそれですが、案外にこのアルバムの方がオーソドックスに彼女の歌唱を楽しめるように思います。「凄みと楽しみとはちょいと違うよ」という例でしょうか。

パーソネルは、ピアノにオスカー・ピーターソン、ギターにジョー・パス、ベースにレイ・ブラウン、ドラムスにルイ・ベルソン、ボーカルはもちろんサラ・ヴォーンというメンバーで、ノーマン・グランツ好みの名手が配されています。こういった一流どころを揃えた場合、下手すると焦点のボケたような演奏になりがちですが、このメンバーはお互いに気心の知れた間柄なので、リラックスした中にもユルユルにならない、いわゆるいい塩梅の演奏になっています。ジジイとババアの再会セッションみたいな陰口も聞かれそうではありますが、ベテランたちの余裕のある演奏が、飽きさせずに最後まで聴かせてくれます。

PABLOのアルバムには賛否両輪あるところですが、私には安全パイの一つです。大体が安心して聴けるベテランたちの平均点以上のアルバムですから、意外と穴的な存在だと私は解釈しています。

しかし、ジャケット表裏に配される写真はお世辞にもいただけません。PABLOのトレードマークとは言え、あまりにも安易で、尚且つ少なからず怖さを感じさせるリアルさで、余程のこと好きでないと手に取られることは少なかったのではないかと想像される出来ではあります。表面にピンボケ写真を配したことがせめてもの救いでしょうか?(失礼!)

それはさて置き、50歳を過ぎたサラ・ヴォーンが未だ第一級のヴォーカリストだったことを如実に証明するがごときアルバムであることに間違いはなく、快適なひとときを過ごせる名盤かと思います。ピーターソンとブラウンの凄腕はここでも明らかです。

ジャケットに多少ヤレがありますので低価格からスタートしました。一応オリジナル盤の再生を楽しむにはお得かもしれません。


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ザ・スリー・サウンズ(THE THREE SOUNDS)の「ムーズ」(MOODS)です。BLUENOTEのオリジナル盤、ステレオ仕様のようです。レーベルにはNYCとありますので、オリジナルに近い再発のようにも思えます。レコード番号はBST84044。

盤にはややスレが見受けられ、若干のプチパチを伴いますが、年代からは仕方ない程度でしょうか。個人差はありますが、私が試聴した際にはそう気になりませんでした。ブルーノート独特の音質は問題なく再現できます。「RVG STEREO」の刻印入りです。

ジャケットは若干の角当たりとヤケ、スレが認められ、ビニールコートが小口近辺で少し剥れています。立派なビニールコート盤ですから40年以上前の商品としてはましな方かと思います。

パーソネルは、ピアノにジーン・ハリス、ベースにアンドリュー・シンプキンス、ドラムスにビル・ドウディーという、ご存知「スリー・サウンズ」です。このレコードは1960年6月に録音された、スリー・サウンズとしては3枚目のアルバムで(間に1枚「LD+3」がありますので、4枚目とも言えますが…)、デビュー以来のヒットを受けて続けざまにリリースしていた、絶好調時のアルバムです。

スリー・サウンズとしてのデビュー作である「INTRODUCING…」での音の多さに比すと、やや大人向けとも言える落ち着いた内容かと思います。ただ、このアルバムと同日の録音に、4072の「FEELING GOOD」があり、LP2枚分(以上)を1日で録音してしまうところに、グループの実力や好調のほどを窺うか、アルフレッド・ライオンの思い入れを窺うか、あるいは安直に濫発している無定見さを窺うかは皆さんのご判断にお任せします。

何せ5年間で12枚をリリースしたグループですから、このくらいは朝飯前だったのかもしれません…。ジャケット写真の女性は、ご存知のように後のアルフレッド・ライオン夫人となるルース・メイソンその人です。この当時におけるブルーノートのジャケットで、件の如きカラー写真の採用は珍しかったはずで、制作者の思い入れ(下心?)が感じられてタイトル名とともに妙に納得してしまうのは私だけでしょうか。

いずれにせよ、好調時のスリー・サウンズを捕らえた好盤で、所有欲をそそる1枚には間違いありません。


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ジム・ホール(JIM HALL)の「コンチェルト」(CONCIERTO)です。CTIのオリジナル盤になります。
コーティングの施された非常にしっかりした見開きアルバムで、キングによる国内再発盤のペラジャケとは風格が違います。

パーソネルは、ギターにジム・ホール、トランペットにチェット・ベイカー、アルトサックスにポール・デスモンド、ピアノにローランド・ハナ、ベースにロン・カーター、ドラムスにスティーブ・ガッドというメンバーで、新旧取り混ぜた豪華メンバーです(新はガッドだけですが…)。

このレコードは別に説明する必要もないほど有名なもので、1975年にリリースされた、「アランフェス協奏曲」としてはジャズ史上で上位3位には必ずランクインするであろう名盤とされています。件のアランフェスはB面の全面に配してあり、A面には3曲が収録されています。A面1曲目が、これまた有名な「You'd Be So Nice To Come Home To」で、セクステットで演奏されたこれが実はお薦めかもしれません。

アランフェスに関しては、編曲をドン・セベスキーが担当しており、これもセクステットの演奏で、導入部以降は各パートでホールをはじめとしたソロが次々に現れます。やや意図的なところ(すなわち仕掛け)が鼻につきますが、上手にまとめてありますから、楽しめる演奏です。

煩い輩からは、マイルス・デイビスによる「スケッチズ・オブ・スペイン」と比較して、重量感に差があるとか格が違うとか言われがちですが、これはこれで十分エンタメしていますから、私は好きな1枚です。

たまたまCDや再発盤も所有していますが、やはり最も重厚でリアルな音を楽しめるのは、このオリジナル盤に間違いありません。「VAN GELDER」刻印の威力なんでしょうかね。

しかし、ジム・ホールにはポール・デスモンドがよく合います。古くはアート・ファーマーとの共演もベスト・マッチとして持て囃されたものですが、デスモンドやチェット・ベイカーとの相性も最高のようです。

サイドを務めるローランド・ハナやロン・カーターも邪魔をしないで主張するという役どころを心得ていますし、若きスティーブ・ガッドが殆どぶれない演奏で見事なサポートだと思います。クリード・テイラーによる企画力が勝利した好例の1枚でしょう。


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