荒木エフマシン技報

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GAG用のこのボアアップキットは、武川の旧ボアアップキットで52φの2本リング仕様になっています。
トップリングの形状が特殊で、断面がL形。こんなリング見たこと無いので他の車種からの流用を探すのは無理。
 
イメージ 1
 
ピストンリング、ピストン丸ごとも廃番でどうにもならない。
おそらくモンキー用旧ボアアップキットも同じピストンリングを使っているようなのでそれでもかめへんのでおまへんかと問い合わせても全部廃番。
で、モンキー用の新ボアアップキットのピストンを使おうと思っても、
モンキーのピストンピン13φ
GAGのピストンピン12φなので流用不可。
この武川のストロークアップクランクを使えば13φになりますが・・・
 
 ピストンリングの摩耗の具合は
合口の幅が
標準0.10.2mmのところ
トップリング0.95mm
オイルリング1.2mm
でした。
 
まず、修理方法として、
・ピストンリング製作
・今のピストンリングにメッキ厚盛りして合口回復。
・流用品を探し、加工
 
ぐらいが候補に挙げられました。
で、まず製作。
材質は各メーカー、バネ鋼みたいな成分のオリジナル鋼材を持っているみたいです。
まあ、バネ鋼で作るとして、焼き入れ、焼き戻し、そしてメッキかCVDコートが必要みたいです。
これらは全部外注すれば何とかなりますが、
形状が真円じゃなく桃形、リンゴ形でないとアカンみたいなんです。
詳しくはここにあります。
しかし、とにかくお金と時間がかかり過ぎるのでこの方法は断念。
 
次にメッキを厚盛りして合口回復。
メッキで盛れるのはせいぜい0.05mmぐらいが限界でしょう。径で言うと0.1mm。
0.1mm外径が大きくなったとして、まあたとえば52.1φになったとして、
直径*3.14で周長を出してみると。
52φの時の周長=52*3.14=163.28mm
52.1φの時の周長=52.1*3.14=163.594mm
その差0..314mm。合口隙間が0.636mmに縮まりますが、適正値0.1mmまでは手が届きません。
 
で、最後の手段。
流用品を探し加工。
TKRJさんのラインナップの中を捜しまわった結果、CT110用、品番13011-439-000が52Φで若干古めかしそうでした。なぜ、古めかしそうなのを選んだのかと言うと、古めかしい方が、ピストンリングがぶ厚いと考えたからです。
 
で注文。届きました。寸法は表の通り。
イメージ 2
 
イメージ 3
 
使えそうです。
 

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