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ポンタの言葉がすごい勢いで『人間化』している。 アウリが生まれた時は「アカチャン」「デンシャ、デンシャ」程度の単語だけだった。 だからポンタは一応人間の格好で人間の言葉を発するけど、こりゃあ『喋る鳥』みたいな ものかなと思え、人間になるにはまだ時間かかりそうな感じでした。 その後、「デンシャ キタ」「ワンワン ゴハン タベテル」と状況説明が出来るように なり、へえ、主語+述語が言えるんだ、あ目的語もついてる、なんて思っていたところで 少々停滞。 保育園から呼び出しをくらい、言葉を含めて少々発達が遅れ気味に感じられるため、 発達を促すためにポンタ自身の考えで言葉が出るように丁寧に接しますと言われました。 (なんだかよく分からないのでとりあえず)お任せします、と答えた私でした。 ただでさえ早生まれでクラスの中では遅れてるんだから、発達がゆっくりだとなおさら 目立っていたんだろうな・・・。 保育園で何をしてくれるのかと思ったら、ポンタはそれまでの2歳児クラスから切り離され、 少人数の小さなグループに移されました。 認可保育所の基準では2歳児の場合、こども6人に保育士1人が割り当てられることに なっているけれど、ポンタのグループはこども5〜6人に対して保育士2〜3人。 かなり密度が濃いです。 それで、様々な場面で『お友達やおとなのマネ』が出来ないよう、徹底的に自分の頭を使って 行動するように仕向けられた模様。 お友達が楽しそうにどこかへ行くのにつられてついていこうとするとすかさず、 「ポンタどこ行くの?」「何しに行くの?」。 もちろんすぐに答えられないポンタのために、ヒントとなる言葉を与えてフォロー。 外遊びから戻ると「ポンタ何してたの?」「どろんこ・・・」「泥んこで何作ったの?」 とさらに質問。 さらに「今日はご飯何食べたの?」「誰と食べたの?」と質問ぜめ。 保育士さんと1対1で厨房から野菜を借りてきて、八百屋さんごっこをしつつ、 野菜の名前と感触を確かめる、などなど。 ・・・・・こんな風にとっても丁寧にやっていただいて感謝感謝です。 少人数グループに移されてから1週間で、ポンタはがらりと変わりました。 保育園のお迎えのときに「ポンタ今日何したの?」と聞いても「なにしたの」の オウム返しばかりだったポンタ(質問の意味が理解できていなかったのか、 経験したことをしっかり覚えていなかったのか、経験したことを言葉に出来なかったのかは 分かりませんが)が、「あのね、○○したの〜」 「きょうはね、Mちゃん おたんじょうびだったの〜」 と話すようになりました。話したいことがいっぱいで口が回りすぎて 「あっ、×××〜、そんで、あのね、×××××〜」 と、私には意味不明な早口の連発もしていましたが、さらに時間が経つと落ち着いてきて、 こちらが何も聞かなくても 「きょうね〜 ○○したの〜」 と自発的にお話しするようになりました。すごいです。 こどもって、働きかけ次第ですごく変わっていくんだなと思いました。 そしてさらに時は過ぎ、2週間くらい前から、自分の気持ちを言葉にすること出来るように なってきました。 例えば、着替えをなかなかしない時。今までは私が 「ほらポンタ、着替えなさいっ!」 と言うと、泣いて抵抗するか、慌てて言う通りにするかどちらかでした。 それが、先日は泣きそうな顔で 「おかあさん おこらないで」 と言ったのです。そして、涙をこらえながら、着替えをすませました。 この一件で、今まで『泣いて抵抗していた』のが、着替えたくないから泣いて いたのではなく、怒られるのがイヤだったのではないかなと思うようになった 私です(少々反省が必要か?)。 他にも、保育園でお友達の服を引っ張って保育士さんに注意されると、涙をこらえながら 「いっしょに あそびたかったの」 と答えたそうです。・・・遊びたかったら遊びたいって言えばいいのに、 それは出来ないのが不思議ですけど。 保育士さんが 「そういう時は、遊びたいって言えばいいんだよ」 と教えると、表情が明るくなったとのこと。 今は手が先に出てしまうことがあるようですが、言葉を通じてお友達との関係を作れるように なってくれるのが楽しみです。 そして、2日ほど前。 アウリとじゃれあっていたポンタは、いつものようにアウリの小さな手をギュッと握りました。 すごい力で握るので、アウリは嫌がることが多いのです。アウリのことを疎ましく 思っている風には全く見えないのに、生まれた直後からいつもいつも同じように ギュッとしていました。 ウリタも私もその度に注意し、言い聞かせ、時にはお仕置きもするのですが、 全く治まらないのです。 他のことはある程度言い聞かせれば何とかなるのですが、この『ギュッ』だけはどうにも ならないまま今に至っていました。 そこで、いつものように 「ポンタ、アウリの手をギュッしちゃいけないって、いつも言っているでしょ。イケマセン!」 と強く注意したところ、また泣きそうな顔になって、 「アウリが すきなの・・・」 ですって。 そうなのか、小さな弟が好きで好きでいつもギュッするんだ、それを一生懸命私に 訴えているんだなあと思ったら、とてもうれしくて幸せな気持ちになりました。 小さな頭で、小さな弟のことをそんな風に思っていたなんて素敵だなあ。 ちょっとウルッとした出来事でした。 もちろん 「アウリはギュッされたら痛いんだよ。ポンタはアウリが好きでしょ。 アウリが痛いことしないでね」 と言い聞かせ、ポンタも泣きそうな顔でうなづいていました。 翌日、また同じことを繰り返していましたが・・・。 こんな感じでポンタの言葉はどんどん人間のそれに近づいています。
ポンタの気持ちが分かるようになってきて、とても楽しいです。 |
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