|
このあいだ、ぼくは生後5ヶ月になった。 この5ヶ月間、保育園に行き始めたり、舌の手術をしたりと、忙しかったけど、 この頃は体重が少しづつ増えはじめたし、毎日が落ち着いてきたような気がする。 保育園の虹組の仲間も、最近は新しい居場所に慣れてきたみたい。 朝から夕方までママが恋しくて泣いてばかりだったタマキちゃんも、この頃は泣かない。 タマキちゃんの近ごろの親友は小さな布袋で、いつも片手に布袋を持って活動する。 布袋の前は、着替えのズボンが親友だった。遊ぶときも寝るときも食事の時も ズボンと一緒だったけど、いつの間にかズボンよりも布袋に心移りしたらしい。 ぼくよりも布袋と一緒の方が楽しそうだ。 保育園で毎日練習したおかげで、ぼくは腹這いが上手になった。 4ヶ月検診でお医者のおじさんがほめてくれたので、うれしくなって練習にますます気合いが入る。 この前、カエデちゃんの近くで腹這いさせてもらったから、手を伸ばしてみた。 カエデちゃんもぼくの方に手を伸ばしてきた。手が触れ合うととても気持ちがいい。 そのまま見つめ合っていたら、「仲良しね」と、保育士さんがにっこり笑った。 カエデちゃんは、ぼくの心の友だ。 保育園はとても楽しい。楽しいから、毎朝お出かけの支度で帽子をかぶせてもらうと
それだけで口元がゆるんで、笑顔がこぼれてしまう。にへへへへ。 この前は、プール開きのイベントで、ビニールプールで泳ぐドジョウを見せてもらった。 小さくて、にょろにょろしていた。ぼくを抱っこしてくれた保育士さんが「ほら、ポンくん、 ドジョウだよ〜」と言って、ビニールプールにぼくを近づけた。 ドジョウを見るのはおもしろいけれど、水遊びはあまり好きではない。 水遊びが苦手なのがバレるのは恥ずかしいから、大泣きで抵抗した。見学だけで充分だ。 保育士さん達は今、僕を水遊び好きにさせるための作戦を練っているらしい。 それから、保育園では時々オムツを外してくれる。仲間達はズボンとパンツになるけれど、 僕は身体が小さくて、まだズボンもパンツもゆるゆる。だから、赤ちゃん用のつなぎ服1枚になる。 ミルクの時間とお昼寝の時間は布オムツをはめるけど、起きている時はオムツをしなくていい。 オマタがスースーして気持ちいい。床の上や畳の上で失敬してしまうけれど、 泣いてお知らせするとすぐに新しい服に取り替えてもらえる。 保育士さん達は、我々が失敬する度に汚れた床を掃除して大変そうだけれど、 誰もイヤな顔をしない。だから、心おきなくオムツ外しを楽しめる。 初めてオムツを外した日、持ち帰りの洗濯物の多さにお母さんはびっくりしていた。 洗濯が大変だわ、なんて言っていたけれど、たった1日オムツを外しただけで、 オムツかぶれしかかっていたぼくのお尻がキレイになったので、今ではお母さんも オムツ外し肯定派だ。その割に、家ではちっともオムツを外してもらえない。 オムツがないと快適なんだけどなあ。どうしてかしら。 別の日には、屋上のクローバー畑に連れて行ってもらった。3年前にこの保育園が出来た時、 保育士さんたちがみんなで屋根に土を敷いて、クローバーを敷き詰めたそうだ。 クローバーの上で腹這いにしてもらった。土と草のふかふかした感触が、心地よい。 手と足をバタバタして、その感触を満喫した。後で、お母さんはぼくの汚れた服を見て、 また驚いていた。ゼロ歳児が泥で服を汚すとは思っていなかったらしい。 お母さんのびっくりする顔はおもしろい。これからどんどん、びっくりさせてやろう。 この保育園にいる限りは、簡単にびっくりさせることが出来そうだ。 |
全体表示
[ リスト ]



