|
このほど人生初の胃カメラに挑戦してみました。
歳も歳だからですが、私の父親が46歳で胃がんで死んだこともあったので、今こそ!と決意しました。
先輩方からは「1年に1度くらいあの苦しみを味わうのもいい」などと、さんざん脅され、小心モノの私にとって、喉からカメラを入れるなんてどうにも怖かったので、前投薬で鎮静剤を打ってもらおうと、最初から心に決めていました。
受け付け時間は午前8時15分。事前に何も言われなかったのですが、ネットでは12時間以上前から食べ物は食べないほうがいいと書いてあったので、前の日の8時以降何も食べないようにしました。
病院には時間通り到着。まず感染症のチェックをするとかで右腕から採血。その後、しばらく待たされました。
緊張したまま待つと、名前を呼ばれ、診察室に入って、鎮静剤などの事前説明。「軽くウトウトした状態になる」ということと、「喉が敏感な場合、カメラが喉に当たって違和感があったら飲み込むようにすると苦しみが少ない」などと説明を受けました。高まる緊張!初めに、胃の中の泡を消す薬といわれ、白濁した味のない薬を飲みほし、横になった状態で一回転させられました。
そして座った状態になり、前の人が終わるのを待ち、内視鏡検査の部屋へ入りました。
はじめに「喉の麻酔」ということで、恐ろしく苦い薬を3回に分けて口に含み、「いい」といわれるまで、うがいをするよう指示されました。口に含んでうがいをすると、確かに舌や喉がしびれて行く感じがわかりました。「ツバは飲み込むとむせるから出してください」と言われてティッシュを渡されました。が、試しにこっそりツバを飲んでみたところ、実はすんなりと飲めました。
続いてベッドに寝るように言われ、左側を下にして横になると、「鎮静剤を打ちま〜す」と言われ左手にチクリとした感触。口に漏斗状のものを突っ込まれ、いよいよかと思ったら、その瞬間、記憶がなくなりました。あとは何となく喉の奥に物が異物が当たった感触や、検査が終わって歩かされたような、わずかな記憶があるだけ。もう終わったの?という感じで、苦しさは全くありませんでした。ある種の鎮静剤には健忘作用もあるということで、もしかするとその時には不快な気持があったのかもしれませんが、終わった後には、まったく覚えていませんでした。
次に気づいたら別のベッドに寝た状態でした。検査の直前に仕事の関係で2日連続で徹夜したこともあり、そのまま爆睡していたようです。看護師さんに起こされたとき、時計を見ると午前10時前。すでに1時間近く寝ていたことになります。口の中のしびれた感覚もほぼなくなっていました。朦朧した状態のまま医師の説明を受け、「何ら問題はなく、美しい胃でした」という妙なお褒めの言葉をいただき、ぼぉ〜っとした頭のまま、帰宅しました。
結論からいいますと、鎮静剤にはリスクがあるかもしれませんし、仕事を1日休む必要もありますが、何の苦しみも、胃カメラを飲んだことすらわからないほどの気軽さだったことを考えると、二の足を踏んでいる方には実にお勧めです。私も食わず嫌いでしたが、これなら年に1回くらい平気だと思いました。まぁ、病気を発見するリスクとどちらを取るかの問題なんでしょうね。私自身は、来年からも受け続けようと思っています。
|