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六道珍皇寺の特別公開

京都では昨日から秋の特別公開が始まっています。
きょうは建仁寺の両足院で等伯の竹林七賢図を見ようと出かけたら、途中で六道珍皇寺で特別公開をしているという看板を見かけ、両足院はそこそこで切り上げ、急いで六道珍皇寺に向かいました。

ふだんも境内には自由に立ち入れますが、小野篁公が往復した井戸や閻魔像などは、扉の小窓からのぞき見るだけでストレスがたまっていたので、思う存分見てやろう!と勇んで中に入りました。

中では、ご本尊にごあいさつした後、100年ぶりに修復が終わって戻ってきたという「熊野観心十界図」についてガイドのおじさんの説明を受けました。字がわからない人のために江戸時代に書かれたという色鮮やかな地獄図。さまざまな地獄の絵を中心にしていますが、人の一生と天界までも描かれています。真ん中には「心」の一字。地獄に行くのも極楽に行くのも心の持ち方次第。情報が少ない昔の人はさぞ恐ろしい思いをしながら、この絵の説明を聞いたことだろうと感心しました。
その他の展示物についても説明を受けた後、いよいよ建物の奥へ。窓越しではありましたが、小野篁公が冥界へ通うのに使ったといわれる井戸を間近に眺めました。井戸の周囲は六道詣りでも使われるコウヤマキです。篁公は、踏み石をたどって歩き、一番井戸に近い正方形の石のところから宙に飛びあがり、そのまま井戸に飛び込んだそうです。やはり平安のスーパーマンははしごで冥界に降りたりはしなかったのでしょうね。

イメージ 1


室内の説明が終わると外に出て、閻魔堂の説明を聞く。六道詣りのとき以外ふだんは閉ざされている扉が開けられていました。閻魔さまと小野篁公の像が外から丸見えです。

イメージ 2


イメージ 3左側の閻魔さまは、言うまでもなく、冥界の裁判官です。いくら閻魔さまの前で「生前にいい事をした」と嘘をついても、前にある鏡に真実の自分の姿が映像再生され、簡単に見抜かれてしまうそうです。悪いことをしてはいけないということですね。

イメージ 4この像は小野篁公の等身大の像とされています。篁公は身の丈6尺2寸、180cm以上のずいぶん大柄なお方だったと伝えられています。夜は冥界で、閻魔さまに対して、人間の弁護をしてくれるそうです。その際には、左側にある人間の良いところだけ見ている神と、右側にいる人間の悪いところだけを見ている鬼の双方の意見を聞いて、その人間の真実の姿を分析したとのこと。今の世の中にも、何をやってもよく解釈してくれる人と悪意に解釈する人がいますね。人間界の縮図のようです。


最後に、ふだんは秘仏となっている平安時代に作られた薬師如来坐像(重文)にご挨拶して、寺をあとにしました。御薬師様は撮影禁止でしたが、非常に優しいお顔でした。

六道珍皇寺の特別公開は8日までだそうです。

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京都のよさが、そのままでてますね。

2009/11/2(月) 午後 10:13 [ 羽木 鉄蔵 ]

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藏さま。
ぶらっと歩いていて、こういうものを見つけると京都に住んでよかったなぁとつくづく思います。

2009/11/2(月) 午後 11:58 京わらべ

冥界を行き来していたあの井戸がこちらですね〜
いいな〜私も見たいです。
まして閻魔大王と小野篁の像まで。
本当に大きい人だったんですね〜
めったにないチャンスにぶつかってラッキーでした。

2009/11/4(水) 午前 11:26 [ - ]

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musumeniharuyokoiさま。
本当にラッキーでした。
今度は篁公に娘さんの安産をお祈りしてきますね。

2009/11/5(木) 午前 0:09 京わらべ

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