「学校で必要な読書指導」 まずは、読書をしない子には、本を読む手前で、文章を読み進める指導が大切だと思うのです。読む事の楽しさ、文章を読み進めていく時のワクワク感、ドキドキ感など、幼い頃から文章に慣れ親しむ機会を数多く与えて上げたいと思います。その為には、まず読み聞かせになるのですが、夏になると、子供達からリクエストが来ます。それが「本当にあった怖い話」です。まずは、「耳で読む」を行います。この話しは、宇宙の話しになったり、自然の話になったり。話しをしながら考えて貰う内容も盛り込み、昨日は「ゾウのいない動物園」の話しをしました。戦時中に合った実話ですが、戦争に巻き込まれ苦悩する動物園での話しです。話しの中で、心に残るものがあり、一度、実際に本を読んでみようという気持ちになります。
また、授業で短い物語をA4用紙数枚にわけて丸写しし、そのプリントを読みながら、その物語の先を想像させていく、国語版仮説実験授業を行うこともあります。題材は、「椋鳩十」さんであったり、「新美南吉」さんであったり、動物や昔話を題材に行います。1冊の本にまとまると、その量故に子供達も手が出せないのですが、1枚のA4プリントであれば量的な抵抗はありません。挿絵もなく、殺風景なプリントですが、返って想像を膨らます効果があります。「月の輪グマ」「金色のあしあと」などをこれまで行ってきたのですが、その先を知りたいと、プリントを奪うように持って行きます。指導は、まるで、テレビドラマのようで、良いところで「又来週」のように進みます。さてこの続きはどうなるのか、その予想を書いて貰います。また、その場面を絵に表して貰います。最後に、予想で書いた文章をまとめると、原作とは違った物語になる事も多く、また、逆に、原作に近い内容になったり、文章を読み解く学習につながります。
多くの子供達は学校などで、読書感想文の書き方指導を受けていないのではないでしょうか。場合によっては、心に残ったこと、感じた事をそのまま書けば良いなどの指導で済まされている場合が多いのではないでしょうか。心に残ったこと、感じた事をそのまま書くことはとても難しい事です。それは、文字に表したり、声に出すなどの言葉と、心の中の言葉が違うからです。小学生などでは、普段から書くことに慣れていなければ、感想を書くことは至難の業です。今回、あらすじを書いてきなさい。その後、感想を書きなさい。と、読書の大切さを思うのなら、こうした指導は避けるべきだと思います。
私は、算数・数学を指導する立場なのですが、どうも、感想文の書き方に不満を持っていたので、子供達に、感想文の書き方を指導したことがあります。題材は誰もが読める「モチモチの木」でした。既に、「月の輪グマ」の指導の時、主題について学習を重ねていたので、感想文では主題を掴むことが大切だと言うことを伝えています。子供達は、直ぐに「勇気」という二文字を探し当てました。臆病だった主人公が、暗い夜の山道を、病気で倒れたお爺ちゃんのために、勇気を出して麓の所まで、お医者さんを呼びに行きます。そこで「勇気とは」という、問い掛ける感想文の題が浮かび上がってきました。ここまで、一文一文大切に読んできました。短いからではなく、その一文に込められた作者の思いを大切にする、そんな思いを伝えたかったのです。つまり、一文を大切に扱うことで、文を通し読みこなし、考えることができるようになっていたのです。考える事がとても多かったのでしょう。感想文に入ると、自分の中にある「勇気」が、考えた量だけ文章になっていきました。
これは、私流の読書感想文指導です。形を変えれば、家庭でもできる事だと思います。子供達には沢山の本を読んで貰いたいそう願っています。
先程、同じ教育評論家の「夜回り先生」こと水谷修先生が、「もう、つかれました。さようなら。」とHPを閉鎖されたことをマスコミの方から連絡を受けました。ました。直接の面識はございませんが、様々な方の相談を受けるということは、思う以上に体力と気力と精神力が必要になります。「つかれた」という言葉の重み、先生の著書にあるように、どうぞ、今は無になることで、ご自身を解放させてあげて下さい。
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