過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

最近観た映画です。
ロシアの映画ですが、フィンランドがらみ。
ロシア人男性、フィンランド人男性、そしてサーミ人女性の物語です。

ご存知の通り、ロシアとフィンランドは地続きで隣り合っています。
そして、フィンランドとスウェーデン、ノルウェーの3カ国にまたがる北方地方を
ラップランド地方といいます。
ラップランドには、もともとサーミと呼ばれる先住民族が住んでいました。
現在、サーミの国はありませんが、サーミ人としての生活はまだラップランドにあります。
もちろん、サーミ人の言語はサーミ語。フィンランドに住んでいる私のお友達は
ラップランド出身で、サーミ語とフィンランド語を操って育ったそうです。
そんな彼女のボーイフレンドはノルウェー人。
フィンランド語とノルウェー語のカップルか・・・会話は英語かな?と思っていたのですが、
どうも2人は違う言葉で語り合っている。
そう、彼もノルウェーのラップランド地方出身のサーミ人だったので、
二人はサーミ語で気持ちを伝え合っていたのです。

と、映画の話に戻りまして。
舞台は第二次世界大戦中のラップランド地方。
ひょんなことから、ロシア兵の男性、ドイツ軍の軍服を着せられたフィンランド兵の男性、
そしてサーミ人の女性が知り合います。
彼女の小さな小屋で暮らす3人。それぞれ理解できるのはロシア語、フィンランド語、
サーミ語のみ。つまり、3人は共通の言葉を持たずに生活をするというわけ。
フィンランド兵は「もう戦うつもりはない」と言うのだけれど、ロシア兵には通じず、
服装から「ナチス」と誤解を受けて常に目の敵にされてしまう。
フィンランド兵を銃で撃ってはじめて、ロシア兵は自分の誤解に気が付くが、
フィンランド兵は瀕死の状態。サーミ女性は伝統のおまじないでフィンランド兵の命を
救おうと試み・・・というストーリーです。

一言で言うと、不思議な映画でした。
言葉が通じなくても何となく生活できるようで、でも分かり合えないもどかしさもあるし。
ウリタは
「言葉が通じなくてもなんとかなるという映画じゃないのか」
と言いましたが、映画の中でフィンランド兵は
「こんなことになるんだったら、ロシア語を勉強しておくんだったよ」
と話していました。ひょっとすると、語学は大切ということを言いたい映画なのか??
サーミ語は発声の感じや、抑揚はフィンランド語に似ているような感じでした。
意味はちんぷんかんぷんでしたけど。
それからちょっと品のない話ですが、言葉は通じなくっても性欲ってちゃんと
伝わるのねえと妙に感心してしまいました(詳しく知りたい方は、映画を見てください)。

季節は一応夏に設定しているような感じですが、ラップランドの夏は短く、気温は上がらない。
風景は夏にしては何となく寒々しい印象がありますが、それもラップランドならでは。
小屋の近くに森(木が生えている)があるので、ラップランドとはいっても、
最北限というわけではなさそうです(緯度が上がると、木も生えなくなってしまうので)。

あとは、フィンランド兵が
「戦争はいやだ」「もう戦わない」
と繰り返すのに対し、ロシア兵が
「ナチスのバカヤロウ」
と繰り返しているのがちょっと滑稽な感じで、「ロシア兵さん、戦争なんか
やめようよぉ」と言いたくなる感じでした。
ロシア兵が平和を希求して、フィンランド兵が戦争モードを捨てられないという設定も
可能だったろうに、どうしてこのロシア人監督は「戦争モードを捨てられないロシア兵」を
設定したのかなと思いました。

それにしてもロシア語、フィンランド語、サーミ語・・・隣接している地域でも
言葉ってこんなに違うのねえ、と妙に感心。「かもめ食堂」のような楽しい映画では
ありませんが、不思議な楽しみのある映画ですし、なかなか目にすることが出来ない
ラップランドの景色が山盛りなので、北欧に興味のある方におすすめです。

開く トラックバック(2)

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事