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石川幸夫の教育・子育てブログ
教育評論家・教育研究家 石川教育研究所 代表の独り言

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『知性の枠組み』8つの知性 本当の実力を身につける!

 昨日は、フジテレビの「バイキング」という番組のVTR収録前に、TBSの「あさチャン」の担当ディレクターから取材連絡が入りました。VTR収録後、電話取材を受け、急遽その足でTBSに向かいました。大阪府教委が、全国学力テストを、内申書に反映させる意向を表明したのです。学力テストは文科省指示の元行われるテストで、内申書に反映させるべき対象ではありません。いずれにしても、こうした対応に戸惑うのは学校や塾、そして最も不安や不信に思うのは保護者や子ども達です。

 最近、学力テストが行われるたび、こうした勝手な解釈が横行します。今の政府と同じように、多用な解釈など本来はあり得ません。ただ、子ども達は、自分達の能力を最大限上げるよう努力すべきであることは変わりありません。私達の能力(脳力)は実に様々なことばで説明されます。では、何を持って脳力というのか、それには諸説色々とありますが、これを語るには認知心理学が適当だと思います。

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 左の図は、認知心理学者ハワード・ガードナーの多重知性理論が基になって表されています。
 ・言語的知性(知能)
 ・論理数学的知性(知能)
 ・空間的知性(知能)
 ・絵画造形的知性(知能)
 ・リズム、音楽的知性(知能)
 ・身体運動的知性(知能)
 ・社会的知性(知能)
 ・感情的知性(知能)

 などが総合され、人の脳力=知性となります。また、他に加えるとすると、時間的知性(知能)」などが加わります。これらが複雑に絡み合い、総合化され人の知性となります。例えば、勉強はできるのに「朝起きられない、よく遅刻をする、時間にルーズである…」こうした状態の場合、「時間的知性」の欠如だと言えます。遅刻をよくする子は、時間的知性を鍛え学ぶ必要性があるのです。

 学力とは、脳力(能力)全体の一部です。学力の上がらない子は、他の知性が不十分であることが良くあります。また、学力はあるのに、人間性に欠けるという場合もあります。それは、前頭葉の「社会的・感情的知性」の欠如であると言えます。

 新たな学力時代の到来と言われ始めています。しかし、これからの学力は、その人の持つ「実力」総合力が試されてきます。学力はその一部です。今後、子ども達に課せられる課題は、学力という能力の向上のほかに、人間性の向上です。社会的・感情的知性の向上」が求められてきます。
 塾などでも、道徳という指導教科はないものの、社会的・感情的知性の強化が「生徒の人間性向上」と形を変え叫ばれ始めています。

 幼児教育や子育ての課題としても、「人間性向上」は主題となりつつあります。信用、信頼の置ける幼児教室では、それまで漠然としていた到達目標も、より具体性を持つと共に、新たに「人間教育」という目標を、具体的な指導内容を伴い、その指導が始まっています。ことば巧みな「キャッチトーク」ではなく、より具体性を持った指導は、数ヶ月後間違いなく子ども達の行動に表れることになります。
 
 子ども達の真の実力とは、自ら学ぶ姿勢が備わること、自ら学んだことを活かし、自立していくことだと思います。その結果として、時には点数という自分の力を数字で評価されることもあります。その量が足りなければ学べば良いだけです。学ぶと言う事は、全て自分に跳ね返ってきます。そのことを自覚しなければ学習と言う活動は成立しません。その力を「社会的・感応的知性」が上げてくれるのです。国語や算数、数学という教科指導も大切なのですが、もっと基になる部分を指導しなければと強く思います。

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