荒木エフマシン技報

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水素エンジン、アンモニアエンジン

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アンモニアを燃料にエンジンをかける技術を思いついたので、試しに国際特許出願してみましたが、
これです↓

知財部がある会社に在籍している時は、知財部にピッて書類を渡すだけでしたが、自分でやるとなると弁理士事務所に依頼する事になり、出願で100万円弱、審査請求で1カ国60万円程度(主要な国をやると500万円程度)の費用がかかります。(弁理士事務所にもよると思いますが)
私は現在審査請求の手前の出願の段階です。
結構な額です。
この特許、沢山の国で特許化するのは500万円必要、現状の資金力でいうとしんどいかなと思います。
この技術で速効儲けれるわけでもないので。
特許化した後も、維持費が毎年かかります。

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知財部がある会社の従業員だった時は 「ショボイ発明でええから何でも出しとけ」 的な風潮がありましたが、自分で立ち上げた会社で特許を取る場合は商売のコアになる技術以外は特許取る余裕ないですね。

なので、小規模な会社での特許運用は、
ショボイ発明・・・自分で国内特許申請
商売のコアになる発明・・・弁理士事務所に依頼

とするのがいいかも知れない。とおぼろげに思います。

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新技術が商売のコアになるような会社は会社がある程度の規模になった時点で社内に知財部を作ると安く特許を取得、維持管理出来るのでええんちゃうかなと思います。
ただ特許を取り続けないと知財部が遊んでしまうというトレードオフはありますが。

加西市は過疎化していっているので知財業務を市が補助してくれれば、ベンチャー企業が集まって来て市が若返ると思うんですけどねー
現状、企業誘致しても工場のみの場合が多く、あまり開発拠点がくっついて来ないのでホワイトカラーの雇用先が無いんですよね。

私が出願したこの特許↓、誰か買ってくれるなら売ってもいいです。けどもうぼちぼち審査請求の期限が来ているので急いで下さい。
info@arakifmachine.co.jpまでメール頂ければと思います。

写真は水素エンジン船を作った時のものです。本文とはあまり関係有りません。

以前、ガソリンエンジン発電機を改造し、水素燃料仕様にした水素エンジン発電機を岩井商事さんと荒木エフマシン(弊社)で開発しました。
以来、標準仕様としていつでも作れるように図面を保管していました。

このエンジンです↓



ちょくちょく水素を利用して発電をしたいという問い合わせの電話が岩井商事にかかってくるそうなんですが、
今回は愛知県の日高工業さんから浸炭焼入炉の排ガスを利用して発電できませんかとの依頼を頂きました。

浸炭は鉄の表面に炭素を浸み込ませる熱処理なのですが、私はなんで排ガスが出るのかな?と思っていました。

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稼働中の炉を見せていただいたところ、炉は密閉ではなく、解放なんですね。
常に一か所が大気に通じていて浸炭中はそこから水素と一酸化炭素が常に出ています。
水素と一酸化炭素が工場内に充満すると危険なので、出た瞬間に火を点け燃やします。浸炭炉のガスの出口は浸炭中は常にメラメラと火が付いています。

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メタノールを炉内に常に供給し、無酸素状態を保っています。メタノールが炉内温度で分解され一酸化炭素と水素になるわけです。
浸炭焼き入れってそんな風になっているんですね。知りませんでした。

ということで今回の水素源は無圧、一酸化炭素混じり、ということです。
前に作ったボンベからの水素を使用する仕様では無理です。

燃料ガス圧力無し仕様への改造はMI産研の石本社長にお願いしていたのですが苦心の末、見事完成されていました。
電子回路を製作し直したりモーターを追加したり大変だったそうです。ほぼ新規作成です。
石本社長は結構ご高齢なので失礼ながらちゃんと出来るのか心配だったのですが、みごと老人の可能性を示唆する結果にもなりました。

燃料ガスに圧力が無くても自吸運転可能です。

イメージ 3

運転の状況はこちらです。↓


日高工業さんはこの案件で愛知県の補助金を獲得されたので、今年の夏はこれをやっていくことになりました。
弊社(荒木エフマシン)もかかわらさせていただきます。

水素エンジンに関するお問い合わせはこちらまで
ずっと前からガソリンの代わりに水素を燃料にしてエンジンを運転する取り組みを岩井商事さん、MI産研さんや水産大学さん、広島大学さんとやっています。こんな感じで こんな感じで

しかし、結局、水素は液化して貯蔵しないと量が入らないので、高圧になる為、車に積もうとした場合、燃料タンクがごっつくなります。

なのでこれはアンモニアやな、と。

だいぶ前から水素に窒素をくっつけたNH3=アンモニアの状態の方が低圧で液化(プロパンガス並み)出来るので都合が良いと我々は思っています。
アンモニアは既に肥料や基礎薬品で大量に出回ってるので、製造、貯蔵、輸送に関して既に技術が成熟しています。


アンモニアはハーバーボッシュ法を使えばなんぼでも作れる。エネルギーは石油でもガスでも石炭でも電気でも何でも良い。
人口密度ゼロの地域で有余る風力で発電し、その電力でアンモニアを作ってタンカーで輸送すれば高価な太陽電池なんて設置しなくても良くなるのです。
因みにハーバーボッシュ法が発明されたことによって食糧の生産が飛躍的に上がり、人口が一挙に増えたそうです。

アンモニアでエンジンをかけることは誰も成し遂げていないのか、と言われると「NO」です。
エンジンをかけるだけなら既に成功しています。
ガソリンと混ぜたり、エンジンの前にヒーターを設置しアンモニアを暖めてから吸わせる(無論エンジンの出力より大きなヒーターで。効率はマイナス。)とかかってます。
ただ、コールドスタート、安定運転には誰も成功していません。
アンモニアエンジンは、鉄工所のおっちゃんや下町のエジソンでも成功すれば一攫千金のフロンティアなんです。

今回は岩井商事で実験してはるので行ってきました。


現状、水素で暖機して徐々に切り替えたらアンモニアだけで単独運転出来ます。
アンモニア単一燃料でのコールドスタートにはまだ時間が掛るでしょう。


私も、アンモニアエンジンについては画期的なアイデアを持っていて、試作してみようと思っています。
あれなら、クラウドファンディングでも使ってみようかと思います。


水素エンジン用のCDIが出来ました。今回は2作目だったのに何でか手こずりました。
前描いた回路図ではセンサがオンしない。

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ので回路をちょっと修正したら直りました。
不具合個所を見つけるまでオシロ繋いで見て繋いで見ての繰り返し。時間かかってしまいました。

イメージ 3



さあこれを組んで水素ガスでエンジンをかけよう。
水素の制御弁や水素の混合器など部品の組立てがひと通り出来たので

イメージ 1

(これ全部俺とあつボンで設計して作ったんですよ!)

イメージ 2

発電機の分解に入りました。
ガソリンタンクやキャブ等を外します。

イメージ 3

水素は普通に7立米(りゅうべい)のボンベから供給します。
このエンジンの場合、圧は0.2MPaぐらい有ればok。ボンベをほぼ空ッ欠まで使えます。

イメージ 4

で、今は輸送性の観点からアンモニアエンジンの研究をやってます。
誰か研究費投資して下さい。

以上、よろしくお願い致します。

各種機械、実験製作等の依頼、又はバイク、自動車ワンオフパーツ製作は
メール↓
またはこちら↓
までどうぞ。お問い合わせください。

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