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大乱歩展を見に行く

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神奈川近代文学博物館で11月15日まで開催されている「大乱歩展」を見物に行った。
館長をつとめておられる恩師・紀田順一郎先生をはじめ多くの方々が長年の悲願を実現させた催しだけに、じつにおもしろかった。

入り口に飾られたのは、なんと、ローマ字愛好者としての乱歩さんの足跡。つづいて、鳥羽造船所時代の編集物が展示されており、これがまた実に立派な内容なので、びっくりした。やはり、才能はうまれつきだったのだ。そして、自作を整理して収めた「自著箱」だ。この表書きがきれいなレタリングになっているが、乱歩さんが仕事に詰まるとストレス解消のため蔵に籠もって自分で書いていたという話を、むかし、ご子息の隆太郎さんから聞いたことがある。さらに、橘小夢や竹中英太郎らの挿絵原画に眼福を得た。もちろん、なつかしい「BDバッジ」も展示されている。乱歩が制作したムービーが見られるのも、うれしい。横溝正史が療養していた諏訪を訪れたときの映像は、昔の作家の交流がじつに文化的で楽しかったことを実感させる。極めつけは、47歳までの人生を図表化した「鳥瞰図」だろう。最後に「探偵小説全滅す」とか書かいて、ショッキングだ。

乱歩ファンなら見逃してはいけない。ファンでなくとも、子どものころ少年探偵団ゴッコをして遊んだ思い出のある人や、マンガで知っている子どもにだって楽しめる。帰りに事務所に寄ったら、三重県で売られている「二銭銅貨」のお菓子を戴いた。いまや、乱歩は町おこしの決め手でもある。そういえば、来年開催の名古屋市開府400年記念事業でも、名古屋と縁があった乱歩さんをからめた舞台もつくろうという企画ももちあがっている。

そして、この大乱歩展のプロデューサーである紀田先生の講演が10月24日(土)14時から開催される。アラマタはなんとしても駆けつけるつもり。

大乱歩展/文字・活字文化の日記念講演会
□講師=紀田順一郎(作家・評論家・当館館長・大乱歩展編集委員)
□演題=「江戸川乱歩と少年探偵の夢」
■日時=2009年10月24日(土)14:00開演(13:30開場)
■会場=神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名)
■料金=一般1,000円(友の会会員800円)

詳細はこちらで
http://www.kanabun.or.jp/0b00.html#kida

写真カバー  大乱歩展
写真1.少年探偵団
写真2. 同74,75ページ
写真3. 乱歩が生まれた三重県名張町の二銭銅貨煎餅
写真4. 帰りは中華街の四五六菜館で打ち合わせ。写真は関帝廟

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乱歩展、是非、行ってみたいと思います。
きっとスゴイ世界なんでしょうね〜(^0^)

2009/10/19(月) 午後 7:45 夏林人 返信する

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乱歩ですか。思わず「どおまんせえまん奇談」を思い出してしまいました!
ところで、…「帝都幻談」はまだ文庫で出ないのでしょうか?「文庫新帝都」が先に出たのでうろたえてしまいました。「文庫幻談」が出る際には是非水木大先生の書き下ろしイラストを…!

2009/10/22(木) 午後 8:02 [ 小薄 ] 返信する

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乱歩シリーズ子供の頃大好きでよく読みました。
ぜひ見に行ってみようと思います 削除

2009/10/25(日) 午後 9:14 [ あろえ ] 返信する

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小学校の時、ルパン派と乱歩派に分かれてました。私は乱歩派でしたけど。
二十面相が長いすに隠れるだの、、わくわくして読みました。懐かしいです。。

2009/11/9(月) 午後 9:41 [ . ] 返信する

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はじめまして。大乱歩展やっていたんですね…。しかも少年探偵にフォーカスしてるなんて。一番好きなのは『魔法人形』(『悪魔人形』)でした。挿絵も大好きで、特にこの『少年探偵団』を描いた伊勢田邦彦画伯がいちばんムードがあって好きです。

2009/11/24(火) 午後 5:31 acacianana1028 返信する

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