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「おっ久しぶり!猫の件どうなったん?」
…えっ?前の話覚えててくれたのかな?
ううん、そんな事よりオレの事を覚えていてくれていたの?
「いやぁ〜10日間くらい親に抗議してたんすけど、無理でしたよ(^ω^;)」
とにかくうちは話を進めた.
この話題は2ケ月前オレが猫を飼いたいという事から始まった話の続きなんだ。
正直覚えててくれてるとは思わなかったよ。
「そっかぁそれは残念だったねぇ」
「親は猫アレルギーとか?ペット禁止のマンションなんだからしょうがないか」
やっぱりそうだ、うちの事覚えていてくれてる。しかも話の内容も鮮明に。
「ところで学校の方は?歌の方は順調かい?」
まさかそこまで…もしかして今迄に話した事全てをメモってるのかなぁ?と思える位はっきりと。
だぶんこの人に切ってもらうのは今日で3回目くらい。
そうここは美容室内でのお客とスタイリストさんの会話の中で当然その客はarabicaなんだけど。
うちは1ケ月半に一回は髪を切りにいく、そうしないと髪型は決まらないし下手したら周りから見苦し
く見えてしまうからだ。原因は髪の毛の量が多い・伸びるのが早いだからだ、髪の毛多いってのも面倒なもんだ。
ただここの店で毎月切ってる訳じゃない、行きつけの店で在ることには変わりないのだが。ローテーションって奴?笑 髪染める所・普通に髪を切る所と2つに店を分けて通ってるんだ。今日切った所はその後者、年間に換算すれば当然前者の方より行ってる回数が多い訳だが、うちはこの店ではスタイリストを指名する事をしなかった。どうせ指名し続けても親しくなれる訳でもないし、それだけ一人一人多くのお客様抱えてるんじゃないかと思えるくらい忙しそうな店であったからだ。
当然仕事が店が忙しければ忙しいほどスタイリスト・スタッフの疲労も増す度、言葉や表情にも出てくるものだ。会話が単純になる、同じネタを振ってくる、そのトークに満足してしてるスタイリスト、はっきり言ってこっちはつまらないよ。会話が適当過ぎるんだよね、特にここの人たち。別に美容師にトークなんか求めてる訳じゃない、上手ければそれだけで十分。そう言うことであればここの人は皆技術はある方だし値段も安い、通い続ける理由よ。
一日おおくのお客さまを抱えて働いているんだ、一々話の内容を覚えてる暇もあるとは思えないし仕方がない事だと思う。まぁお客さまあってのお店・スタイリストだ、重要な話題の点はメモしてるに違いないと思う。だけど、同じネタをなんども繰り返して、いかにも’自分も同じ趣味持ってるんだぜ’見たいなフリをして会話されるのがなんかムカツク、うちからしてみれば嘘がバレバレだし。愛想うよく笑ってるが心の中はガックリなんだよな。自分が疲れてくるんだよねトークによってさ。
だけど今日のスタイリストさんは違ってたんだ。それは前回切ってもらった時も感じてた事だけど、会話が楽しい。親近感ある会話、そして余裕がある、いかにも昔から友達だったようなふうに
なんでだ???ただ単に気が合うから?色んな話題を話してくれるからかな?ただ話上手なだけ?
そう別に指名した訳じゃないんだ、偶然にも前と同じ人が重なっただけなはずなのに。
てかなんだ?うちって?人間不振?んなわけないだろ〜(笑)ただ単に接客関連の仕事を最近までやってたせいか、そういう事にはかなり敏感になっているんだな。相手の思考がどうであれ、自分は楽しければそれでよかった。これって相手のペース?笑 それでもかまわないや。流されるままに(笑)
その会話のなかに今話題のNANAの話もあった。
かなりその話で盛り上がっちゃったからかそれが切っ掛けで、会計前に
「確かぁ〜ちょっと待ってて」
んで2〜3分後
「これ面白いから貸してあげるよ」
出てきたのは矢沢あい氏の作品
“パラダイス・キス“ えっ?てか貸してくれるの??
「貸してもらえるんすかぁ」
「うんいいよぉ今度来たときに持ってきてくれればさ」
おっなんだこの親近感は!?とうとう美容師と友達に(;゜ロ゜)
「マジっすかぁ!うわ〜スゲェうれしいありがと」
なんていい人なんだ、正直貸してもらうよりその好意が単純に嬉しかった
「帰ったらソッコーみちゃいますよ」
「暇なときでもいいから見とけぇ〜返すのはホントいつでもいいからね」
あ 〜こんなスタイリストもいるんだな。この店にもホントの意味でお客様を大切にしている人がいるんだな、新たな発見だった。当然だけどまた今度もヨロシク!指名できる相手を見つけられたよ。
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