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これは、ハンセン病患者として強制隔離され、人権蹂躙を受けた方です。 患者の隔離は、SARS(重症急性呼吸器症候群)の世界的集団発生の折、迅速な隔離政策で、少数の感染に押さえ込んだ、シンガポールの例もあります。 感染を未然に防止するために、患者を隔離することはやむを得ないことです。 しかし、このハンセン病患者の場合は、治療どころか、強制労働収容所のような状況におかれていたのです。 1907年(明治40年)から1996年(平成8年)までの90年間、国の強制隔離・患者撲滅政策の対象とされ、人権侵害を受け続けてきているのです。 ハンセン病(らい病)は、菌の毒力は弱く、感染しても発病することは極めて稀であり、1947年の化学療法剤の効果によって、確実に治癒するようになっています。 1998年(平成10年7月)被害者達は、国家賠償請求訴訟を熊本地方裁判所に起こしました。国の加害責任の明確化と人間の尊厳の回復を求める裁判の始まりです。 そして、2001年(平成13年)5月23日小泉総理は、「今回の判決を重く受け止め、極めて異例ではあるが、控訴は行なわない」旨を発表しました。 これにより、成立したハンセン病補償法に基づき、入所期間に応じて800万円〜1,400万円が支給されるに至ったものです。 昨日の東京地裁判決では、いずれも日本植民地時代の台湾の入所者は勝訴、そして韓国の入所者の請求は棄却となりました。 これは、ハンセン病補償法の海外の療養所は適用外との法解釈の問題があって、台湾の入所者・韓国の入所者には、支給されていないのです。 法治国家であればなおさら、法律の乱用適用は許されないする司法と、法に基づき執行する行政での解決は、時間のかかることでもありますから、政治決断をしてもらいたいと思います。患者達はもう高齢ですから。 しかし、補償がなされたとしても、心の痛みは永遠に消えることはないでしょう。 また、発展途上国には、数百万人の患者がいるそうです。 |
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この記事、中学生の娘が学校から貰ってかえってきました。何十年も家族とは会えずに収容所生活にされた上にその家族までもが周りから非難をあび苦しい思いをしてきたそうですよね。ハンセン病は感染しないと書いてありました。
2005/12/28(水) 午後 1:47 [ - ]
ある、旅館ではハンセン病という理由だけで拒否されたそうです。 未だに誤解され続け、一生分の人生を台無しにした病気。心の痛みはほんと永遠に消えることはないですよね。
2005/12/28(水) 午後 1:55 [ - ]
大変なご苦労だったと思います。これも人間が行ってきたのです。過去には、戻れませんが、早く答えを出してあげてほしいです。
2005/12/29(木) 午後 2:43
ひどい話です。人は病気になると、人ではなく病人として扱われます。単に病気であるだけでも、すでに偏見にさらされてます。その上にこれらの非道な仕打ち、嘆かわしいことです。単なる無知では済ませられません。
2006/3/29(水) 午後 5:37 [ - ]
だいたい、病気が罰の対象であるなんて?
2006/3/29(水) 午後 5:39 [ - ]
☆彡しゃーまん2号さん。当時は誤った知識ゆえ、やむを得ない部分もあったかと思いますが、非人間的な対応は問題ですね。偏見=差別は、無知からも来ています。
2006/3/30(木) 午前 9:29
コメ
2006/3/30(木) 午前 9:29
本当に悲しい歴史ですね こうした歴史を繰り返さないようにしないといけませんね。
2006/6/26(月) 午前 0:18
☆彡TORONさん。心が痛みます。
2006/6/26(月) 午前 7:55