のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

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ポール・デスモンド(PAUL DESMOND)の「ピュア・デスモンド」(PURE DESMOND)です。CTIのオリジナル盤のようです。と言いますのは、若干盤厚が薄いかなという気がしないでもないので、断言はしないことにします。しかし年代を考えれば、こんなものかと思います。

パーソネルは、アルトサックスにポール・デスモンド、ベースにロン・カーター、ドラムスにコニー・ケイ(!)、ギターにエド・ビッカートというピアノレス・クァルテットです。

このレコードは1974年に録音された、ワン・ホーンによる演奏で、デスモンドの魅力を余すところなく伝えた好盤です。デスモンドは正に唯一無二の音色を持つプレイヤーで、ある書物ではチャーリー・パーカーより偉いという記述がありましたが、ことの是非はさて置き、音色から言えば他に類型を持たな
いという意味ではそうかもしれません。と言うより、その通りだと思います。

デイブ・ブルーベックとの共演が長かったデスモンドで、私もジャズに親しみだした当初は単なる軟弱アルティストの烙印を押して、殆ど無視していたものです。ところが、デスモンドはやはりワン・アンド・オンリーには違いなく、ボサ・ノバ的アルバムを聴いているうちに良さを認識したものです。

ピアノレスというのが、このレコードの場合は肝でして、でしゃばり過ぎないギターとドラムス、また案外に重厚なベースに囲まれたデスモンドの音色を楽しむには正にもってこいでしょう。

白人で、いかにも軟弱そうな音色を特徴としたデスモンドは、硬派ジャズ・ファンにはお呼びでない輩かもしれませんが、ハマルととても良い典型かと私には思えます。

ジャズ史的に革新的な足跡を残したプレイヤーではないものの、70年代、フュージョンが幅を利かせだした時代の、類型フュージョンではない1枚はいかがでしょうか。


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ハービー・マン(HERBIE MANN)の「ライブ・アット・ザ・ウイスキー・ア・ゴー・ゴー」(LIVE AT THE WHISKY A GO GO) です。ATLANTICのオリジナル盤になります。

ジャケットには若干の焼けがありますが、底抜けや割れはなく、結構良好な部類かと思います。

このレコードは1969年にロス・アンゼルスの「ウイスキー・ア・ゴー・ゴー」で収録されたライブ盤です。(余談ですが、「ウイスキー・ア・ゴー・ゴー」は今も健在です)

パーソネルは、フルートにハービー・マン、テナー・サックスにスティーブ・マーカス、ヴァイブにロイ・エアーズ、ギターにソニー・シャーロック、ベースにミロスラフ・ヴィトウス、ドラムスにブルーノ・カーというメンバーです。今から思うと、すごいメンバーを擁していたのだと感心します。フュージョン世代から一世代前の熱い演奏はいかがでしょう。


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ヒューストン・パーソン(HOUSTON PERSON)の「ハーモニー」(HARMONY)です。MERCURYのオリジナル盤で、デモ盤になります。レコード番号はSRM−1−1151。

盤には、スレやキズもなく殆ど新品同様に近いのですが、やや歪があります。ただしトレースは大丈夫な程度です。ジャケットには、スレ(リングウェア)と角に当たりが見受けられます。底抜けや割れはありませんが、極美品ではありません。

このレコードは1977年に録音されたもので、ストリングスやボーカルまで含めたバッキングに乗って、パーソンが朗々と吹き上げている印象の強いアルバムです。いわゆるコテコテの少し手前で踏みとどまり、どちらかと言えばイージー・リスニング・ジャズのはしりの如き雰囲気でしょうか。この模倣者は後に数多出現していますから、図らずも先鞭をつけていたと言えなくもありません。

パーソネルには取るに足らない人たちが多いのですが、中にはジョン・トロペイのギター、ジョン・ファディスのトランペットなどのクレジットも認められます。セプテットくらいの編成にストリングスとボーカルをバックに配した構成です。

ところで、ジャケットの裏面で銀歯をちらつかせて微笑む本人が結構不気味で、尚且つバスルームでサックスを抱く下着姿の女性と流れている青い液体は一体何なのでしょう? コワサと意味不明を表現していますが、演奏は決して不気味ではなくコワクはありませんのでご心配なく。

ヒューストン・パーソンはPRESTIGEからMUSEへとレーベルを移籍するのですが、このアルバムは何故かMERCURYで、この辺りがコテコテ路線とは少々異なった仕上がりになった理由の一つかもしれません。

生涯ソウル・テナー(何ともステロタイプな表現だが)一筋男のイージー・リスニング仕立て、しかしスタンレー・タレンタインよりは泥臭くて、とは言え「鼻歌」感覚のリラックス・ムードで、この程度の演奏は屁でもないという貫禄十分な演奏… といった辺りが当たらずとも遠からずの謳い文句でしょうか。


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ハーブ・エリス(HERB ELLIS)とレイ・ブラウン(RAY BROWN)の「ソフト・シュー」(SOFT SHOE)です。CONCORDのオリジナル盤になります。

このレコードはカリフォルニアのコンコード・レーベル発足直後のもので、レコード番号は「CJ−3」、コンコード3枚目のリリース、1974年の録音になります。

パーソネルはギターにハーブ・エリス、ベースにレイ・ブラウン、トランペットにハリー・スイーツ・エディソン、ピアノにジョージ・デューク(!)、ドラムスにジェイク・ハナというメンバーです。初期のコンコードによく見られる名前ですが、何と言ってもジョージ・デュークの参加が驚きを隠せません。発足直後のレーベルで、もしかしたら失敗しそうな人選じゃなかったかと思うのは私だけでしょうか。

ご存知のように、ジョージ・デュークは1970年代のフュージョン・シーンでの活躍が有名で、スタン・クラークやビリー・コブハムと残したレコードは、恥ずかしながら今でも私の愛聴盤の一つです。1974年当時、未だ20代の若者だったジョージ・デュークが、極めて唐突に錚々たるジャズのベテラン達に混じって演奏したところで、まともな演奏ができるようには到底思えなかったのです。

ところが演奏は中々に見事なもので、一部にエレピを使用していますが、そういった違和感も覚えずに楽しめる出来に仕上がっています。どちらが偉かったのかは分かりませんが、単なる安易な再会セッションにたまたま若造が参加してセッションを下らないものにした、という結果にはなりませんでした。

ジャケット裏のライナー・ノーツには、ジョージ・デュークが、セッションを誘いにきたハーブ・エリスに問い質している一節があり、「ハーブ、知ってるだろうが俺はオスカー・ピーターソンじゃないよ」という問いかけに「勿論、君はジョージ・デュークだ。でもそれがこのセッションに君を必要とする理由だ」と、ハーブ・エリスが答えています。

どうやら、セッションへの参加を求めたのはハーブ・エリスのようで、結果として見事なコラボを実現したんだから、ハーブ・エリスの慧眼がもたらした成果とも言えそうです。その他のメンバーは正にベテランの名手揃いで、普通に演奏していてもそこそこの水準は確保しますから安心して聴いていられます。ハリー・エディソンなんかはやっぱり上手いですな。アルバム・タイトルの記載が「HERB ELLIS & RAY BROWN'S SOFT SHOE」ですから、表層的にはハーブ・エリスとレイ・ブラウンを聴くべきレコードで、録音の傾向もそれに沿ったものではあります。

しかし繰り返しますが、ジョージ・デュークの参加が予想に反して非常に楽しい結果を導いたように私には思えます。誰がこのレコードを聴いてピアニストを言い当てることができるでしょうか。根っこにジャズがあるだろうことは頭の中では理解できますが、ここまで普通に演奏されると、やっぱり某かのルーツというのは大したもんですな。


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ベヴァリー・ケニー(BEVERLY KENNEY)の「シングズ・ウィズ・ジミー・ジョーンズ・アンド・ザ・ベイシーアイツ」(SINGS WITH JIMMY JONES AND "THE BASIE-ITES" )です。ROOST原盤のスペイン:FRESHSOUNDによる復刻盤になります。レコード番号はLP2218。

盤にはほとんどキズもなく、全編快調に再生できます。
ジャケットも、若干のヤケとスレが認められますが、総じて良好で、ボール紙ではないもののビニールコーティングの施された綺麗なものです。

パーソネルは、ヴォーカルにベヴァリー・ケニー、ピアノにジミー・ジョーンズ、トランペットにジョー・ニューマン、テナー・サックスとフルートにフランク・ウェス、ギターにフレディ・グリーン、ベースにエディ・ジョーンズ、ドラムスにジョー・ジョーンズというメンバーで、タイトル通り、ジミー・ジョーンズ以外はベイシー・バンドから借りてきたような面子です。というよりそのまんまですか。

収録曲は、A面に「Nobody Else But ME」、「The More I See You」、「Old Buttermilk Sky」、「I Never Has Seen Snow」、「A Fine Romance」、「Who Cares What People Say」の6曲、B面に「Makin' Whoopee」、「The Charm Of You」、「Isn't This A Lovely Day」、「Mairzy Doats」、「My Kind Of Love」、「Can't Get Out Of This Mood」の6曲、計12曲です。聴き進めていると、あっという間に終わってしまいます。事実、収録時間は40分くらいなんですが、それよりも「エーッ、もう終わっちゃったの?」という名残惜しさの方が本音であります。

このレコードは、1956年に録音・リリースされたもので、もう50年以上前になるんですね。彼女は1932年生まれだそうですから、このときは23歳か24歳くらいです。大学出たての新入社員てなもんですか。ジャケットのお顔も可愛いような美形なような、ちょいとミステリアスな雰囲気ではあります。イアリングはしてますが、マニキュアを塗っておらず、小指でさえも短くカットされた爪が初々しいような印象ですね。まさかこの時代、作為的所業ではないでしょう。

ベヴァリー・ケニーは生涯で6枚のアルバムしか作っておらず、3枚はROOST、あと3枚はDACCAからのリリースになります。このアルバムはROOSTでの最後に相当し、有名なデビュー盤「SINGS FOR JOHNNY SMITH」はジョニー・スミス・クァルテットで、2枚目の「COME SWING WITH ME」はラルフ・バーンズ・オーケストラがバックを務めていますから、バッキングだけ見るとこのアルバムの面子が最も優秀な気がします。何せベイシー・メンバーで、フレディ・グリーンが入っているだけでも儲けものじゃありませんか? 結局、デビュー盤とDECCAでの最後の録音(すなわち生涯最後の録音)になる「LIKE YESTERDAY」が殊更評価される彼女ですが、私としてはこのアルバムも捨てがたく、一応強力にプッシュしておきましょうか。

彼女をご存知でない方のために少し説明しておきますと、彼女は1932年生まれで、没年月日は不明なんですが、最後のDECCA盤が1959年の録音ですから、おそらくは30歳前に亡くなっています。美人薄命を地で行ったような生涯ですが、亡くなったのは寝タバコが原因のホテル火災に巻き込まれての事故死だそうで、しかも日時や場所は全く不明のようで、一層ミステリアスに包まれた生涯です。案外どこかでひっそりと暮らしているのかもしれませんね。「あの人は今!?」に出演してほしいものです。

さて、20歳頃からプロ活動を始めたらしく、1955年(22、3歳)にはドーシー・オーケストラの専属歌手になったそうですが、4ヶ月で退団しています。彼女の歌唱が個性的なためドーシー楽団に合わなかったというのが通説ですが、果たして事実はそうなんでしょうか? トミー・ドーシー、ジミー・ドーシーの兄弟楽団をご存知でしょうか。奴らはどう見てもスケベ親父の集まりみたいに見えます。想像するに、親分も含めて楽団の連中が彼女を尻を追い掛け回したんじゃないでしょうか。どうしても彼女の贔屓をしておきたい私なんぞは、今で言うセクハラに遭ったため、早々に退団したんじゃないかと邪推しているのですが、皆さんはどう思われます?

そして、その後すぐにデビュー盤を吹き込んでいることになります。とにかく年齢もあるんでしょうが、月並みながらキュートな歌唱が心に響きます。世のオヤジさんの好みにピッタリで、近くで聴いた暁には脳溢血ないしは頓死状態をも招きそうな危険ヴォイスの一つです。と言ってロリータを売り物にしているわけではないので、例えばリサ・エクダールなんぞのアホたれヴォイスは彼女を聴いて反省する必要がありますな。すみません、私リサのCDを1枚持ってました。

彼女自身が語ったところによると、ビリー・ホリデイとスタン・ゲッツに影響を受けたそうですが、それはホントかな? そういう影響とはちょいと別のところにいるんじゃないかと勝手に解釈しておきます。
ちなみにご存知でしょうが、大変よく似た「ベヴァリー(べヴ)・ケリー」というお名前の歌手もいらっしゃいますので、くれぐれもお間違いなきよう。べヴ・ケリーさんはまだご存命中のようです。

生粋カマトト・ヴォイスとは一線を画した彼女の声と一流どころのバックを堪能するには、実はこのアルバム辺りが最適ではないでしょうか。今回は残念ながらオリジナル盤ではないですが、彼女の表情が最も素直に現れたジャケットだけでも買いかもしれません。


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