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石川幸夫の教育・子育てブログ
教育評論家・教育研究家 石川教育研究所 代表の独り言

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独り言「暴力の容認」

「ヒステリック社会の被害者」

イメージ 1 生徒の一人が、「最近の世の中おかしいですね?」と一言言い放った。「どこが?」と聞き返すと、「争いばかりです!」その通りかもしれない。日韓問題も、その本質を捉え判断しなければならず、精査不可能な情報を鵜呑みにすると過剰なナショナリズムになりかねない。ましてや、政治が感情で左右されてはならない。

 お盆に福島県喜多方市に帰省していた。江戸っ子の私に、結婚して始めて田舎をもてた、その嬉しさは簡単には表現できない。10日の午後、家を出て常磐道を通り、磐越道を一路会津若松へとひた走った。その午前中に事件は起きていた。あの、「常磐道あおり事件」だ。このニュースの扱い方に疑問をもった。そして、その疑問は直ぐに怒りに変わった。それは、暴力シーンを繰り返し繰り返し、何度も放映したのだ。アンパンマンの「アンパンチ」がネットで問題になっているが、アニメではなく、実際の暴力映像だ。夏休みでもあり、親子でニュース番組を見る家庭も多いだろう。顔にモザイクを掛けるより、暴力シーンにモザイクを掛けないことに違和感を感じた。これは、いくら番組内で暴力を批判しても、この映像を見せられると、テレビ局側の暴力容認と映ってしまう。それほど生理的に不快になる映像だった。そして、扱い方だった。

 見たい、聞きたいは人の心理だ。だから、こうした画像の扱いに注意を払う必要がテレビ局側にはある。テレビというメディアの影響力は計り知れない。
 「クリティカル・シンキング」という言葉がある。直訳すると「批判的思考」となるがそうではない。報道や情報をそのまま鵜呑みにせず、「それは本当に正しいのか」と疑問を持ち、じっくり考察した上で結論を出すことを意味している。正に、今の時代、「クリティカル・シンキング」を大切にしなければならない。実際、SNS上で、先の「常磐道あおり事件」で、何の関係もない方が、同乗者の加害者女性と間違えられ、会社経営にも、そして、なにより精神的にも大きな苦痛を強いられた。感情のまま、考えもせず行動する。生徒は、このことにも憤りを感じていた。子供の目の方が確かである。今は、まさに「ヒステリック社会」だ。そして、この被害は、次第に弱者に向かっていく。気をつけなければならない。

 ヒステリック社会は、知らず知らず子供を追い込む場合がある。親や教師に余裕がなく子供の悩みなどを受け止められない場合、子供自身が問題を背負うことになる。
無関心も「見えない暴力」だ。子供にとって、近親者に関心を持たれないことは、話す相手がいないことを意味する。こうした、見えない暴力を容認してはならない。
 東京は来週月曜日から学校が始まる。埼玉では今日で夏休みが終わる。正に、子供たちの行動に気をつけなければいけない時期を迎えた。子供をしっかり見ていて欲しい。言葉や態度に何か違和感を感じたら、まずは、子供の話に耳を傾けて貰いたい。何の前触れもなく体調が悪くなることもある。その時は、「どうしたの?何か悩み事があるの?」と優しく接して欲しい。聞き出すと言うより、「口を開くのを待つ」が子供を追い込まずに済む。そして、じっくり聞いて上げて欲しい。励ますより、共感が大切だ。そして、最も気をつける時期がきた。9月1日、この日の前後に中高生の自殺が目立っている。また、近年、小学生では11月30日前後が多くなっている。原因は意外だが「いじめ」ではなく「成績不振」「親子関係」「入試の悩み」などが上位を占めている。子供達のSOSは、30日前ほどから見せ始めるので、子供との密なる関係が求められる。
石川 幸夫
石川 幸夫
男性 / A型
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