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こどもたちと私の3人で家にいたら、電話が鳴った。 つい、「なんで電話なんかかけてくるんだ!」と思ってしまう。 電話の音でアウリが機嫌を損ねるんじゃないかとか、 電話の途中で泣き出すとやっかいだろうなとか、 ポンタが私の近くに寄ってきて大声で歌いだす(←これ、しょっちゅうなので)と面倒だとか、 そんなことを一瞬で考えてしまうのです。 ウリタがいればなんとかしてもらえるけれど、ウリタがいないとね・・・。 とりあえず受話器を取る。 セールスとか、怪しい電話が多いから、ここに引っ越して来てからは最初に 名乗ることはしないようにしている。 「もしもし?」 「こんにちは、こちら、M電機の関連会社○○○の○○と申します。本日は・・・」 こちらの名前を確認しないでこうやって話し始めるのは、セールス電話に決まっている。 電話をかけるのを仕事にしている人には申し訳ないけれど、何も買う気がない私には迷惑な電話だ。 「ご用件をはっきりおっしゃってください」 「あ、はい。ただいま、この地区の一戸建てをお持ちの方へのサービスで・・・」 うちは一戸建てじゃないよ。賃貸マンションだよ。一戸建てはほしいけど、買えないんだよー。 「うちは一戸建てじゃないんで、失礼します」 と言って、切ってしまった。 どうせなら、「一戸建てつけてくれるなら、そのサービスを購入しますけど?」くらい 言えばよかった。 はー、やっぱりセールスの電話だった、やれやれ、と思い、 中断した皿洗いに戻ろうと思ったその時。 「ウチハ イッコダテジャナインデ シツレイシマース」 と聞こえてきた。 ポンタだ。 時々こうやって、私の言うことをそっくりそのまま真似してしゃべる。 意味分かってないくせにぃ。 その後、何度も 「ウチハ イッコダテジャナインデ シツレイシマース」 と繰り返していた。ちょっとイライラしている私の口調そのままだ。 どうやったら一瞬でこんなに上手くコピーして喋ることが出来るのか、本当に不思議だ。 イライラが滲み出ているだけに、私としてはどうもきまりが悪い。 保育園で喋って欲しくないなあと思ったりするが、元々意味が分かっていないらしく、 しばらくすると忘れてしまったようでホッとした。 ポンタには一時的なコピー機能はあるけれど、保存機能はまだあまり充実していないようだ。 しかし、どうしてもっと別のことを憶えてくれないのだろうか?
普段からよく言い聞かせている、 「オトウサン オカアサンノ イウコトヲ チャントキイテクダサイ」 「マチガッタコト シタラ ゴメンナサイッテ イウノヨ」 「オウチノナカデ ハシッタラ イケマセン」 といったことこそ、ぜひとも反芻して身につけてもらいたいのに。 |
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