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食料自給率には、大きく分けて品目別食料自給率と、総合食料自給率という2つがあります。よく耳にする自給率は後者の総合食料自給率の(カロリーベースの)方です。この(カロリーベースの)自給率とは、食品に含まれる基礎的な栄養である「カロリー(熱量)」をものさしにして、食料品全体の自給率を計算することです。この自給率には家畜の飼料が含まれるので、例えば、卵は国内供給量の95%を日本産の卵でまかなえますが、自給率に換算すると、10%にまで落ち込んでしまいます。家畜の飼料であるトウモロコシや麦が日本ではほとんど取れないからです。
日本の最新の食料自給率は39%だそうです。半分以下ですので、数字だけ見れば低いとは感じます。 ところで、(カロリーベースの)食料自給率の計算の仕方はというと 食料自給率=国産物で供給できるカロリー÷国民1人1日当たりに必要な消費カロリー という、式で求められます。国産物で供給できるカロリーは996キロカロリーで、国民1人1日当たりに必要な消費カロリーは2546キロカロリー(出回る食品の総カロリーを国民数で割ったら出る数字)であり、996÷2546=0.39、つまり39%と言う数字が出てきます。 ただ、国民一人当たりの必要カロリーが2500キロカロリーは多すぎる気がします。人が一日に必要なカロリーは基礎代謝量を0・6で割った数となります。このサイトで基礎代謝量が分かります。(http://www.kenkodiet.jp/check_basal.html)。私の例として、男性、身長180cm、体重69kg、30歳と入力すると、基礎代謝量は1423.4キロカロリーとなり、私に一日に必要なカロリーは1423.4÷0.6で2373.33キロカロリーとなります。 一般的に、一日に必要なカロリーは成人男性で2400、成人女性で1900と言われています。国民全員に2500も要らないと思われます。平均すれば2000程度になり、仮に2000で計算してみると自給率は49.8%になります。 では、主な食品別の自給率を紹介します。食品生産力研究所(http://www.foodpanic.com/index2.html)より 米、パン、麺類 米:100% 食パン:1% 中華麺:3% スパゲティー:3% うどん:62% そば:21% 野菜・果物類 キャベツ:97% ねぎ:91% きゅうり:93% 大根:98% たまねぎ:78% グリーンピース:45% 白菜:100% にら:100% たけのこ:8% にんじん:80% ピーマン:87% パイン:3% さやえんどう:45% れんこん:82% こんにゃく:86% さといも:68% レモン:4% しそ:100% じゃがいも:66% なす:96% パセリ:100% やまといも:100% さつまいも:94% マッシュルーム:98% なめこ:100% 春菊:100% もやし:100% 納豆:13% みかん:104% ほうれんそう:97% 青梗菜(チンゲンサイ):100% ごぼう:69% かぼちゃ:62% トマト:55% しょうが:15% かぶ:100% ブロッコリー:53% グレープフルーツ:0% アスパラガス:51% キウイ:43% いちご:84% バナナ:0%(極微量) メロン:87% すいか:100% りんご:62% 梅干:50% 魚介類 えび:5% いか:70% あじ:80% 鮭:60% さば:62% さんま:118% かき:81% たら:50% ぶり:100% いか:70% あさり:42% ほたて:105% まぐろ:38% うなぎ:20% うに:11% かに:22% かれい:53% あわび:43% かじき:38% 肉類 鶏肉:7% 豚肉:5% 牛肉:10% ベーコン:5% これらの各品目の自給率を見ると、肉類が軒並み低い自給率になっています。それは、前半でも述べたとおり、肉類には家畜の飼料が含まれるので、その飼料が海外からの輸入に頼っている日本ではどうしても低くなってしまいます。要するに、肉食の生活が続く限りは自給率は上がり難いと言えます。欧米各国があれだけ捕鯨に反対する裏には、表面上は感情的な理由もありましょうが、「鯨を食べるなら、我々が作る牛肉を買って食べろ」との思惑があるからだと思います。日本は動物性淡白を古来より鯨から摂取していましたから、それを牛や豚に切り替えさせ、また金払いのいい日本市場開拓の思惑もあるのでしょう。 一方で日本古来の食生活である、お米、野菜、魚の自給率はそれほど低くはなく、概算で70%前後はあるのかと思います。70%と言えばイギリス並みの自給率と同じです。 結局、自給率を上げるには生活スタイルを和食中心にするしかないのではと思えます。肥満防止にもなり、医療費も抑制できる。それに食料の自給は国の安全保障であると言えます、食料の備蓄だけでなく、農作物の種子の備蓄や新たな品種開発なども同時平行にするべきことでしょう。 最後に、毒餃子問題で揺れるシナとの関係ですが、シナからの食料輸入がなければやっていけないと、媚中派の皆さんは言っていますが、日本のシナからの食品関係の輸入額はJETROの統計では、2006年度で約81億ドル(約9000億円)で、日本の食品輸入総額は約7兆5000億円であり、その割合は12%です。一方で、年間の食品の食べ残しが残飯として25%も出ています。このような無駄を無くせば、シナからの危険なものを無理に輸入する必要はないと思います。媚中派の人間が言う(食品について)、「シナに頼らなければ日本は立ち行かない」との言葉は、プロパガンダの一種であると言えます。事実を正確に言い得ていないとも言えます。シナからの輸入増大は最近のことであり、それまではシナ抜きでも立ち行っていたのです。 今回の毒餃子事件で、消費者もシナ産食品を敬遠するようになりました。この事件を気に是非とも、国産品を見直す契機にしてもらいたいです。
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