この帝國陸軍参謀本部の外局に陸地測量部があります。 そこで、馬明はその場所に残存しているかを調べするため、亀戸7丁目へ行きました。 この水準點の蓋は現在もありました! 水準點の蓋に書かれた“3377”は一等基準点名です。 この一等水準點があった場所は、首都高速7号小松川線近くにかつて元佐倉道と呼ばれた旧千葉街道でした。 この道は成田参詣で昔賑わったところにあり、林丈二氏が撮影した2006年11月当時とほぼ変わらぬ状態で残存していました。 当時との違いを言えば、“(3377)”と番号が振られた点でしょう。 蓋の地紋は、五光星から構成されています。 この蓋で描かれた五光星は、馬明が撮った大日本帝國陸軍制水弇の紋章と同じでした。 蓋の真ん中には縦書きで記された“水準點”があり、これは素晴らしい字体です。 “點”は点の旧字体です。
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水準点
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澁谷町会は東京市水道拡張工事が戦時諸物価暴騰のため実施工事が1923(大正12)年に延期、市外給水も見込みない状況から、単独経営が得策となり1917(大正6)年10月21日に水道敷設調査委員を選定しました。 澁谷町会は中島鋭治、西大條覚の両博士に実施計画の精査を委嘱し、調査の結果、水源を北多摩郡砧村字大藏先の多摩川に決定しました。 澁谷町水道は1920(大正9)年6月に水道全般の実施設計を完了、同年12月11日に工事施工認可、1921(大正10)年5月8日に工事起工、1923(大正12)年5月1日に同水道が砧下浄水場通水、同年7月より町内一部給水を開始しました。 澁谷町水道は1932(昭和7)年10月1日に東京市によって、8単独町営(澁谷町、目黒町、淀橋町、大久保町、戸塚町、代々幡町、井荻町、千駄ヶ谷町)及び2町村組合(江戸川上水、荒玉水道)経営の計10水道事業の一つとして統合経営されました。 ここが駒沢給水所の入口です。 水準点標石の中央に彫られたマークは、澁谷町水道の紋章です。 この紋章は澁谷町の「澁」の字をデザイン化したものです。 違った角度から澁谷町水道の水準点標石をご覧ください。 拡大して見るよりも澁谷町水道の紋章がわかりやすいようです。
駒澤給水場の配水塔から自然流下で澁谷町給水地区へ配水するためには、澁谷町の最高標高地よりも、標高が高い場所に配水塔を建設しなければなりません。 駒澤給水場の場所は駒澤町のなかでも標高が高い場所で、その標高を測量するために、設置されたのが“澁谷町水道の水準点標石”でした。
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三角點は三角測量をするときの“位置の基準点”となるものです。 今年の5月に横浜の代表的観光地である“山手”で、お目当ての小三角點を見つけました。 この場所に小三角點の蓋がありました。 小三角點の蓋は、歩道の石畳に溶け込んでいました。 拡大した小三角點の蓋をご覧ください。蓋を開けると測量標石があります。 小三角點の紋章は、ハマの2字をデザインした“横浜市き章”です。 この横浜市徽章は、明治42年の開港50周年を記念して、同年6月5日に公示されたものですから、この小三角點の蓋は明治末から大正時代にかけての設置かもしれません。 小三角點の蓋は、もう1か所ありました。 こちらは外人墓地がある歩道にありました。 大きさもデザインも同じものです。 この小三角點の蓋は、本に記載があるとおり、横浜の歴史的地下埋蔵物の所在を示す重要な土木遺産です。 ご覧のとおり、横浜は東京では見られない珍しい
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最初の写真は堅剛な日本水準原点標庫です。 日本水準原点標庫は大変立派な石造りの建物で、日本水準原点は菊花の御紋がある扉を外した場所にあります。
これが一等水準点 甲です。蓋には国土地理院と表記されています。 つぎから順番に残りの一等水準点を紹介します。これは一等水準点 乙です。 一等水準点 丙は日本水準原点標庫の一番近くにあります。 こちらは日本水準原点標庫から一番遠くにある一等水準点 丁です。 これは前回も紹介しましたが、鉄の蓋ではありません。 国会前庭洋式庭園の入口近くにあります。 こちらは一等水準点の戊です。 最後に日本水準原点と一等水準点の関係を図でおおよそ示しました。 この図を参考になさって、日本水準原点標庫と一等水準点5つをご覧になってくださいませ。 国会前庭洋式庭園には特有のマンホールもありますので、後日紹介させていただきます。
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水準点シリーズは、第1回浅間神社の水準点に続く、2回が『日本水準原点』です。 最初の写真は堅剛な日本水準原点標庫です。 日本水準原点標庫は大変立派な石造りの建物で、日本水準原点は菊花の御紋がある扉を外したなかにあります。 建物を拡大すると、銘盤に右書きで“水準原点”と、その上の帯状部分には右書きで“大日本帝国”と彫られています。 歴史を感じますね。そのはずです。この日本水準原点標庫は1891年5月に建設されました。 建物は平成8年3月18日付けで東京都指定有形文化財(建造物)に指定されています。 日本水準原点標庫から50m離れた二方向の場所には、国土地理院の水準基標No1と水準基標No2があります。 これらは日本水準原点標庫の近くを通る営団地下鉄8号線工事が、日本水準原点への影響を監視するために、かって設置したものです。 このほかに最近では、国土地理院が3月11日に発生した東日本大震災後の水平・上下変動を調べました。 国会前庭洋式庭園内には、他にも立派な一等水準点があります。 日本水準原点の周囲には、一等水準点甲、乙、丙などの蓋があります。 こちらは後日紹介させていただきます。
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