馬明の路上文化遺産

ブログは2019年4月3日から、毎週水曜日11時9分に更新します。ご訪問有難うございます。

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みなさん、こんばんは。

ようこそ、「馬明の中国株で資産大膨張」をご訪問いただきまして、大変有り難うございます。

世界の食料・環境問題の専門家として、[著名なレスター・ブラウン氏(米国アース・ポリシー研究所長)の基調講演]については、前回のブログで報告しています。 
今日は、基調講演に後に行われた、パネルディスカッションを話題として、取り上げました。

2枚の写真は、レスター・ブラウン氏の基調講演「バイオ燃料が食卓を脅かす」での様子です。
イメージ 1

イメージ 2

1 パネルディスカッション
  パネルディスカッションのメンバーは下記のとおり、5名の専門家です。
  アース・ポリシー研究所 所長 レスター・ブラウン氏
  アミタ(株)持続可能経済研究所 顧問 嘉田良平氏
  農林中金総合研究所 主任研究員 阮 蔚氏(Ruan Wei)
  農林水産省大臣官房環境政策課 課長 末松広行氏
  農業環境技術研究所 主任研究員 秋山博子氏(コーディネータ) 

今回のパネルディスカッションでは、アメリカにおけるバイオエタノールブームの背景について、コーディネータの秋山博子氏から説明と問題提起がありました。
これによるとポイントは4つあり、
 \侈の中東依存を軽減(安全保障対策)
◆’清畔欷
・ 農家の所得安定 
・ 農産物の価格支持
 農村での雇用創出
ぁ‘蘯の喚起

この報告を受けて、嘉田良平氏からは、
(1) 石油価格は高値安定で下げ止まり、石油価格とバイオエタノール価格との連動性がキーワードとなっている。
⇒ 石油価格が55ドル/バレルだと補助金なしでもペイでき、バイオエタノール供給は増える。
(2) バイオエタノール供給は増えて困るのは、二つあり、一つは畜産農家の経営、二つ目は日本の消費者への影響であり、新たな地球規模の安全保障問題が派生する。
(3) 主食価格が上がり、貧困層が困るなど人類最大のリスクが現実的になった。
EUはバイオ燃料指令6%を掲げ、原料確保が追いつかない、食料安全保障への影響がでている。
⇒ 耕地を広げるため、インドネシアでは熱帯林の伐採で生物多様性の重要な部分が失われている。
⇒ バイオエタノールは本質的に二酸化炭素が軽減されるのか?
大きな疑問でバイオエタノールの生産、加工、流通で相当エネルギーをオーバーする。
(4) コストの問題は競争力で
 .┘優襯ー安全保障よりも、食料安全保障をまず考える。
◆|六挫肋辰エネルギーにもあてはまる。
⇒ 近場で生産し、近場で使う。カスケード利用をする。
   技術開発とセットとし、工夫に対して補助金を与える。
(5) バイオ燃料の生産・貿易に新しいルールを提案した。
 \源此Σ湛・輸送プロセスで二酸化炭素排出量を増加させないこと。:LCA評価
◆’醒賄祥僉⊃肯喩穏療による生態系の破壊、土壌劣化など、新たな環境破壊につながらないこと。
 主食の確保という観点から、特に零細農民や貧困層の食料安全保障を脅かさないこと。

阮 蔚氏からは、
(1) 日本は資源不足と聞いていた。中国から日本へ来るとき、飛行機から見た中国の山はイエローか、茶であった。中国に比べて資源がない、日本の山が緑で山の色が違う。
⇒ 日本は木があって水が豊富、山の資源をどうすれば、良いかアジアへ情報発信を!
(2) 中国では、エネルギー自給率は93%と日本の16〜18%より高い。中国はエネルギー効率を高めていくのが世界への大きな義務。
⇒ 中国はまずは食料確保が第一で、バイオエタノール生産は4社以上の工場進出は許可しない、原料もセルロースや非主食を使う方針にした。

末松広行氏からは、
(1) バイオエタノールが自国での食料生産の再認識に繋がり、日本では耕作放棄地が埼玉県に相当する広さだ。食料の安全保障を高めるためバイオエタノールを行う。
(2) 日本では、おいしいものは手間をかけてつくる。その一方で、エネルギー原料は味とは関係なく、低コストでたくさんつくる必要がある。
⇒ エネルギー原料として廃棄物利用が効率的で、廃棄物処理の収入と生産したバイオエタノールを売ることで、二つの収入が入ってきます。 などがパネルディスカッションでの概要です。

みなさん、バイオエタノール生産を巡る、エネルギー安全保障と食料安全保障の競合関係について、どのように思われますか?


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ヤフーブログが不具合です。「エネルギーと環境」は今日更新しました。
他には「 証券会社情報 」「中国情報」がNEWです。
みなさん、申し訳ありません。ヤフーブログが早く回復していただきたいです。 削除

2007/5/31(木) 午後 10:18 [ 馬明 ] 返信する

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なるべく小さな自治体単位で、食とエネルギーが自給できるようにする。これが安心して暮らせる豊かな社会への、大切な指針だと考えています。経済の拡大だけを求めていれば、こうした安心社会は実現できません。しかも現代では、ムダな浪費をせずに省エネするだけで、技術的には実現可能になっている。あとはこれを市民が選択して、政策として方向付けをすればいいだけだと思うのですが。日本では、これが出来ないんですね!

2007/5/31(木) 午後 11:33 イソップ 返信する

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イソップさん、こんばんは。40年ほど前は多くの農家では、味噌、醤油、お茶、納豆など自給自足でした。
今から、振り返れば、貧乏生活は実は贅沢品を食べていたわけです。

現在、レストランなどで廃棄処分される残飯は、多くは外国から輸入した食料です。
本当にもったいないですね。食料の無駄を省くだけでも、世界中の飢餓で苦しむ人々を救うことができます。
私たちも様々な環境を考えて生活することが大切ですね。 削除

2007/5/31(木) 午後 11:50 [ 馬明 ] 返信する

馬明さん、私は最近のバイオエタノールが広い意味での安全保障に役に立つとは思っていません。食糧価格の上昇はその証左のひとつに過ぎないのです。別に環境に優しいわけでもないバイオエタノール、もう一度冷静にその功罪を検証してみる必要があると思います。

2007/6/1(金) 午前 1:18 [ rafiq_nakagaki2000 ] 返信する

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RAFIQさん、コメントありがとうございます。以前にも同じ内容の発言でしたね。

現在、バイオエタノールはエネルギー安全保障と食料安全保障の競合関係にあります。
環境に優しいとは、生産に多大なエネルギーが必要ない、分解もお金や時間をかけずに容易なことです。
RAFIQさんが仰るとおり、私も功罪を検証してみる必要がある意見に賛成です。 削除

2007/6/1(金) 午前 1:54 [ 馬明 ] 返信する

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ずいぶん前の方にいらっしゃったのですね^^ この講演会、インフォマティブでいろいろ勉強できましたけど、残念ながら私の中の展望がはっきりした感じではありませんでした。風力、プライグインハイブリッド、等々レスター氏からいろいろキーワードも出ましたけど、どれも日本においては決め手に欠ける感があります。国家の意思と戦略、政治的決断がいかに重要かということだけは、感じ取って返って参りました。。。

2007/6/1(金) 午前 3:55 ayammt 返信する

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arisupapaさん、おはようございます。当日は関係者席の近くでした。(汗)
レスター・ブラウン氏の基調講演では、確かに色々なキーワードが出てましたね。
私はこの中では、プライグインハイブリッドは政府の政策とも合致していますので、今後有望なキーワードとして官民が一体になって、実現されるものと非常に期待しています。 削除

2007/6/1(金) 午前 6:53 [ 馬明 ] 返信する

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僕は今レスター・ブラウン氏の書いた『プランB2.0・・・・』を勉強中です。
半分くらい読みましたが事態はもっと深刻な状況になっていますね。
ブラジルにおいてもサトウキビ畑を作るために森林伐採が続いているようです。
バイオ燃料による石化燃料の5%削減は、もっと地球環境を悪化させるような気がします。
なぜ5%のバイオ燃料が必要なのか?・・・5%と言わずに今のガソリン消費量、ガソリン車の数量を規制するような政策を打ち出さない限りはとても無理だと感じています。
日本の農業政策はまた別の次元だと思います。
ロシア、フランスが夫々、生きた蟹と鰻の稚魚の輸出規制を始めましたが、各国はどんどん食料、木材などの輸出規制を始めています。
これを機会に日本もしっかりした農政で食料自給率を高める努力が必要だと思います。
それにはやはり一般国民の食に対する意識が変わらないと駄目でしょうね。今でも毎日我々の1食分の食料が捨てられているようですから。バイオをやるなら先ずは生ゴミ、木材などの廃棄物から始めれば良いのではと僕は思っています。

2007/6/1(金) 午前 10:31 bar*n10**1947 返信する

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BARONさん、現実の事態を知ると、バイオ燃料がガソリンの代替エネルギーとしては、機能しないのがわかるのですね。

今の風潮は、バイオエタノールが万能です。バイオエタノールが代替エネルギーの切り札的な位置付けになっています。

これが本当なのか、非常に考えさせれることが、レスター・ブラウン氏の著書から導かれているのわけですね。

BARONさんが仰るように、廃棄物の有効活用のための法的整備、技術開発、システム作りが、日本にとっては重要なことだと考えてます。
私はBARONさんのご意見には大賛成です。
BARONさん、レスター・ブラウン氏の著書を読み終わったところで、ご意見のコメントをどうぞよろしくお願いします。 削除

2007/6/1(金) 午後 4:11 [ 馬明 ] 返信する

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馬明さん、こんばんは。
ようやく、『プランB2.0―エコ・エコノミーをめざして』を
読み終えました。

ガソリン車の税金を高くし、ハイブリット車やこれから
市販される電気自動車・燃料電池車などの、石油への依存度の
低い乗り物により多くの税制軽減措置をとったり、企業努力などで
ガソリン車とほぼ変わらない値段にしたりすれば
クリーンなエネルギーへの転換が進むのではないかと、考えたりしました。

海洋資源の保護・維持も、日本は積極的に
取り組み・呼びかける必要のあるモノだと思います。

特定の国だけではもはや対処不能の所まできてる以上
先進国・途上国関係なく、全ての人類が手を携えて
文明の生と死(人類という種の維持)に、立ち向かうべき時に
来てるとも、思いました。

後、こちらの記事にトラックバックさせて頂きます。

2007/6/3(日) 午前 0:01 [ T×2 ] 返信する

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T×2さん、こんばんは。

『プランB2.0―エコ・エコノミーをめざして』のトラックバック、ありがとうございます。
ハイブリット車などで二酸化炭素排出量を低くするには、税制措置の
必要性がポイントとのことですね。
中国は米国を抜いて世界で一番、二酸化炭素排出量が大きな国になる
のも目に見えています。
その中国が排出権利を売買しているのは、納得いきませんね。

T×2さんが仰るように、先進国も途上国も二酸化炭素は排出します。
世界中で排出量の低減を目指そうではありませんか。
環境のジャンルでリンクを午後にさせていただきます。 削除

2007/6/3(日) 午前 0:19 [ 馬明 ] 返信する

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馬明さん、おはようございます。
大変に貴重な講演内容をありがとうございます。
日本は食糧自給率が低いのですよね。。。
末松広行氏の「バイオエタノールが自国での食料生産の再認識に繋がり…」が現実となればよいな…と思います。

猫は歩ける距離は歩く(車を使わない)。お出かけする際は「マイ買い物バッグ」を持参し、包装やビニール袋を断っています。ほんの微々たる努力ですが、チリも積もれば何とやらになれば良いなと願っています。 削除

2007/6/3(日) 午前 10:04 [ ] 返信する

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猫ちゃん、素晴らしい考え方です。すでに買い物で実践されているのですね。

バイオエタノール生産では、実際にいくつかの県で米を原料にする試みが行われています。
この稲は多収穫米ですが、当然のことながら、肥料も使います。

猫ちゃん、一人ひとりが日常生活で省資源、省エネルギーを実践すれば、原子力発電所の新規建設も抑えられることでしょう。 削除

2007/6/3(日) 午前 10:40 [ 馬明 ] 返信する

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馬明さん、お久しぶりです。
最近、引篭もり気味で株も放置状態のダークサイドです。
バイオ燃料は非常に興味がある分野なので、是非拝聴したかったです。今年の小生のテーマは「バイオ燃料は地球を救うのか?」と「原油に代わる魔法の燃料は?」です。
最近、地質学者として石油探査を行っていたピーター・ターツァキアンの「石油 最後の1バレル」という本を読みましたが現状の原油消費と過去のエネルギーの歴史が記述されており非常に面白かったです。
お勧めです。 削除

2007/6/5(火) 午前 0:01 [ ダークサイド ] 返信する

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ダークサイドさん、こんばんは。
お久しぶりです。お元気のご様子で何よりです。

ダークサイドさん、ベトナム株ではIPO株挑戦と素晴らしいご活躍でおめでとうございます。行動力に敬意を表します。

レスター・ブラウン氏は講演、NHKや雑誌社からの取材と、当日は会場も満員ですし、大人気でしたね。
ダークサイドさんの今年のテーマが「バイオ燃料は地球を救うのか?」と「原油に代わる魔法の燃料は?」とは時代にマッチした課題です。

それと、ご紹介いただいた、ピーター・ターツァキアン氏の「石油 最後の1バレル」という本の標題をお聞きしただけでも、非常に興味深い内容の本だと思いますね。ご紹介ありがとうございます。 削除

2007/6/5(火) 午前 0:15 [ 馬明 ] 返信する

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こんばんは。たびたびコメント&トラックバック有難うございます。(恐ろしく遅い返信ですが・・・)ご存知かもしれませんが、今月末発売の雑誌ニュートンの特集は「地球温暖化」です。ドイツサミットも温暖化が主題だそうですが、これを機会に、人間活動の環境影響やエネルギー収支を気にかけるような風潮が広まってくれるといいんですが・・・。

2007/6/6(水) 午後 10:52 [ pol**etab*ly ] 返信する

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polymetabolyさん、コメントに感謝しております。

ニュートンの特集が「地球温暖化」とは知りませんでした。(汗)
世界中で「地球温暖化」を防止するため、色々なツールが使われているわけですね。
それだけ地球温暖化問題への関心の高さが伺えれられます。

polymetabolyさん、如何に人類が効率よく、地球に負荷が少なく、様々な活動が営めるか、これは世界中の大きな課題ですね。 削除

2007/6/6(水) 午後 11:34 [ 馬明 ] 返信する

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みなさん、バイオエタノール生産でわかったこと。

バイオマスで二酸化炭素を下げるため、バイオ燃料を奨励しているのではありません。

日本の資源安全保障で自国のエネルギー資源として、バイオ燃料、風力、太陽光を積極的に活用した結果が、二酸化炭素排出量の低減に繋がったのです。 削除

2007/6/8(金) 午後 8:23 [ 馬明 ] 返信する

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こんばんわ。二酸化炭素のことを考えると、エコなエネルギーは必要なんでしょうけど、開発をして、それが世界中に拡散できるのか?に疑問をベトナムを見ていると思います。

今、思うのはエコカーが一番良いのでは?と考えちゃいます

2014/9/5(金) 午前 5:32 [ 勝手気まま ] 返信する

勝手気ままさん、おはようございます。
水を電気分解して走るエコカーは横浜で今小型車がシェア走行をしています。これは期待できそうです。
ナイス4!ありがとうございます。

2014/9/5(金) 午前 7:22 馬明 返信する

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