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石川幸夫の教育・子育てブログ
教育評論家・教育研究家 石川教育研究所 代表の独り言

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『子育てを考える』産後クライシス! 《独り言 取材後記》

 昨日、雨の降りしきる中、六本木にあるテレビ朝日に向かいました。ある事件のVTR取材でしたが、向かう途中、問題の本質についてずっと考えてしまいました。到着後、直ぐに、「モーニングバード」の番組スタッフルームに向かい、担当のIさんとSディレクターから、取材VTRを見せて頂きました。その後、本番の際アナウンサーを務められる斉藤さんを交え、この事件の問題についての話し合いが行われました。

 事件の概要は、『29歳の母親が、トイレから出てきた夫が、トイレを待っていた長男に触れたところ。「手を洗わずに子どもに触れるな」「こんな臭いトイレじゃ、子どもがトイレに行けない」などと腹を立て、夫の左頬を包丁で切りつけ、軽傷を負わせた疑いが持たれた。』というものでした。

 一般的には単なる夫婦げんかの延長として捉えられてしまうのですがが、本質はどうも違うように感じました。夫は、営業マンで古くから馴染みのある土地で暮らし、妻を迎えました。地域の祭りにも積極的に参加されていました、対する妻は、馴染みのない土地に嫁ぎ、家からはあまり外出しない人であったようです。1年前あたりから夫婦げんかが堪えなかったということで、この問題の本質が次第に見えてきました。子どもは現在3歳の男の子です。

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 ここまでの説明や取材から、産後に夫婦間に起こる気持の上のすれ違い、「産後クライシス」が主たる原因ではないかと思われたのです。最近話題となっている「産後クライシス」、女性の場合、産前産後の経験から「母」となる環境の中にいます。しかし、夫(男)は、なかなか「父親」を実感できない状態にあります。

 すると、夫は妻が変わった、冷たくなったと感じ、妻は、夫が子育てに理解がないと感じるようになり、ここに、「母親」と「夫」という新たな関係が家庭内に生まれてしまいます。本来、「母親」と「父親」であれば、共通の悩みと話題で互いの意識は通じ合っていくはずだと思うのですが、こうしたことから、この事件は、事件として扱ってはいけないと考えたのです。

 育児は、生まれる前から始まっています。夫も妻も、それぞれが「父親」「母親」になるための準備と学習が必要なのではないでしょうか。特に、男性は、「父親」になるための学習をする機会が少なく、「父親という実感がなかなかわかない!」という言葉からも頷けます。また、番組内では時間の制限もあり突っ込んだ話しはされませんでしたが、このご夫婦のその後、そして、最も重要な課題である3歳の男の子の将来についてまで話しは及びました。

 妊娠、出産、育児、我が子が3歳くらいになるまで、両親は、互いが試されています。お互いを思いやる気持、支え合う気持、互いに我が子を愛おしむ気持、どちらが欠けてもだめなのです。今までは、「産後クライシス」の、最悪の状態が離婚でした。しかし、今回は傷害事件にまで発展しています。ご夫婦互いに不幸な出来事です。しかし、一番の被害者は3歳の男の子です。周囲の大人は、このご夫婦共々最大限の愛情を、この子に注ぐべきでしょう。そして、安心感を与えてあげるべきでしょう。

 いずれ、父親になるための、母親になるためのお話しをさせていただきたいと思います。何故、唱和の時代にはあまり見られなかった「産後クライシス」という現象が起きているのかもご報告させていただきます。

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