化学物質過敏症奮闘記

国籍法改悪・外国人参政権・人権擁護法案・美名の売国法案ばかりで最早、日本人はレジスタントか・・・

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ロシアの反体制派であった

リトビネンコ氏のポロニウム暗殺疑惑も記憶に新しいように、

今や、放射性物質が暗殺やテロに使われ、

ロンドンでもホテルやレストランが一時期隔離され、

運搬経路、接触した人の被爆が心配されたように、

知らないうちに広範囲に放射能汚染が広がる危険性が、

身近に感じられるようになりました。

それは、どこでも起こりうる事なのです。


たまたまポロニウム210はアルファ線という、

紙一枚で遮蔽出来る放射能であった為、

それほど甚大で広範囲な二次被害は出しませんでしたが・・・



昨今では従来の大量化学兵器、

N(Nuclear:核) B(Biological:生物) C(Chemical:化学)に、

R(Radiological:放射能)を加えて、


NBCR兵器

そしてそれらを使用したテロ行為を、

NBCRテロと呼ぶようになってきたそうです。



実は、放射性物質は身の回りにも存在します。

研究機関や検査機関、病院の放射線治療室にも。

放射線を浴びた物質も放射能を帯びるので、

放射線治療をした患者さんの排泄物なども放射性物質となりますし、

放射性物質を撒かれた場合にも、

建物、運搬経路、廃棄経路などが広範囲に汚染され、

目に見えない為、その特定・検証は困難に陥ります。



よもや、テロリストや暗殺者のみならず、

不注意の媒介者がたった一人いるだけでも、

一歩間違えば深刻な汚染を引き起こします。


その事例をひとつピックアップしたいと思います。



1987年9月13日、ブラジル、Goianiaの2人の清掃業者が、

廃業した病院のがん治療用の機械から、

ステンレスの円筒形の入れ物(1ガロン缶=3.79L程度の大きさ)を引き抜いて、

9月18日にスクラップ業者に25ドルで売り渡しました。


その病院の医師らは既に新しい病院に移っており、

古い放射線医療施設は取り壊し中で、

そこには400キロの遠隔放射線療法のための機械が残されていたのです。


9月21日、スクラップ業者がその入れ物を分解すると、

中から発光する美しい青い粉が出てきました。


これは1400キューリーのセシウム137だったのです。

そうとは知らずに従業員の1人は自宅に持ち帰りました。


そしてその従業員の家の居間に置かれていましたが、

翌22日と23日には家族や友人に分けられました。


ある人はベッドの下に置き

別の人はポケットに入れて持ち歩いていたそうです。

ある子どもたちはカーニバルに顔料を顔に塗るように、

身体に塗って遊んだりしていたようです。


そのスクラップ業者の姪だった6歳の女の子は、

卵サンドにセシウムの粉をつけて食べてしまいました(後に死亡)。


その母親は、洋服にセシウムの粉をつけたまま寝てしまい、

矢張り後に死亡しました。


2〜3日のうちに、その粉に触れた者たちが、

次々に嘔吐や、手・皮膚の水ぶくれを訴え始めます。


9月28日、スクラップ業者が医療機関を受診しました。

そこで運よく放射線障害であるという正しい診断が下され、

しかるべきところに報告されました。


翌29日、Brazilian Nuclear Energy Commission は、

放射線事故の扱いに慣れている医師2人を含むチームをGoianiaに派遣しました。


その結果、約100万人が住むGoianiaにおいて、

244人がセシウムに曝露され、

そのうち54人は病院で更なる検査が必要である判断され、

スクラップ業者の6歳の姪御さんを含む4人が死亡しました。

被爆した建物・地域は隔離され、

今後の長期にわたる癌のリスク、遺伝子欠損などの影響は、

見積もり不可能だという事です。

Science. 1987 Nov 20;238(4830):1028-31.



セシウム 137 半減期 約 30年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0

ポロニウム210 半減期 約138日
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0



放射線は目に見えません。

そして放射能が発散される期間も強さも物質によってまちまちです。

管理に手落ちがあるだけでも汚染事故に繋がり、

ましてや、悪意のある第三者の手に渡れば、

それこそ致命的な事になります。



思えば、長い長い年月をかけて、

この地球上から放射能が消え去り、

宇宙からの有害な紫外線や電磁波を遮断してくれる、

天然のバリヤーであるオゾン層などが誕生した後に、

ようやくこの地球上で生命が誕生しました。


そのかけがえのない環境に、

今度は人の手によって放射能が拡散しつつあります。


経験的に人類が長い間封印してきた、

生命体の健康上、甚だ有害な側面を持つ、

石油を大々的に利用を始めた時、

人類はパンドラの箱を開けてしまったのだと感じているのですが、

「核」「放射能」も、もう一つのパンドラの箱だったのだなと感じます。



パンドラの箱

「決して開けてはならない」
と神から託された箱を好奇心にかられて開けてしまうと・・・
中から、災い、疫病、哀しみ、犯罪などが次から次に飛び出し、
最後に箱の中に残ったものが希望だった・・・というお話です。






などと記事を書いていたところで、


放射性物質盗難事件のニュースが流れました・・・


(以下産経ニュースより)

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080408/crm0804080031000-n1.htm

放射性物質盗まれる ビデオに不審な男

2008.4.8 00:31  
文部科学省は7日、千葉県市原市の検査会社「非破壊検査」東京事業本部で、
放射性同位元素「イリジウム192」を密封した容器1個がなくなったと発表した。
 事業本部によると、5日午前1時40分ごろ、
保管庫を映した防犯ビデオに容器を持ち出す不審な男が映っていた。
千葉県警市原署は窃盗事件として調べている。 

盗まれたのは放射線透過検査装置に使う線源。
容器はステンレス製の円筒形で、直径約25センチ、長さ約40センチ、重さは約20キロ。

イリジウム192が漏れて、約1メートルの近さで被曝(ひばく)すると、20時間で嘔吐(おうと)などの症状が出て、60時間で命にかかわるという。
 


盗まれた容器は、普通の鍵とカードキーの2種類の鍵で施錠された保管庫に置かれていた。 
事業本部によると、7日午前7時ごろ、出勤した社員が28個あるうちの1個がなくなっているのに気付いた。
保管庫の鍵は壊されていなかった。 鍵は事業本部に隣接する社員寮の廊下にあるダイヤル錠のついたケースに保管されており、紛失していなかった。
寮は24時間出入り自由だった。 
事業本部は「イリジウムの現金化は困難。
検査以外の使い道もなく、何の目的で盗んだのか分からない」と話している。(引用以上)


不審な男を即刻逮捕して下さい。非常に気になります。

我が国はあまりに無防備です(ToT)

4/13追記:犯人の画像が公開されました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/137010

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