「表記や数式への様々な解釈が……」 子供たちと授業をしていて、小数計算の表記や、かけ算式の表記などに一貫性の無さを感じました。どこで習ってきたのか、小数では「0」を線で消したり、また、そのままにしたり、時には消しゴムで消していたり、小学生の算数指導では、「0」は省くときと、補うときがあると指導しますが、理科で扱う場合は、少数以下の記述も正確さを求めるために大切だと言われています。ところが、小学生が学ぶ算数では、先程のように、省いたり、補ったり、筆算指導の中で行われています。「0」は省かず、そのままにしておくのが良いという意見は、ここ数年で聞くようになってきました。
また、以前にも取り上げましたが、2×3も3×2も答えは同じなのだから、どちらでも良いという考え方を示される方がいます。交換法則では、足し算、かけ算はどちらの数を置き換えても答えは変わりません。こうした事から、細かく式の順序を教え込まなくても良いのではという”意見”になります。同時に、その方が”合理的”という意見もありました。
そして、、最近では、平行の捉え方で、間違いを指摘され、改めて教科書に書かれている表記を読み返し、「先生の言っていることは間違っています。」と自分の考えを主張してきた子供に対し、その確認をしたのは保護者であることがわかりました。つまり、教科書に書かれている説明文の読解に誤りがあったのです。子供は、当然ですが戸惑い、自分で判断できない状態に陥っています。
つまり、積み重ねの学習であると言うことは、系統性を重視し、子供の成長に合わせた指導が展開されているのです。各個人に併せた到達度を設定し、指導を行うことが教育上理想的な姿ですが、それを今の教育現場に押しつけても解決は難しいでしょう。すると、こうした大人の意見が、教育現場とかみ合わず、最終的に巡り巡って子供たちの学習理解に大きな影響を及ぼすのです。教科書の説明文を読解できなかったことなどは論外ですが、実は、教育現場では、こうした被害に遭う子供たちが多いと聞きます。中受験の子に、方程式で指導したりすることもその一つかもしれません。
学校でも指導に疑問を感じる。それは確かにあることなのですが、学習指導に関しては慎重であるべきだと思います。これは、家庭学習が重視されて始めていることから、今後、こうした悩みを持つ子供が増えるのではないかと想像するからです。家庭では親が指導をする、こうした当たり前の光景の中に、実は多くの親が悩んでいます。この問題をどう教えて良いのか?今後、子供だけでなく、悩める親も増えてくるのでは……
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