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石川幸夫の教育・子育てブログ
教育評論家・教育研究家 石川教育研究所 代表の独り言

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「何で成績が上がらないの?」

イメージ 1 世の中では、あちらこちらでクレームの嵐です。何かにつけ、文句を言ってくる人が多いそうです。テレビでも取り上げられている、孤独老人の問題行動が今朝のニュース番組でも取り上げられていました。でも、クレームが絶えないのは、教育機関なのかもしれません。最近、学校に対する見方が変化し、学校はサービス業だという認識の人が出てきました。それは、塾に関してもそうです。ただ、最近でこそ、文科省も塾の存在価値を認めていますが、以前は、取り合って貰えず、始めて上場を果たした塾は、その担当が現在の経済産業省だったと聞いています。それ故、塾はサービス業という位置づけがされています。

 先日連絡を頂いた塾の先生から、「こんなクレームが多くなってきましたと」嘆いていました。それは、「せっかく高いお金を払って塾に行かせているのに、成績が上がってないじゃないですか!」というクレームだそうです。その際、以前、セミナーで聞いた私の話を思い出したと言います。それは、子供の学習に対する姿勢の変化と親の変化です。塾で講師のアルバイトをしている教え子も、「僕たちの頃とずいぶん変わってきました。とても教えづらいです。」と、その変化を感じていたようです。特に、男の子は、話しても言葉が返ってこない場合が多く、「ノートやプリントを見て、理解しているかどうかを見定めるしかない。」と言っていました。また、こちらが何か指示をしなければ何もせず、テキストや筆記具も出さない有様だとも。

 成績は、本人の意思によるものが大で、「水飲み場まで連れて行くことはできるが、水を飲むかどうかは本人次第」という言葉がありますが、「成績を上げたい!」と本気で思う場合と、ただ、親に言われたから来ていると言う状態では、自ずと成績にその結果が出てしまいます。ベテランの先生も、学力がなくても、「やる気」さえあれば伸ばすことができると言いますが、その「やる気」が持てないのです。ある中学生が試験前、遅くまで勉強をしていると、「何遅くまでやってんの!」と親に叱られたそうです。こうした話しは良く聞くようになってきました。どこかで、親子して学習の優先順が落ち始めているのです。

 以前、塾ブームが起きたとき、フランチャイズの塾が流行り、教育には縁のない人たちまでが塾経営をしたという時代がありました。そして、最近では、個人経営の塾が少なくなり、大手塾がその数を増やしています。そんな中、講師の人数が足らない状況が出てきました。更に、せっかく獲得でき講師の質が取り沙汰されています。現在、講師の殆どは大学生などでまかなわれていますが、その大学生の学力が下がっているというのです。次第に、塾もAI化され、講師のいない塾も出てくる可能性があります。

 学力を上げるには、学校や塾だけではなく、家庭の協力も必要です。そして、何より、子供自信のやる気です。来年度から新たな指導要領で出発する教育界。そして、大学受験の変革も行われます。教育界は、新たな学力時代を迎えます。大学改革は、まだ全容が明らかでなく、英語判定について未定や疑問のところが多く、予断を許しません。学力時代に突入し始めている教育界です。子供達も学習について意識を持って取り組むことが求められています。塾に入れておけばという安易な考えでは、これからの社会に適応できない子供として育ってしまいます。自ら学ぶ子供を社会が求めているからです。
石川 幸夫
石川 幸夫
男性 / A型
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