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実は、ポンタをきっかけに舌癒着症というものを知った私は、
この手術を私も受けるべきなのか?と考えていました。
この身体で産まれてウン年、特に大きな病気をしたこともないし、
舌癒着症を知らなければこのまま生きていったはずなのだが、知ってしまうと気になってくる。
舌癒着症は優性遺伝による症状なので、ポンタがひどい状態だったのは
私かウリタにも原因があるはず。
それに、優性遺伝のため、程度の差こそあれ、日本人は9割以上が舌癒着症であると
知ってしまうと、おそらく私も癒着があるんだろうなと思えてくる。
今の自分で大きな不満はないけれど、手術をすればもしかしてもっと息をするのが
楽になるのかしら?、そもそも息が楽になるってどんなことなんだろう?、などと考えていた。
私は朝起きるのが本当に苦手で、熟睡感というものを味わったことがない。
もしかして、手術を受けて呼吸が楽になったらぐっすり眠れるようになるのかしらとか、
ひどい肩こりも呼吸が楽になって血行がよくなれば解決するのかしらとか、考えていた。
ポンタの手術から2年、いつも頭の片隅に自分自身の舌癒着症に対する気持ちがあったのです。

大成功に終わったアウリの舌癒着症手術。
アウリは身体の状態が一皮むけたように素晴らしく落ち着いた。
手術前の状態に何の不満もなかったけれど、手術を受けたらもっといい状態
(という漠然とした表現しか出来ないのだが)になったことが強く感じられた。
そこで、ウリタに切り出してみた。
「私も手術した方がいいかな」
即答。
「受けた方がいいと思うよ」
私が夜ぐっすりと寝ていないのではないかとウリタも思っていたらしい。
「だから、アラビアはしょっちゅう夢見てるんだよ」
そういうものかな。
他にもウリタなりに思っていることがあったらしく、その夜は色々話し合った。
で、とにかく一度、診察をしてもらい、自分の状態を知ることにしたのだ。

この診察自体がすごく混んでいる。
電話で予約してから、1ヶ月待たされた。
結果は、私も癒着しているとのこと(0-3)。
気道の向きはきれいな状態だけれど、入り口が少し塞がり気味。
向きがいいだけに手術の効果を実感しにくいかも知れないけれど、手術した方がいいよと言われた。

舌の付け根を切る手術なんて、痛そうで、怖くて、とても尻込みしてしまう。
でも、診察を予約してからの1ヶ月で、頑張って手術を受けてみようという方向へ
気持ちが傾いていた。
舌癒着症の手術で呼吸の状態が改善すると、酸素が多く取り込めるようになるため、
様々な全身症状が改善する。改善の具体的な項目は人それぞれで、疲れにくくなったとか、
熟睡感が得られるようになったとか、身体が丈夫になったとか、肩こりがなくなったとか、
冷え性がなくなったとか・・・など、主観的であることが特徴だ。
術後すぐに効果を実感する人もれば、長い時間をかけて少しずつ効果を実感する場合もあるらしい。
だから、自分はどのような結果が得られるのかは全くの未知数なんだけれど、
とにかくもう少し熟睡感を得て朝すっきり起きてみたいという思いがあった。
朝はついだらだらしてしまう私だけれど、シャキッとできたら、家族もいい気分に
なれそうだ。そして、もし、今より疲れにくくなったら、もっともっと家族のために
色んなことが出来るようになるんじゃないかと思った。
今も割と身体は丈夫だけれど、もっと丈夫になれたらうれしい。
手術直後は痛かったり、しばらくはリハビリをしないといけないけれど、
それは長い人生の時間と比べればほんのわずかの時間だ。
自分のためにも、家族のためにも、もっといい状態の自分を追求してみたい気持ちになっていた。
(家族の影響って大きいんですね。このときしみじみ感じました)
そして、もう一つ。
手術をしてくれる先生は、それなりに高齢で、しかも、この手術は日本ではほとんど
認められていないため、先生がもし診療を辞めてしまったら、手術を受けるチャンスが
ほとんどなくなってしまう(同じ術式で手術できる病院は、全国に数えるほどしかない。
この先生の所には、日本全国から患者さんが来ている)。
そうなった時に後悔したくないなとも思った。
結局、診察後、そのまま手術を申し込んだ。
案の定、予約は混み混みで、さらに数ヶ月待つことになった。
そして、先日、手術を受けて来たというわけ。
アウリがまだ小さいので、手術を先延ばしにする選択もあったのですが、
育児休業中に済ませたいと思って、この時期の手術となりました。

一人暮らしだったり、ウリタと二人だけの生活だったら、
手術前はそれを強く意識して大変だったと思うけれど、ポンタとアウリに
振り回される毎日ではあまり深刻に考える余裕もなく、当日を迎えました。
病院が遠く、朝が早いため、私だけ先に出発。
午前の診察が始まる前に、私ともう一人、同年代とおぼしき男性の手術でした。
ポンタとアウリの手術はともに2、3分で終わったので、すぐに終わるかとおもいきや、
結構長くて・・・。
まあ、大人の方が切る所が大きいわけだし、元々、赤ちゃんは少し切れば呼吸が
改善するらしいのですが、成人はかなり深く切らないと効果が出ないというわけで
時間もかかるんだそうです。
局所麻酔がかかっているので痛くはないけれど、口の中を色々いじられているのとか、
レーザーで焼かれているのとかが分かるので、いい気分ではないです。何度も先生に、
「もっと楽にして、力抜いて」
と言われました。力抜いてるつもりなんですが、やっぱり力入っちゃうみたいです。
術前に鎮静剤の注射をしていたのですが、緊張しました。

手術中、突然、呼吸が楽になったのがはっきりと分かりました。
今まで目詰まりしたフィルターを通して呼吸していたのが、突然フィルターを外されたような感じ。
急にお腹の底まで空気が入るような感じになったので、びっくりでした。
ポンタもアウリも、こんな風な体験をしたんだなあ。
その後、上唇の裏の筋肉も切りました。ここを切ると鼻呼吸が楽になるらしいです。
とにかく舌も、上唇も何度も切っていくので、まだ終わらないの〜って思っていました。
終わってみると、所要時間は10〜15分程度だったみたい。でも、とても長く感じられました。

すぐに顔のレントゲンを撮ると、もう顎の骨のつき方がすごく変わっていてびっくり。
当日の注意事項を聞いて、10時前には病院を出ました。
麻酔が切れたら痛くなるかもと心配ですぐ家に帰りましたが、痛みはさほど強くなく、
痛み止めも必要なし。こども達が保育園に行っていたので、朝が早かったせいもあり、
午後はぐっすり眠ってしまいました。
感染予防のため、こまめにうがいをしないといけないのですが、
イソジンうがい液がすごくマズくてびっくり。
有名なうがい液なのに、こんなにマズくていいのか???って思いました。
食事は、お粥やらプリンやら、柔らかいものをたくさん食べました。

翌日も早朝から診察。
傷の状態を確認し、再癒着防止(身体は元に戻ろうとするので、
放っておくとまた元の癒着した状態に治ってしまう)のためのリハビリについて説明を受け、帰宅。
傷は全然痛くないのですが、なぜか下あごから頚にかけてがすごく痛い。
これ、筋肉痛なんだそうです。
舌のつき方が変わったため、今まで使ってなかった筋肉をたくさん使うようになったためとか。
もうこの日には、時間がかかるものの、普通のものを食べられるようになりました。
食べたり、大きな口を開けて話すと痛いけれど、我慢してどんどん舌を使った方が
回復が早いらしいです。
授乳中だから、とにかくお腹が空く。痛いのよりも食欲の方が強くて、たくさん食べました。

そして翌々日。
顔に日焼け止めを塗ろうとしたら、手の感触がいつもと違う!!
そう、顔全体の筋肉のつき方も少し変わったのです。
なんとなんと、鼻が少し高くなりました。目も少し大きくなった(筋の不必要な
緊張が解けたので、目が大きく開くようになったということらしい)。
いずれも、少しだけの変化なので、整形ってほどじゃないんですけれど、
ウリタにも変化は分かるくらいでした。
顔全体を触った感触も、それまでより柔らかく、ふわっとした感じになりました。
余計な筋の緊張が解けたみたいです。
なんていうか、自分としては一皮むけた表情になったと思っています。
下手な美容整形よりも効果あるんじゃないかしらん?(←おおげさ)

大人は術後の感染を起こしやすいと聞いていたので、直前に歯医者で歯石を取ってもらったり、
指示された以上に頻繁にうがいと、私なりに対策をしたつもりでしたが、
やっぱり少し傷が感染を起こしてしまいました。
先生には言いませんでしたが、授乳を続けたくて、抗生物質の服用を途中で止めて
しまったのも影響していると思います。
でも、なんとか再癒着もなさそうで、だんだん落ち着いてきました。

熟睡感の方は、まだアウリが夜中に起きるのに付き合っているので変化を
感じることが出来ません。
でも、肩こりはなくなったような気がする!!
そういえば、術後、肩がこった記憶がないよ!!!
やっぱり効果があったんでしょうか。
呼吸は本当に楽になりました。
例えて言うなら、くわえたストローから吸っていた空気を、太いパイプから吸えるように
なったという感じで、軽く吸ってるつもりなのに、今までよりも身体の奥まで
楽に空気が届く感じです。
ちょっと苦手だった、仰向けに寝るのも、苦にならなくなりました。
思い切って手術してよかった。

手術の効果はまだこれから少しずつ実感していくと思うので、
今後どんな自覚があるのか楽しみです。

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母が昔よく言っていた言葉を思い出しました。
「お前は小さく生まれて、おっぱい飲んでも真っ青になって吐き出しちゃうから、大変だった」と、苦労話を聞かされていました。これって、やっぱり「舌癒着症」って事でしょうか?いいえ!なんだか私自身で確信してしまいました。
手術した後で、肩凝りが無いなんて…。凄いですね。

2009/5/18(月) 午後 10:37 ドッキドキ ゆみ

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はい、アウリを抱っこしたり授乳したりの毎日なので、昨日は少しこっているような気がしましたが、本当に肩が楽です。復職してPC漬けになったらどうなるか分からないけれど・・・。
お母様のお話だけでは私には何とも言えないけれど、札幌のはhttp://www.maruyamadent.com/index.htmlで、舌癒着症の診察が受けられます。ご参考まで!

2009/5/19(火) 午前 11:59 [ ara*ia*es*us ]

ご丁寧に、ありがとうございます。
診察してもらわなくては、わかりませんよねぇーっ!

2009/5/21(木) 午後 10:57 ドッキドキ ゆみ


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