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フィンランドの映画監督といえばこの人、アキ・カウリスマキの作品です。 先月から日本でも公開されました。 育児休業からの復職直前にポンタを保育園に預け、ウリタは有給休暇を取って、 二人で見に行った映画です(わるい親?)。 そうそう、「アキ」って、日本では女性の名前ですが、フィンランドでは男性の名前になります。 カウリスマキ監督の作品は暗〜い感じ(でも、フフッと笑える要素が組み込まれてる)の ものが多いのですが、ここのところの作品は(「浮き雲」や「過去のない男」)では、 真面目にコツコツ生きている人が多少は救われる、みたいな、 希望を感じさせる部分があったので、今回も期待していたのですが。 う〜ん、最近の作品の中では少し暗い感じ漂っていたかな〜。 ”孤独”がテーマだそうで、友達のいない、内気(?)な男性が主人公。 舞台はもちろん(?)、フィンランドの首都、ヘルシンキ。 職場の警備会社にも友人は、なし。上司からも疎まれる毎日。 仕事ぶりは、可もなく不可もなく、といったところでしょうか。 夢は、自分で警備会社を作ること。起業セミナーにも出席して、やる気は満々ですが、 銀行からは『私共を笑わせに来たのか?』とあっさり融資を断られてしまいます。 そんなある日、カフェで話しかけてきた女性! ガラガラに空いたカフェなのに、なんと彼女は彼の目の前の席に座ったのです。 「どうしてここに座るの?」 「あなたが寂しそうだったから」 てな感じで、彼の心はぽっかぽか。 ですが、彼女、そう振舞うように仕向けられていたのでした。 そうとは知らず、海辺のコンテナでマッカラ(フィンランド語でソーセージのこと)を 売る女性に恋人が出来たと自慢する彼。 恋人になった彼女(そう思ってたのは彼だけ)にねだられて、夜の警備に同行させてしまった彼。 気をつけていたはずが、宝石店のセキュリティー暗証番号を盗み見され、 直後に睡眠薬を盛られてしまいます。 気が付いたときには、彼女の仲間が宝石店の品物をすべて運び出した後。 彼には盗みの証拠がなく、一度は釈放されるのですが、突然家に訪ねてきた彼女に 証拠となる物品を押し付けられ、あえなく逮捕。 それでも、彼女をかばって、盗みは自分ひとりでやったと主張する彼は、裁判の結果、刑務所へ。 無実の罪なのに、服役します。 服役中、彼を心配するマッカラ売りの彼女が手紙を寄こしますが、それは無視(かわいそう・・・)。 出所した彼、レストランで皿洗いの仕事を始めました。 今度の夢は、自動車修理工場を経営すること。街で再会したマッカラ売りの彼女に、 淡々と夢を語ります。 このあたり、全くめげてない感じや、夢がコロコロ変わって子供っぽい感じが ある意味ギャグっぽくて、笑えるんですよね。 ところが、彼のレストランに仲間と一緒の彼女が食事に! どうやら、仲間はこのレストランの馴染み客のようです。 仲間は彼の口を封じたかったのか、彼ともう顔を合わせる気にならなかったのか、 とにかく支配人と何やら話をし、彼は前科が発覚して解雇。 そして、仲間達に襲われ、屋外にぐったりと横たわる彼。 はい、どこまでも気の毒な彼です。 もうちょっと救いようがないな、と思ったその時、彼の惨状を知った少年が、 マッカラ売りの女性を連れてきます。 ついに彼は、”孤独”から抜け出すのかも!・・・というところで、物語は幕を閉じます。 主人公の彼は、人はいいんだけれど内気で、つらい目にあっても淡々とした希望を 持ち続ける人間です。 その淡々としたところが、時に笑いを誘います。なかなか救われない彼ですが、 お先真っ暗な気分にならないのは、ところどころに仕込まれた「ふふっ」と思う瞬間のお陰でしょう。 決して明るい話ではないのに、見終わった後はウリタと顔を見合わせてにっこり笑ってしまいました。 そんなところが、カウリスマキ監督らしい映画です。 楽しくてわーっと笑える映画じゃありませんが、うふ、と密かに微笑みたい方におすすめかな。 ・・・・・・・・・・ 今年は、観たい映画が多いです。 ポンタがいるので、映画館に行くのは難しいのですが、それでも2本観ました! (「街の灯り」と「もがりの森」←パソコンで漢字がでてきません。”もがり”は 漢字なのが正しい題名、です) あと観たいのは、
「夕凪の街 桜の国」 「陸(おか)に上がった軍艦」 「ヒロシマ ナガサキ」 です。もう復職しちゃって、平日は仕事だし、土日もヘトヘトで家でゴロゴロしてるため、 映画館では観られそうにないな、なんて思っている間にほとんど上映終わっちゃいました。 なぜか、戦争関連ばっかりですね。 |

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町の灯り いい映画ですね。
アラビアさんの文を読んですっかり見た気分になりました。
ちょっと涙がでましたよ。
絶望的な状況なのに絶望しない心っていいですね。
私もそうありたい!と思うくらい日々、時々刻々絶望まみれです。
復職は大変だろうと思いますが、生きがいでもあるとおもいますので
がんばってください!!
ポンタちゃんはますますかわいくなってはるでしょうね。
2007/10/5(金) 午前 8:54 [ nz1*3j* ]
nzさんのブログでも記事にしてくださってありがとうございました!
この映画、なかなかいいですよ。他人から見ると絶望的であっても、本人の気の持ちようでどうにでもなる??って思わせてくれます(ちょっとギャグの要素はありますが)。
時々は絶望もあると思いますが、まみれちゃわないで元気出しましょう! 保育園と会社を往復する生活にもだいぶ慣れました。ポンタももう9ヶ月です。とっくにつたい歩きもして、離乳食もバリバリ食べてます。あっという間ですね。
2007/10/24(水) 午後 10:32 [ ara*ia*es*us ]