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石川幸夫の教育・子育てブログ
教育評論家・教育研究家 石川教育研究所 代表の独り言

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知識より概念

「一つ先の教育」”国際バカロレア資格”

 子ども達の学習では、まず基礎知識の定着が大切であることは改めて申し上げることではないかと思います。子どもの成長は早く、現代社会のように、私達の考え方や生き方にに関係なくあらゆる情報が無造作に飛び込んできます。そして、それは繰り返し流され記憶として定着してしまいます。まさに情報があらゆる所から襲って来るという感覚かも知れません。この影響は、「教育・学習」より遥かに大きなものがあります。間違いなく、乳幼児の段階から、情報の選択を考えておくべき時代になったと思います。

 子ども達の基礎知識の習得が終わると、更に知識の拡大を行うのがこれまでの教育でした。しかし、我が国でも知識偏重に終止符が打たれ、既に、世界的な傾向として、知識に関してはインターネットを介した「コンピュータネットワーク」に移行しています。知識を持たずとも、片手にノートパソコンやタブレットがあれが、瞬時に知識を得る事ができるからです。必要なのは、知識や情報をどのように処理し扱うかなのだと思います。こうした背景から、教育の国際資格である「国際バカロレア資格」では、「知識より概念」を掲げています。この国際プログラムは次の4つからできています。

①PYP プライマリー・イヤーズ・プログラム 対象3歳〜12歳
②MYP ミドル・イヤーズ・プログラム 対象11歳〜16歳
③DP  ディプロマ・プログラム 対象16歳〜19歳
     国際的に認められる大学入試資格 原則として英語・仏語・スペイン語
④CP  キャリア関連プログラム 対象16歳〜19歳
     キャリア教育、職業教育関連のプログラム

 今日の TokyoFM「クロノス」でお話しをさせて頂いたのが③の、我が国では高校生対象のプログラムです。①をご覧になってお解りのように、既に3歳からこうしたヘッドスタートは行われています。これからの教育は、まさに「選択の時代」に入りました。小学校から行われる義務教育と、こうした世界に向けた教育のあり方は、保護者に対し選択の難しさを与えています。文科省では、2018年までに、国際バカロレア認定校を全国200校までに増やすことを考えています。(現在、全国で28校が認定、内インターナショナルスクールが20校、学校教育法で定められた学校が8校です。)

 「国際バカロレア」の理念は「全人教育」です。そして、次の10の学習者像を目指しています。

 ①Inquirers:探求する人
 ②Knowledgeable:知識のある人
 ③Thinkers:考える人
 ④Communicators:コミュニケーションができる人
 ⑤Principled:信念のある人
 ⑥Open-minded:心を開く人
 ⑦Caring:思いやりのある人
 ⑧Risk-takers:挑戦する人
 ⑨Balanced:バランスのとれた人
 ⑩Reflectitv:振り返りができる人

 こうして10項目を読むと、時代が求めている人間像が浮かび上がります。それは、どの国にも当てはまる内容ばかりです。これら10項目を指導し、子ども達の発達を促していくプログラムが3歳から国際規格として存在する。一部の教育者からは驚きの声が上がっています。教育は幼児期からは開始される。我が国では、義務教育として満6歳からの教育は完成しています。しかし、幼児は保育園と幼稚園があるように、それも管轄の違いが幼児教育の立ち上がりを遅らせています。

 今回[Tokyo FM]「クロノス」のように、マスコミが積極的に取り上げるようになると、我が国に於けるヘッドスタートは加速していくのではないでしょうか。

 

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