「幼児期に与える玩具から!」 幼児期の遊びは、その後の知性発達に様々な影響を与えます。遊びが、子供の知性の下地になっていることはかなり以前から言われていました。そして、特に興味のわくデータとして、優秀な子供に見られる共通点があります。子供に与える玩具の代表的なものに、ブロック、積み木、パズルがあります。これら定番の玩具を与える家庭と、キャラクターものや、大人でも目を引く電動玩具などを与える家庭があります。最近では、早くからゲームを与える家庭もあります。この両者の大きな違いにお気づきでしょうか。ブロック・積み木・パズルは未完成品です。つまり、子供の頭の中にあるもの、創造したモノを自らの手で作るという点は、完成品の玩具と大きな違いがあります。ブロックや積み木、パズルで遊んできた子供に、完成品を与えると、興味は玩具以上に、この中はどうなっているんだろう?という、メカニック的な部分に興味を持ち、分解する子が多くいます。
脳が進化し、見たものを脳内で想像できるようになると、絵に表したり、積み木やパズルを使って表現するようになります。空間的知性が高まっていきます。空間認知が高まってくると、ブロック・積み木・パズルで作る内容に変化が出てきます。藤井7段が興味をもった積み木には、動きが加わり、小さな球体が積み木の中を通ったり、球体の動きを想像するようになります。つまり「先を読む」ようになるのです。組み合わせにより様々な動きを見せる、すると、経験から来る発想を表現するようになってきます。発想や想像、多面的な見方、思考、没頭から集中へ、遊びの中に潜む、これら能力の下地は、幼児期の大切な経験です。
イメージできる数学習は、文章問題でも発揮され、その場のイメージから、数の流れや進行を想像し、抽象的な数字で表していきます。子供にとって、幼児期の遊びは、物事の流れや過程を学ぶことにつながり、積み木などを組み立てていく過程は。正に思考の過程、道筋でもあります。私は「遊びのアルゴリズム」と呼び、幼児期の遊びの大切さを痛感しています。遊びは思考の場であり、模倣の場です。そして、更に想像の場であり、創造の場でもあるのです。そして、ここで、絵本の読み聞かせが加わることで、言葉の想像や、言葉の記憶が、子供の知的能力を支える大切な下地になっていきます。安易に完成品された玩具を与えず、子供が楽しく遊びながら考えを巡らせる、こんな所に、子供の思考力を育てる場があるのです。
|
全体表示


