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前回の続きです。 とにかく早くポンタの舌と呼吸を診てもらうために、電車を乗り継いで遠くの病院へ。 『混むから早めに受付をすませて』と言われていたので、受付開始時間の30分前に 行ったのですが、既にドアの前に並んでいる人々が。 舌と呼吸を専門に診てくださる病院は全国に数えるほどしかないそうで、 そのためかとにかくすごく混んでいました。 まずは問診の用紙を記入。舌癒着症の症状が色々書いてあります。 結構、ポンタに当てはまる項目が多い。そして、問診の結果と舌癒着症について看護婦さんが 写真を使って詳しく説明してくださいました。予習をしてあった甲斐があって、まあまあ 理解できました。 さらにしばらく待って、診察。 診察室には診察台が並んでいて、先生は一人診ると次の診察台に移動して次の患者さんを 診て・・と流れ作業でどんどん診察が進みます。 こんな診察の仕方、初めて。先生はとっても忙しそうです。 ポンタの番が来ました。 私がポンタを抱っこして、診察台に。手と胴体を押さえます。看護士さんがポンタの頭を がっちり固めると、ポンタ何かを察知したらしく大泣きモードに。先生がやってきました。 「おぅ、顔色悪いな。酸素が取り込めてないぞ」 口の中を診て、鼻の中を診て、さらにノドをファイバースコープでのぞきます。 スコープで撮影した画像は私も見ることが出来ました。 「おかあさん、ほら、気管がこんなに狭いよ」 ホントだ、さっき写真で見た気管と比べるとすごく狭いのが分かります。ポンタ、苦しかったんだ。 へええと感心し、次の説明を待っていたところ。 「ハイ、お終いだ」 え??と、戸惑っている間に、診察室から出されてしまいました。 この病院の素早いペースについていかれない私・・・。 ウリタとポンタの3人で待ち合い室にいると、再び看護士さんに呼ばれました。 ポンタの状態は、癒着の度合い、気管の狭さの両方とも一番ひどい状態だと言われました。 「手術によって、ポンタくんの呼吸状態は改善しますが、どうされます?」 診察の結果を聞いて、確かにポンタには手術が必要だと思った私達は、できるだけ早く 手術をしてほしいとお願いしました。 「じゃあ、来週の月曜日に手術ですね。あと、酸素測っておきますから、こちらで おっぱい飲ませてください」 あっさりと手術が決まりました。 そして、ポンタの血中の酸素の量を測りながらおっぱいを飲ませてみると、 大体は正常なレベルなのですが、時々レベルが下がってしまうんです。 どうやら気道が十分確保できないので、時々酸素が充分に取り込めない状態になるらしい。 本当にポンタ、大変だったのね。 「はい、今日はこれで帰っていいですよ」 さくさく終わった初診でしたが、待ち時間が結構長かったので、ヘトヘトでした。 で、月曜の午後、手術。 この日は赤ちゃん14人がお母さんに抱かれて集まりました。 痛み止めの座薬をお尻に入れて、みんなで揃って手術の説明を聞きます。 その後、名前を呼ばれた順に座り、最初の人から順に手術室の前へ。 そこで赤ちゃんを布にくるみ(顔だけ出してるので、てるてる坊主みたい)、赤ちゃんは 看護士さんに連れられて手術室へ。2、3分で手術が終わって戻ってきます。 ポンタも布に巻かれて出発。 程なくして、『うぎゃあああああああああ〜』と聞き覚えのある泣き声がして、クシャクシャ顔の ポンタが戻ってきました。手術とはいえ、レーザーメスで癒着部分を切るだけなので出血がなく、 縫合もしません(縫合したらまた癒着しちゃいますから)。 すぐに体重を測って、おっぱいを飲ませます。 おっぱいの飲ませ始めてすぐに気がつきました。 そう、ポンタの小さな足がぽかぽかと暖かいのです。びっくりです。 ああ、酸素が十分行き渡って、血行が良くなったんだなと思いました。 そっと、ベビー服のなかのお腹を見ると、きれいな薄ピンク色の肌が見えました。 今まではいつも毛細血管が透けてまだら模様だったのに! すごいぞ。 手術と麻酔で少しぼんやりとしていたポンタ、それでも何とか30グラム分のおっぱいを飲みました。 口の中には多少違和感があるようですが、特に痛がっておっぱいが飲めないということもなく、 その日は一晩おっぱいをふにゃふにゃとくわえたまま過ごしました。 翌日、もう一度病院へ行き、傷の具合を確認。 おっぱいを飲みながら酸素を測ると、今度はずっと正常なレベルで安定し、50グラムほど おっぱいを飲みました。ファイバースコープで気管を見ると、初診の時とは違って、 空気が十分できそうな空間が確保されていて一安心。 特に問題なしと言われて帰宅し、やっと少し気が抜けてきました。帰ってからぐっすり 昼寝しちゃったわ。 そして、金曜日にもう一度診察。傷の回復は順調で、来月、もう一度診察して問題なければ OKだそうです。この一週間、どたばた大変でした。 手術して、ポンタの顔は薄ピンクのとてもきれいな肌色になりました。泣き声も大きくなり、 良く通る声の質に変わったように思います。おならもクサクなくなった。 それから、私にはよく分からないのですが、保育園の先生方には、顔だちがくっきり はっきりしたと言われました。手術してくださったお医者様には、 「どうだ、お母さん、(手術して)可愛くなっただろう?」 と、自信たっぷりに言われましたが、可愛さの変化は私には分からなかったぞ。 (なぜ?と思うほど何かにつけて自信たっぷりで愉快なお医者様でした) ポンタにとっては大変な経験だったでしょうが、今のところ結果としてはやってよかったと 思ってます。 一方で、今のところは期待ほどでない点もいくつかあります。 呼吸がよくなるので、おっぱいの飲み方が劇的に変わると聞いていたのですが、実感なし。 そして、いつも何となく苦しかった呼吸が楽になるから、情緒が安定すると言われていたのですが、 これも実感はないです。口の中の傷をいじらないように手袋をはめているせいで、 大好きな指しゃぶりが出来なくなり、かえってストレスが溜まってワンワン泣きっぱなしです。 今までは寝かせておくとひとり遊びをして、指を舐めているうちにいつの間にか寝付いたり したのですが、指しゃぶりできなくて寝つけずにぐずるようになり、本人は大変そうです。 保育園では『これを機会に指しゃぶり止めさせちゃいましょう』って言われてるんですが、 手袋を外すとすぐに指が口の中に入ってしまうポンタ、止められるかな? そうそう、この手術の目的は、 『舌の癒着を取り除く→呼吸が深くなる→酸素が十分身体にいき渡る→代謝が活発になる →おっぱいの栄養を満足に使うことができる→体重が増える』 だったんです。今のところ、酸素が身体にいき渡るってとこまでは実感がありますね。 体重は全然増えてません。細菌感染を防ぐために飲んだ抗生物質で腸内細菌がやられてしまい、 ずっとお腹をくだしているのが原因のようです。服薬を止めても改善しません。 腸内細菌が増えてくるのを待つしかないようです。 はあ。もう少ししたら体重、増えるといいな。 慌ただしかったポンタの手術でした。
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2007年05月14日
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