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色んな思いたち

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詩:永六輔 曲:いずみたく 歌:坂本九

見上げてごらん 夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せを うたってる・・・


と、続くこの曲が今回の東日本大震災の鎮魂歌のように、いろいろなかたちで演奏されていますね。
美しく心優しいメロディと洗練され無駄をそぎ落としたシンプルな詩が心にずずっと染み込んできます。

言葉の数がやたら多い冗長な詩と心に響かないメロディと何を言っているのか聞き取れない歌い方をする歌手が多い最近の歌は、「見上げてごらん・・・」を40年以上聞いている世代からすると、聞くに堪えないものです。
その時代により残っていく歌はそれぞれあるのでしょうが、この歌はずっと歌い継がれるものだと思います。

作曲が中村八大で、永六輔、坂本九の「上を向いて歩こう」も同じようによく演奏されていますね。
1960年代前半の高度成長時代のただ中にあって、心に優しい普遍的で国民的な歌ができたのは時代の必然性だったのか、警鐘を鳴らしていたのでしょうか。
いずれにしても、悲しいことつらいことがあったときに、ほっとできる曲と詩に感謝したいですね。


写真は、ちょっと星の数も足りない夜空ですが、置いていきます。
2008年11月、鎌倉稲村ヶ崎で撮影したものです。

風評被害という言葉

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今回の大震災に伴う福島第一原発の放射能漏れ事故による風評被害が広がり、福島県はじめ茨城、栃木、群馬の各県に汚染対象以外の農蓄産物が取引されないなどの被害が相次いでいますね。
また、極端な例では、福島県民であるという理由だけで、入店を断られたレストランがあるという話もあるようです。

さて、この「風評被害」という言葉なんですが、ネットで調べると、「災害、事故及び不適切又は虚偽の報道等の結果、生産物の品質やサービスの低下を懸念して消費が減退し、本来は直接関係の無い他の業者・従事者までが損害を受けること。」とあります。
ちょっとこの説明には「虚偽の報道」などと悪意が込められていますが、だいたいそういうことなんでしょうね。

では、そもそも「風評」とはどういう意味なんでしょうか。
広辞苑では「世間の評判。うわさ。とりざた。風説。」とあります。
じゃ「うわさ」はどういう意味かというと、「世間でいいふらす話。風説。世評。」となって堂々めぐりに陥ります。
要は、「その内容が事実であるどうか、その根拠がどこにあるかどうか、確実性がないのにもかかわらず、世間で広く事実のように言われていること。」ということになりますね。

私がこの「風評被害」という言葉に「違和感」を感じるのは、現在起きている福島第一原発の放射能漏れ事故によって起きている多くの「風評被害」と言われるさまざまな分野での経済的被害、行動制限被害は、決して単に「うわさ」によって起きているものではない、ということです。
この被害をもたらしている最大の原因は、当然ですが、日本国政府の対応の稚拙さ、遅れ、事実を隠蔽しようとする体質によって起きているという明白な根拠があることです。
政府が、地元の自治体や関係団体、そして、世界各国へ適切な情報発信ができていないのが、今回の「風評被害」を拡大している最大の原因であって、いわば、「政府評判被害」、つまり、「政評被害」というべきものだと思います。
国民の誰が悪いのでもなく、紛れもなく、「日本国政府」が最大の悪の源となっている、と政府はきちんと自覚しなければいけません。
今の日本国民や世界の人々は、日本国政府の言動を信用できない心境になっています。

私たちは、こんな政府を2年近く前に、選択してしまったことを悔いても悔やみきれませんね。
ただでさえ、復興への道のりが長くなるのがわかっている東日本大震災は、「政評被害」が桎梏となって、その道のりをますます遠いものとしている気がします。
泣くのはいつも国民です。


風に乗って舞うのは、聞き苦しい評判ではなく、名残惜しい桜だけでいいですよね。
写真は、一昨年、地元の公園で撮影したものです。

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やはりこの大命題は常に生きているものだ。「機械は必ず壊れ、人は必ずミスを犯す」
 
どんなに英知と巨費を投じたからといって、完璧といわれるシステムを構築したからといって、人の想像を超えた事態は必ずやってきては、その機械をあっけなく壊してしまう。そして、いかなる技術革新と安全対策が講じられていようと、そこに人が関与する限り、人による致命的なミスは必ず生じる。高度に発達した文明というものは、そうした危うい砂上の楼閣にしか過ぎない。

そんなにも儚いものに現代の人類が頼りきってしまった結果、文明の破綻を現実のものとして目の当たりにしてしまった多くの人々は、為すすべもなく、城が崩れゆくのを茫然自失として見ているだけだ。

3月11日に発生したマグニチュード9.0の巨大地震による東日本大震災は、地震と大津波に加えて、原子力発電所の爆発放射能漏れをまで引き起こしてしまった。死者行方不明者は3万人を超えようとしている。避難所やそれ以外で避難している人が30万人ともいわれる。日本の歴史上最大の災害となってしまった。

特に原子力発電所の破壊と放射能漏れは、世界中をも震撼とさせている。アメリカやフランスなど原発先進国は、日本がここで原発のトラブルで立ち往生してしまうことを最も恐れている。彼らが原発に関するさまざまな支援をしてくれているのは、もちろん自国のためでしかない。原発を推進していくことでしか、未来を切り開いていくことができない、と確信してしまっているのだ。ドイツは推進しかけたが、ストップをかけている。
世界中でさまざまな議論をしてもらいたい。本当に原発を推進していいのか。それとも、脱原発と脱温暖化をクリアしたエネルギー資源のみで、人類が生きる道を模索していくのか。

原発を推進していけば、どんなに堅固なシステムを構築しても、自然災害と人のミスを防止することはできないから、いつかは必ず大規模な放射能汚染が発生するだろう。一方、太陽光や地熱、波力など真のクリーンエネルギーのみに頼れば、圧倒的に電力不足に陥るので、産業や経済は衰退し、生活レベルはかなり下がってくるだろう。それを人々は甘受できるだろうか。この難しい課題を世界の人々はどう決着をつけるのだろうか。

もし、「日本は、地震の多い国で、今回はたまたま想定を超えた地震と津波だったから、フクシマは特殊な一例にしかすぎない。オナガワは完璧だった。だから、今後はこのような事故はありえない。」などと結論づけたとすれば、人類の未来は絶望的だと思う。極めて、その辺に落ち着く可能性が高い。想定を超えた場合の事故の対処方法は、「ない」のだ。祈りながら、新聞紙やおがくずを投じて放射能汚染した漏水を食い止める試みをするしかない。これを絶望と呼ばずして、何を絶望といったらよいのか。
 
暗澹たる思いが絶えず胸にふさがっている。

写真は、地元の桜の名所でのひとこま。

久々の電車

2011年の3月11日は、日本人の誰もが忘れない日になることでしょう。

「3・11の教訓を忘れるな」と

それは・・・
教訓その1 地震と津波は、常に想定外の速さと大規模なパワーでやってくる。
教訓その2 安全神話は所詮、神話のレベルであり、現実的な安心と安全を提供することは不可能なことである。
教訓その3 政府・政治家は無力・無能であるから、結局、末端の人間が判断して復旧・復興を実行するしかない。
教訓その4 確信していいのは、日本人であることを大いに誇りに思っていい、そのことだけである。


そんな風に思っている今日このごろです。

サラリーマンではない私は、地震のこともあり、久々に午後3時すぎ電車に乗りました。
普段から電車には乗らず、車か自転車で用を済ませるのですが、今どきガソリンはもったいないし、かといって自転車ではちょっと遠い。
そこで、二駅先まで小田急の江ノ島線に乗ってみることにしました。

そして、連日のテレビで状況はわかっていましたが、駅は死んでいるようでした。7割がた動いているのですが、駅も車内も電車は淀んだ雰囲気でした。


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駅の改札口付近は照明がすっかり消えて真っ暗だ。


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時刻表も大雑把になりました。駅すぱぁとや乗換え案内が役に立ちません。


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ホームの待合室の自動ドアも止まっているので、力を入れてドアを開け閉めする。


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当然、エスカレータも止まっているので、ちと足の悪い私には不便だ。エレベータは動いているが、ガマンして使わない。


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それでも小田急の車両を見ると安心した気持ちになれる。

春よ来い

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今回の大震災では、地震や津波に遭いながらも命を取り留めた人々が、3月も後半になるというのに冷たい無情の雪が降りしきる中で凍え、飢えと絶望と戦っています。せめてこんなときこそ、暖かな春が早く来てほしいものです。過酷な自然の仕打ちの前に人々は無抵抗のままです。

デジタル一眼レフカメラを持って、何かを撮りに行く気持ちが萎えてしまっていて、1月末に入院し、震災後の14日に退院した母のこともあり、そのカメラでは数週間何も撮っていません。

今の季節ならこちら神奈川ではアブラナが咲き始めているころです。
去年の今どきに撮った菜の花畑の写真でも置いていきます。

春よ来い、早く来い

大震災で身も心も凍り付いてしまった多くの人々に、春よ来い、早く来い。

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