ガレージキット製作代行 zoomsMOBILE REPORT

製作中のガレージキットを携帯電話撮影画像でリポートして行きます。

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昔がんばったこと。。

本日は少し趣向を変えまして、現在の自分の仕事に対する心の支え・・といいますか、

精神的基盤になった昔の出来事を告白したいと思います(照



若き日の自分を振り返ると、非常に享楽的といいますか、快楽的といいますか、

将来や仕事に対して全く真剣に取り組まないダメ人間だったと思うのです。。



デザイン学校を卒業するも、なぜか和菓子メーカーの営業として

社会人生活をスタートさせた私ですが、社会人になっても精神的向上は見られず、

仕事とは、休日を楽しむために”こなすもの”・・と捉え、

会社や取引先のためでも、ましてや社会貢献のためでも、

さらに言うと、自分のためでもありませんでした。

仕事に本当の意味での”やり甲斐”を感じる事も求める事もなく、

プライドやポリシーも持ち合わせていませんでした。

給料は交際費や車、ファッションといった遊びの範疇に全てつぎ込み、

そんな生活がとても心地良く、それゆえ何の疑問も矛盾も持たず日々を過ごしていました。




そういった調子で7年ほど経った頃でしょうか、

取引先にご自身で飲食店を経営されている方がおられまして、

その方が私に夢を実現した嬉しさや、仕事の楽しさを訪れる度に話される・・

というような事がありました。

それと同時期に会社の同僚でもあり親友でもある男が、映画の脚本家になる!

と夢を追いはじめていました。



身近にその様なことがあって、はじめて仕事というものを真面目に考えはじめました。

その頃会社の新体制への不満もあり、先のことも考えず勢いで退職しました。

20代の若さに任せ、その後転職を繰り返すことになります。

車が好きなので部品商、ファッションが好きなのでアパレル系、

絵を描くので文具の卸問屋・・・

なんとなく好きなことと関係のありそうな業種に就くも、

現実の厳しさに耐え切れず、どこも長続きしませんでした。。。



自分の甘さに気づいた時には20代も残り少なく、結構いい歳になっていました。

どうにも社会に適応出来ない情けない自分に気付いてしまったのでした。

もうこれは自営とかフリーランスとか、その方向が良いのだろうか・・・

と思いましたが、その頃はまだまだインターネットなどと言う便利なものも普及しておらず、

資本金も学も無い人間が自力で生計を立てるすべがほとんど無い様な時代でした・・・



そこで、当時の自分は何を考えたかと言うと・・・なんと、

漫画家になるという、なんとも突飛なことを思いついたのでした。

紙とインクだけで出来るじゃないか!資本金も学暦もいらないぞ!

というなんとも短絡的な思考です。

そりゃあ、小中学校の頃とかに遊びでノートに漫画を描いたりしましたが、

きちんとしたものなど描いた事などないのに、真剣にコレはいける!と思ったのです。




で、現在漫画家ではない私ですので、その行動も上手くいかなかったのかと言うと、

実はそうでもなかったのです。




当時、ドラゴンボールやスラムダンクが終了し、週間少年ジャンプの勢いが衰え始め、

少年マガジンが発行部数のNO.1になっていました。

どうせならてっぺん!という事で、いきなりマガジンの新人漫画賞的な賞レースに

応募する事にしたのです。



もちろん漫画家志望者は非常に多く、人気漫画誌の競争率は高いため

ほんの一握りの作品しか選ばれないといった話は、なんとなく承知していましたが、

そんな事は御構い無し、50ページの作品をなんとか描き上げ応募しました。

その後、発表号の誌面を見ると、なんといきなり奨励賞とやらに選ばれていました(汗

その時頂いた賞金・・

これが私にとって、生まれて初めて”自分で稼いだ”という実感の持てる報酬でした。




もちろん、調子に乗った私はすぐに2作品目を描き始め、再度投稿・・・

発表号・・・なんと、またもや同賞に選ばれていました(大汗

妄想が膨らみます。。

「おいおい、賞(勝)率100%ってすげー事じゃないかしら・・

まてよ、よくよく考えてみると応募者の大多数は十代の若造に違いない、

こちとら10年も社会の波に揉まれ、酸いも甘いも解ってる。

人生経験は作品に奥行きをもたらしてくれるはずだ・・・

うん、若いライバル恐るるに足らずぅぅ!」

てな感じで更に自己評価が上昇(笑

次の三作目は月例の賞レースではなく、

年に2回だけ開催されるマガジンで一番大きな新人漫画賞に応募したのでした。



で、結果ですが、、



な、なんと準佳作だかなんだか、結構上の方の賞に選ばれていたのです(汗

これは発表号が出版される前に、講談社から直接電話で通知がありました。

で、後日表彰式とパーティーに招かれました。。

上京費用も宿泊費も講談社持ちで、文字通り招待され、表彰されてしまったのです(大汗



当日、立派なホールで有名な漫画家先生等も交えた表彰式が行われ、

初めて編集部にもおもむき、自分に担当者が付き、夜のBARで次回作の打ち合わせ・・・

なんともトントン拍子で話が進んだのです。

↓これは、受賞者と講談社マガジン編集部のみが保管する冊子の画像です
イメージ 1




今、改めて振り返っても、なんとも出来過ぎた話です。

長くなるので割愛しますが、結果的には私は漫画という道を選択しませんでした。

ですが、それまで自堕落な生活を送っていた自分にとって、

漫画を描いていた短い期間、それはとても貴重な経験として現在の自分に繋がっています。

物事に真剣に取り組む事の大切さや、自分自身との戦いetc...おそらく普通の方が

学生時代に体得したであろう重要事項を、遅ればせながら自分に教えてくれました。

物質的ではなく精神的な充実感の多くを学びました。

ダメ人間だった自分が、初めて人並みになれたのかな?と思えました。



そして、その道を選ばなかった事に後悔は全くありません。

なぜなら現在、それ以上に充実した仕事に巡り会えたと実感しているからです。

そして、出来るならこの充実した仕事を大切にしたいと思っています。

世に言う「脱サラ」のそれとは違い、私の場合は”サラリーマンが勤まらなかった”

ダメな人間だという事を痛いほど自覚しています。

だからこそ、こんな自分に出来る仕事にだけは真剣に向き合いたいと思っています。

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閉じる コメント(22)

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アーティスティックな仕事をしてる人って、やっぱりその道の才能(イマジネーション)に長けてるんですね〜
製作されるフィギュアの全て、Zooms様の考えるストーリーがあるんでしょうね!

2009/4/27(月) 午前 7:59 BIRDIE 返信する

なるほどぉ〜〜!だから、zoomsさんの造形は劇画的でドラマチックなんですね。
リアルさの中に何時もドラマが在るって言うか、迫るものを感じてました。漫画作家さんだったのか、スゴイね。

2009/4/27(月) 午前 8:52 pinonoinori 返信する

講談社の新人賞とは恐れ入りました!
しかもギャグマンガ部門とは、これまた意外な(^o^)
才能のある方は本当に尊敬いたします。
いつか、Zoomsさんのギャグマンガを見てみたい。
ポチ!

2009/4/27(月) 午前 9:22 よっしー 返信する

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幾つかの職業を経験して最終的に天職を見付けられる人と、一生かけても天職を見付けられない人。色々な人がいますね。ZOOMSさんは数少ない前者なのですから多くのファンのためにも一層頑張ってくださいね(^^)実るほど頭を垂れる稲穂かなとはZOOMSさんのためにある言葉ですね♪ポチッ!

2009/4/27(月) 午前 10:11 パットマンX 返信する

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自分もデザイン学校出身です。今は普通の企業に勤めていますが仕事にやる気を見いだせず毎日過ごしています。技量がないから辞められないですよね。
今度はZoomさんが今の仕事を始めたお話なんかを聞きたいです。

2009/4/27(月) 午後 0:50 Z-TON 返信する

フムフム……興味深く読ませていただきました。凄い才能ですね☆☆ 


私はヤングマガジンの期待賞受賞しましたけど次作品が面倒臭くなり辞めました。(笑)終わり良ければ全て良し☆☆☆☆現在が素晴らしい仕事なのでそれでいいと思いますね。\(^O^)/

2009/4/27(月) 午後 1:04 [ ネビィラ 71 ] 返信する

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ひゃー!凄いですね漫画の才能も有ったのですか。でも大事な寄り道だったのですね。今のお仕事に出合うための。やはり自分の好きな仕事が出来るのは幸せですね。しかし見てみたいですね漫画(^0^

2009/4/27(月) 午後 8:38 [ ユキ ] 返信する

まさにその当時、毎週マガジン読んでました。そこまでの才能があって、敢えてちがう道を選んだんですね。人生どこでどうなるかわかりませんが、いま後悔せずに自分の選んだ道をつき進んでるのは素晴らしいことだと思います。この話を読んで自分はどうだろうか?なんて思ってみたりしてしまいました。

2009/4/27(月) 午後 10:02 [ オーシャン ] 返信する

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す・凄すぎますな〜!!
それでもマンガの道に進まないもの凄いと思いますね!
今の仕事に対して情熱持てる、そう言えるのが凄い羨ましいです。

2009/4/28(火) 午後 3:32 天道 返信する

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>たるたるさん
ちょうどこの記事の下書きをしている時に
たるたるさんのトコロ拝見してビックリしました(汗
今振り返っても、ほんと色々な仕事しました・・・
談合や偽装のようなニュースが衝撃的に報じられたりしますが
結構普通にそういったことを会社に指示されたりもしました。
今が充実していますので、過去は過去として流せるようになりましたが、
長くもがいていた様な気がしますぅ。。。

2009/4/29(水) 午後 9:24 zooms 返信する

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>もすらさん
ぽち、ありがとうございます!
そういえば、少し前にもすらさんは転職されたのですね。
この様なご時世ですので、
思い切ったご決断だったのではないでしょうか?
ですが、良い結果になられたようですので、
よかったですね♪

2009/4/29(水) 午後 9:28 zooms 返信する

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>BIRDIEさん
私は昔からどちらかと言うと文科系だったと思います。
想像力は確かにある方でしょうか・・
いまだに宝くじで1等が当たった時のシュミレーションを
綿密に想像します(笑

2009/4/29(水) 午後 9:33 zooms 返信する

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>ピノの祈りさん
私の場合、
いかにも「男」って感じの方向にしかクリエイト出来ません(汗
ピノの祈りさんの生み出す作品を拝見させていただくと
自分には無い感覚なので刺激的です。

2009/4/29(水) 午後 9:40 zooms 返信する

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>よっしーさん
ポチ、ありがとうございます!
画像の本は「新人漫画賞」と「ギャグマンガ新人賞」という
2種類の部門作品が掲載されておりまして、
私のは「新人漫画賞」の方(ストーリーマンガ)なんです♪
作品はお恥ずかしくて、見せるわけにはいきません(笑

2009/4/29(水) 午後 9:43 zooms 返信する

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>パットマンXさん
ポチ、ありがとうございます!
私の今の仕事、なんといってもインターネットという
少し前には考えられなかった様な
超便利なツールあってこそのものだと思います。
こんな時代に生まれてきて、本当に良かったと思います。

2009/4/29(水) 午後 9:48 zooms 返信する

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>Z-TONさん
Z-TONさんもデザイン学校出身でいらっしゃいましたか!
なんだか親近感が出ますね♪
私の場合は、将来を見据えて・・とかではなく、
大学は行けそうもないし、社会人になるのも辛そう・・
そんな不純でダメな発想で入学しました。でも、今役立っています。
人生って不思議です。。

2009/4/29(水) 午後 9:52 zooms 返信する

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>ネビィラ 71さん
ネビィラ 71さんはヤンマガですか!!
こんな身近に同じ様な経験をされている方がいるとは。。
やっぱりインターネットってすごいですね♪
漫画描くって、ほんと辛いですよね(笑

2009/4/29(水) 午後 9:55 zooms 返信する

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>ユキさん
才能があったのか無かったのか、、
デビューしていたわけではないので、有ったとは言えませんね(汗
ですが、仰るとおり今の仕事への大事な寄り道だったとは思います。
色んなことを学びましたので♪

2009/4/29(水) 午後 9:58 zooms 返信する

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>オーシャンさん
なんとか天職に巡り会えたと、今は喜びしかありませんが、
それまでの長い時間、ずっと実感の湧かない仕事をしていました。
若い頃真剣に仕事や将来を考える機会がなぜなかったのか・・
不思議でなりません。。全部自分のせいですが、
日本が豊か過ぎたから、、という事にしておきます(笑

2009/4/29(水) 午後 10:08 zooms 返信する

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>天道さん
漫画描いてた頃は、常にストーリーとか考えていたので、
映画やドラマ観ていても、脚本家の視点でしか観れなくなってしまって
純粋に楽しめず、こまっていました(笑

2009/4/29(水) 午後 10:11 zooms 返信する

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