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クインテセンス(QUINTESSENCE)のプリアンプ、「プリ−1A」(Preamplifier 1A)です。
年代ものになりますので、ツマミなどにそれなりの小キズがありますが、完動の中古品になります。普通に使用される分には全く問題ありません。
このアンプは、1970年代の後半に米国クインテセンス・グループ社からリリースされた、トランジスタ式のプリアンプです。入力はPHONO、TUNER、AUX、TAPEの4系統で、出力はTAPE、MAIN、CENTERの3系統になります。すなわちテープは1系統しか使えません。
正面パネルのツマミ等配置は、左からセレクター、テープ・モニター、バランス、ボリュームで、真ん中の赤いプッシュ・スイッチがパワースイッチになります。極めてシンプルな構成で、モード・セレクターやトーン・コントロールやラウドネスやミューティングやフィルターなどの付属装備は何もありません。パワーのパイロット・ランプすらありません。出力の遅延回路は付いているようです。
リリースされた時期は、レヴィンソンやAGIなどのプリアンプと同時期になり、シンプル・アンプの嚆矢とも言えるエポック・メイキングなアンプだったと記憶します。当時のアメリカ製プリアンプを眺めてみますと、オーディオ・リサーチ、フェイズリニア、クワドエイト、ハーマン・カードン、マランツ、マッキントッシュ、SAEなどが機能豊富なプリアンプ路線でした。シンプル路線では、このクインテセンスのほか、AGI、DBシステムズ、マーク・レヴィンソンくらいだったのではないでしょうか。
この後、レヴィンソンの躍進は周知の事実で、その躍進に隠れるようにして、クインテセンスもAGIもDBシステムズも見なくなってしまいました。レヴィンソンの一人勝ちだったようで、ある意味では残念な結果になってしまいました。
クインテセンスとしては、このプリアンプと同時期にグラフィック・イコライザーである「Equalizer 1A」をリリースしており、この後に満を持してパワーアンプを発表する計画だったようですが、残念ながらそのパワーアンプは日の目を見ずに終わってしまいました。もしリリースされていたら、どんなアンプだったことか、全く想像の域を出ませんがさぞかし興味津々たる商品だったことでしょう。
と思わせるくらいに、実はこのプリアンプが優秀な出来なのです。余計な機能は何も付いていませんから、見たところ無味乾燥な「ゲインを持ったワイヤー」みたいに思えるのですが、実はそうではありません。
場合によると、マッキントッシュのプリアンプと入れ替えても遜色ないくらいに鳴らしてくれます。スパッと鳴らし切る思い切りのよさと、聴感上の美味しいところを上手に聴かせてくれる懐の深さを併せ持った見事なアンプでした。AGI辺りとは目指しているところが自ずから違うような鳴り方です。私は両方とも使ったことがありますので、間違いなくそう思います。多少の化粧は感じられるものの、それが決して嫌味にならず、聴き所を押えた気持ちのよいアンプなのでしょう。
不思議なのは筐体構造で、ネジやボルトが全くと言っていいほど見当たりません。どうやったら中身が拝見できるのか殆んど不明で、この箱根細工的構造も興味を引かれるポイントでした。
サイズは、カタログ・データによりますと、W×H×D=381×127×259(mm)で、重量は5.5kgです。残念ながら、元箱、取説、保証書などはありません。使い方をご理解いただける方にお譲りいたします。このアンプ本体以外には、付属品はありません。なお、ACコードですが経年によりゴムの被覆が若干ひび割れてきましたので、布製テープで補修してある箇所があります。申し訳ありませんが到着時の不具合以外はノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。
※この商品は、オークション初回で即完売!いたしましたので、ご容赦願います。
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「頑固オヤジ」のオークションはこちらです。
http://openuser9.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/kkt1022?alocale=0jp&mode=2&apg=1
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▼▼▼ 落札者様よりいただいた 嬉しい 評価 ▼▼▼
「今日受け取りました。丁寧な添え書きありがとうございます。おっしゃるとおり面白い作りのAMPですね。繋ぐのが楽しみです。AMERICAN AMPと繋いでみようと思っています。機会がありましたら、また宜しくお願いします。ありがとうございました。」
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