のとnoノート(JAZZ編)

超!長文の♪ジャズレコード評♪ですが、ジャズ好きの方にはお楽しみいただけると思います。

アーティスト名/ハ行

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ハービー・ハンコック(HERBIE HANCOCK)の「テイキン・オフ」(TAKIN' OFF)です。BLUENOTEのリバティによるリイシュー盤になります。

パーソネルは、ピアノにハービー・ハンコック、トランペットにフレディ・ハバード、テナーサックスにデクスター・ゴードン(!)、ベースにブッチ・ウォーレン、ドラムスにビリー・ヒギンズというメンバーで、それぞれ堅実な演奏に徹しています。

このレコードは、1962年に録音された、ハンコックの初リーダーアルバムになり、彼のやる気と企画力が横溢した名盤だと思います。ともすればエモーショナルな傾向に走りがちなフレディやデクスターがそれなりに知性を感じさせるような演奏に終始しており、結果として新主流派の旗揚げとも言える好演奏になったようです。これは多分ハンコックの意図したところなんでしょう。

ジャケット写真のハンコックは、今では考えられない外観で、ボタンダウンシャツに細いネクタイを締めてアイビーなジャケットを着用しています。短髪に黒ぶちメガネも時代を感じさせる写真です。しかし、口はこの頃から開いていますな。


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ハービー・マン(HERBIE MANN)の「アット・ザ・ヴィレッジ・ゲイト」(AT THE VILLAGE GATE)です。ATLANTICのオリジナル盤、ステレオ仕様になります。レコード番号は1380。

盤には、若干のキズが認められ、A面の冒頭でほんの2分ばかりキズによるプッツンノイズが入ります。それ以外はほぼ良好ですので、ちょっと残念ではあります。ジャケットには、ほんの少しスレが見受けられますが、気になるほどではありません。コーティングが施された厚手の立派なジャケットです。

パーソネルは、フルートにハービー・マン、ヴィブラフォンにハグッド・ハーディ、ベースにアーマッド・アブダル・マリクとベン・タッカー、コンガ・パーカッションにレイ・マンティラ、ドラムスにルディ・コリンズなどとなっています。

このレコードは1962年にニューヨークのヴィレッジ・ゲイトで録音されたライブ盤としてリリースされたもので、おそらくはマンの最高傑作との呼び声の高いものです。LP両面合わせて3曲しか入っていませんが、そのどれもが高い音楽性とリラックスした雰囲気を携えており、蓋し名盤には間違いありません。

ハービー・マンと言えば、そのニヤケた風貌からも硬派のジャズ・ファンからはちょっと嫌われる存在かもしれませんが、こんな演奏を耳にすれば単なる軟弱フルートとは言えません。若干のアフリカン・リズムを採り入れたアレンジは、しっかりジャズしています。ライブ盤ならではのムードも特筆すべきところでしょうか。(内緒ですが、私は結構マンが好きなのです)

何と言っても、1曲目のベン・タッカー作曲による「カミン・ホーム・ベイビー」が有名なアルバムですが、残り2曲のガーシュイン・ナンバーも忘れてはなりません。ヴィブラフォンの使い方が効果的で、曲の長さを感じさせない快調な演奏です。実は「カミン・ホーム・ベイビー」がアルバム中で最も短い演奏です。

オリジナル盤の音質はやはり最も重量感のあるもので、たまたまCDも持っていますが、比べものにはなりません。CDの、清澄かもしれないが何とも味気ない音とは別格でしょう。特にヴィブラフォンのアタックなどは雲泥の差があるように私は思います。それだけに冒頭のキズが惜しいのですが、それ故に低価格からスタートします。廉価なオリジナル盤はいかがでしょうか? 


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バーニー・ケッセル(BARNEY KESSEL)の「ザ・ポール・ウィナーズ」(THE POLL WINNERS)です。CONTEMPORARYのオリジナル盤、モノラル仕様です。レコード番号は、C3535。

盤にはスレキズが見受けられますが、再生にはほとんど問題はなく、快適にお楽しみいただけます。録音もお馴染みの、サウンド・バイ・ロイ・デュナンですから、かなりの高品質です。

ジャケットにはスレが認められ、背のエッジもそこそこ傷んでいます。底抜けや割れはありません。中の中から下くらいのものでしょうか。

このレコードは、確か当時のポール・ウィナー(人気投票第1位)である3人を集めて収録されたもので、3年連続だか何だかでダウンビートやメトロノームのポール・ウィナーだったそうです。当時はすごい人気だったんですね。ウェスト華やかりし頃(ちょっと遅いか…)の名盤には違いありません。録音日時は1957年3月18日、19日となっています。

パーソネルは、ギターにバーニー・ケッセル、ベースにレイ・ブラウン、ドラムスにシェリー・マンというメンバーで、ウェストの名手を集めたような構成で、何となく演奏が想像できるのも安全パイと言ったところですか。

収録曲は、A面に「Jordu」、「Satin Doll」、「It Could Happen To You」、「Mean To Me」の4曲、B面に「Don't Worry 'Bout Me」、「Green Dolphin Street」、「You Go To My Head」、「Minor Mood」、「Nagasaki」の5曲、計9曲になります。

さて、バーニー・ケッセルですが、暖かみのある音色で、影響を受けたのはチャーリー・クリスチャン以外の何者でもないというのがミエミエの、しかし好感の持てる名手です。このレコードはCONTEMPORARYでの5枚目になるようで、裏面には「KESSEL VOL.5」というクレジットがあります。ギターの好きな私はケッセルのレコードを少なからず所有しているのでした。単純にスイングしてますから、結構愛聴盤になりそうなレコードが多いケッセルです。

ベースは、ご存知レイ・ブラウンで、ここでも堅実以上の名手振りを発揮しています。モダンにおける一つの典型には間違いなく、またかと思いつつ名演に耳を傾けるのは私一人ではないでしょう。死んじゃいましたが、何度か実物を拝めて感謝しています。ワン・オブ・ザ・MVPはこの人です。

シェリー・マンは、これもウェストの代表選手みたいな存在で、一時は自分のホールまで持っていた実業家でした。いろんなところでお目にかかる名前ですから、敢えて詳しく紹介はしませんが、ブラッシュ・ワークも含めて西海岸のボスということにしておきましょう。

で、ジャケット写真なんですが、3人の男がポール(棒)を携えて微笑み以上の笑顔を見せています。ポール・ウィナーになったのがホントに嬉しかったんでしょうか? 左からレイ・ブラウン、バーニー・ケッセル、シェリー・マンなんですが、もう嬉しくてしょうがないような風情です。

何の予備知識もなく見てみると、左から製造課長、総務課長、営業課長みたいな顔ぶれに見えませんか? 営業課長のヘア・スタイルは体育会系に他ならないのですが、意外に趣味は編み物だったりして、お陰で棒を使うドラムス・ワークはお任せみたいな…。全員ストライプのネクタイにトラッドなジャケットを羽織っていて嬉しくなりますね。営業課長だけブレザーみたいですな。

まあ、ポール・ウィナーになったんで、バザーにでも出てきそうなポールを持ってるんですね。何でシェリー・マンのポールだけ縞模様が横縞なのかは分かりません。決して邪ではないと思いたいのですが。それで、バックは青空と市街地の風景、多分LAですね。もしかしてハリウッド山にでも登って撮影したのでしょうか。ご苦労さまでした。POLLとPOLEはいわゆる同音異義語なんですが、固いことは言わないでおきましょう。

ですから、演奏も固いことは言わずに楽しんでちょ、みたいなノリではあります。楽しめますよ、ホント。ほとんどスタンダードで固めており、プレイも破綻なく無難以上の快調さで、尚且つリラックスした寛ぎを感じます。熱血ジャズ・ファンからは「ケッ!」とか言って唾棄される存在なのかもしれませんが、私はこんなのも好きなのでした。いつもいつも根性ババでは疲れますよねえ。

どちらかと言うとB面のほうがいいかもしれません。「Green Dolphin Street」や「You Go To My Head」は結構響きます。最後の「Nagasaki」は、何やってんだか、何の意味があるのかよく分かりませんが、とりあえずご愛嬌ということで…。

この後、ポール・ウィナーズは3(THREE)まで泥鰌を追いかけます。どれも中々の出来栄えだったから、単に泥鰌扱いするのは失礼かもしれません。


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ポール・デスモンド(PAUL DESMOND)の「テイク・テン」(TAKE TEN)です。RCAのオリジナル盤、ステレオ仕様になります。レコード番号は、LSP−2569。

盤にはややスレキズが見受けられますが、音にはほとんど影響ありません。40年以上前の録音でも立派に鮮明な再生が可能です。

ジャケットは、やや角当たりがありますが、スレやヤケはほとんどなく、ヌケや割れもありません。まず上々の程度かと思います。

パーソネルは、アルト・サックスにポール・デスモンド、ギターにジム・ホール、ベースにジーン・チェリコとジーン・ライト、ドラムスにコニー・ケイというピアノレス・クァルテットです。ジーン・ライトはタイトル曲のTake Ten」にのみ参加しています。

このレコードは1963年にニューヨークのウェブスター・ホールで録音され、リリースされたもので、ステレオ初期の商品ですからモノラル仕様もありましたが、この商品はステレオ仕様です。

ジャケットには「RCA VICTOR YNAGROOVE RECORDING」のクレジットがあり、新しい録音方式を誇示しています。各社いろいろな名称を付けて録音方式を謳っていた頃になりますね、中々優秀な録音だと思います。何せ「His Master's Voice」ですから悪いわけはありません、ニッパー犬も納得です。

収録曲は、A面に「Take Ten」、「El Prince」、「Alone Together」、「Embarcadero」の4曲、B面に「Theme From "Black Orpheus"」、「Nancy」、「Samba de Orfeu」、「The One I Love」の4曲、計8曲です。

デスモンドと言えば、デイヴ・ブルーベックとお神酒徳利でしたから、まず最初に思い出すのが例の名曲「Take Five」です。それをモジったのが本アルバムのタイトルであることは誰でも分かりますね。

デスモンド独特のアルト・トーンは正に唯一無二の存在なんですが、熱血ジャズファンからは「根性なし」とか「黒くない」とかいった誉め言葉をいただく格好の素材でもあります。彼は白人ですから黒くなくて当たり前、根性は確かになさそうな顔付きですけど、演奏は格好いいと思うのは私だけでしょうか?

このアルバムは、ブルーベック・クァルテットに在籍しつつ、RCAに吹き込んだピアノレス4部作と言われているものの第1作に当たるもので、その他には「Bossa Antigua」、「Easy Living」、「Glad To Be Unhappy」があります。どれも同じようなパーソネルで吹き込まれていますが、やっぱり最も有名なのは、本アルバムです。

ポール・デスモンドとジム・ホールは割りとよく共演してますが、実に合いますね。流石はポールとホールてなもんで…。既にジム・ホールはこの頃から頭髪が無いに近く、インテリ風のデスモンドもかなり頭髪の後退した様子が裏ジャケットに明らかです。「俺たちインテリだもんね、文句あっか?」といった風情が感じられて微笑ましくもあります。単なる禿げコンビとも言えなくはないですが…。

さて、アルバム・タイトル曲の「Take Ten」ですが、誰でも分かる曲名からも明らかに「Take Five」の2番せんじに他なりません。刻まれるリズムもほとんど同じ、曲のメロディも大体同じじゃないですか。

デスモンドのソロでは、どういうわけか抹香くさいアジアン・フレーズが出てきて笑かしてくれます。本家「Take Five」に比べて短い演奏ですから、まずは挨拶代わりの左ジャブといったところでしょうか。

2曲目の「El Prince」も名前がラテン調のわりにはデスモンドのオリジナルで、得意の(?)ボサノバ・リズムを用いたプレイで好きな人には堪りませんね。3曲目はお馴染みの「Alone Together」で、ジム・ホールには後年同名のアルバムがあったように記憶します。この曲が好きなんでしょうな。

4曲目の「Embarcadero」ですが、何と読むのでしょうか、「エンバカデーロ」ですかね? 真ん中にバカを挟んだ興味深い曲名です。これもデスモンドの作曲で、どうも彼はこういう言い回しが好きなんでしょう。作曲者としての資質にも頷かざるを得ない1曲かと思います。

B面にも、黒いオルフェのテーマとかスタンダードの「Nancy」とかが収録されていて、全く飽きさせません。見事な構成でまたもや脱帽です。最後の曲は「The Man I Love」ならぬ「The One I Love」で、一体ナニが好きだったのか教えてほしいところです。

全編を通じてコニー・ケイのドラム・ワークも聴きもので、MJQでお馴染みのチャカポコ・リズムが相性バッチリでした。どこかでシンバルを落としたらしいのですが、それは聴いてからのお楽しみということで…。 ブラシとスティックを持ち替える、よくある裏技も用いており好感が持てます。

ボサノヴァに加えて、普通の4ビートも披露してくれて、このアルバムは蓋し名盤なのでした。普段よく聴かない、箪笥の肥やし的名盤も世には沢山あれど、こういうよく聴くだろう盤こそが私的な隠れた名盤じゃなかったですか?

長々と綴ってしまい、申し訳ありません。実は恥ずかしながら私はポール・デスモンドが好きなのでした。こんなトーンのサックス奏者は絶対ほかにはいません。オンリー・ワンの名演が好きですねえ。ジム・ホール名義ですが、「Concerto」もよく聴く座右の盤だったのです。失礼!

イージー・リスニングという範疇では括りきれないジャズを、オリジナル盤でいかがでしょうか? 決して損はしませんよ…。


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フランセス・フェイ(FRANCES FAYE)の「シングス・フォーク・ソングス」(SINGS FOLK SONGS)です。
BETHLEHEMのオリジナル盤になります。レコード番号はBCP−6017。

盤には、目立つスレやキズもなく極めて良好です。
ジャケットにはやや当たりとエッジにスレがあり、またコーティングが小口からほんの少し剥れかかっていますが、ほぼ50年前の盤としては良い方かと思います。

このレコードは1957年の2月と3月に録音されたもので、リーダー盤としてはBETHLEHEM最後のアルバムになり、奇しくもBETHLEHEM最初のアルバムになる「I’M WILD AGAIN」と同じラス・ガルシアのアレンジと指揮によるものです。

バックを努めるパーソネルには、メイナード・ファーガソン、ジミー・サルコ、フランク・ロソリーノ、ハワード・ロバーツ、メル・ルイスなどが配されています。

フェイはここでも中々に強烈な解釈によるスリリングな歌唱を披露していますが、フォークソングということもあって曲によってはかなり抑制の効いた表現も用いています。マイクの使い方を考えた微妙なシャウトに確信犯的なアプローチも窺えます。

オリジナルのライナーに記載されている通り、ジャズ的な表現者としてのフェイが有名だっただけに、フォークソングを採り上げたことが論議をかもしたであろうことは想像に難くありません。フォークソングの歌唱は叙情的なものだという概念が一般的だった当時においては、かなりインパクトがあったようです。

目に映るものだけではなく、内面の目で見えたものまで含めた表現が、これらの歌唱に感じられるとされています。

収録曲には「GREENSLEEVES」、「LONESOME ROAD」、「JOHNNY HAS GONE FOR A SOLDIER」、「ST.JAMES INFIRMARY」、「CLEMENTINE」などがあり、古き英米のフォークソングを彼女流の解釈で収めています。ステージにおけるエンターテイナーとして名を馳せた彼女ですが、いわゆる懐の深さをこのアルバムで証明したような感じです。

フランセス・フェイをご存知でない方も居られるでしょうが、一応クラブ・シンガー、ジャズ・シンガー、アクトレスみたいなカテゴリーに属しておられ、後年にはブルック・シールズ(彼女も今や懐かしい?)の出世作になる「プリティ・ベビー」に売春宿の女主人役で出演していました。

こういう役どころが似合ってしまう彼女は正にアネゴ肌で、JEWというルーツも窺わせるこのアルバムは異色作に間違いはないでしょう。


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