森を見ずして木を見る
「信念があるならば、何故、今頃議員辞職するのか」永田寿康衆院議員
前原代表はじめ 民主党執行部は、3月31日総退陣することを表明しました。
当の永田寿康議員は、 「前原代表も辞めるよ」と告げられ、辞職を決意したようです。己一人であっても、 信念を持っているならば、代表が辞めようが議員辞職する必要はないでしょう。
まず、 民主党を離党して罵声を浴びようとも、無所属で何故闘おうとしないのか。全く不可思議です。 国会を混乱させ、ここまでこの問題を引っ張っておいて、今更、議員辞職。よくわかりません。
もう忘れましょう。
もう、偽メール問題を議論しても建設的ではありませんので、ここでは異なる視点からこの総退陣について述べさせて頂きたいと思います。
突然の代表辞任とうがった見方
この代表辞任は、 唐突の感がします。
4月4日に、当のメールを提供した西澤孝氏の 証人喚問を控え、爆弾発言でも飛び出そうものなら、民主党が更に傷つく場面が出てくるとも限らないとして、 証人喚問の見送りをさせるのが狙いから、辞任に繋がったとする、うがった見方もあります。
しかし、前原代表は「2月20日には職を辞することを考え」ていたそうです。(永田議員の国会質問は、2月16日)
その旨を役員会で打ち明けると、「国会審議中で、予算も通過していない中、更なる混乱をもたらすことは控えたほうが良い」として、予算通過後のタイミングを見計らっていたということであり、そのタイミングが昨日であったということでしょう。
国会審議中に、後任選びなどになれば、報道機関と世論の関心はまたしても、次期代表は誰かに注がれ、国会での審議がまた空中分解してしまうことを考えれば、立派な見識であったと言えるでしょう。
民主党は何をしているのかと、小学生でもわかることを大人であるはずの民主党執行部が思わないはずはありません。
幹部と言われる立場の人の責任の取り方
企業での不祥事などが起きると、 「早く辞めろ」の声が高まります。
JR西日本の列車転覆事故後、当時の垣内社長に対してもそのような声が出ていました。その後暫くして、後任社長が決定され 垣内社長が辞任表明すると「何故この時期に?」「それで責任を果たしたことにはならない」といった声も多く聞かれました。
何も垣内前社長を弁護するために、書いているものではありませんので、ここは誤解なきようお願いしたいです。
辞任することは簡単です。しかし、組織の長として、また組織の幹部と言われる人は、様々な批判には耐えながら、その職に留まって事後の対応を取ることが肝要なのです。
困難な状況になればなるほど、その職務を続行することはとてつもなく厳しく辛いものです。
経営状況が厳しい環境に陥った会社も同じことです。営利法人でもない労働組合でも、同じことです。
危機に瀕すると、責任ある立場の人が手のひらを返すように、去っていきます。語弊ある言葉を使わせて頂けるならば、平時に“吼えて”いた人ほど、逃げ足が早いものです。
国会終了の良いタイミングまで、辞任の言葉を発することなく、悟られてもいけないことから、小泉首相との党首討論の前に、「楽しみにしていて下さい」と言わざるを得なかったのでしょう。その心中、察するに余りあります。
管直人元民主党代表の年金未納問題は誤り
自民党の中川秀直政調会長は、「対案路線で改革競争していく野党第一党として一日も早く再出発してほしい」とのコメントは、 大人の対応で好感です。
片や、同じ 自民党久間章生総務会長は、「 管直人さんは年金問題で墓穴を掘り、岡田克也さんは郵政民営化で突っ込みすぎ、今回は確証を得ないまま突っ込んだ。政治は攻撃するともろい点がある」とのコメントです。(コメントは、いずれも日本経済新聞より)
確かに、管直人元代表は、自民党議員に対して「(年金)未納三兄弟」とだんご三兄弟を捩って批判攻勢を強めていました。
私自身、この表現はあまり上品とは言えないなと感じていました。
その後に自らの年金未納疑惑が発覚し、代表辞任しました。
代表辞任後しばらくして、その年金未納は社会保険庁(社会保険事務所)の手続き誤りであることが判明しました。
ですから、管直人元代表は疑念が晴れたということであり、いわば冤罪であったのです。
辞任前に、各テレビ番組に出演し弁明していましたが、時の世論・マスコミは往生際が悪いとの論調でしたね。さぞ、無念であったろうと思います。その悔しさ、憤りを静めるための、四国へのお遍路の旅ではなかったのかと思っています。
このことは、もう既に見識ある国会議員で知らぬものはいません。でも、国民はその事実を知らないだろうと、プロパガンダ(宣伝活動)にしたのでしょう。
また、この表現「管直人さんは、(年金未納は誤りであったが)年金問題で墓穴を掘り…」と言う()内を発言せずに至極あいまい表現にしているために、仮に抗議があっても弁明は十分可能な言い回しをしているところはさすが(?)です。
誤った情報で、糾弾され社会の信用を失墜させられると、どうでしょう。私ならば名誉毀損で訴えるところです。
新聞は、誤った記事を一面に飾っても、訂正とお詫びは、紙面の片隅です。
マスコミというものは、「事実を報道しても、真実を報道しない」
「木を見て森を見ない」 ことはくれぐれも避けねばなりません。
※木を見て森を見ない:一本一本の木に注意を奪われて森全体を見ようとしない、ということから、目の前の些細なことにこだわり全体を見失うことのたとえ。
※画像は、スポーツニッポン新聞社より拝借しました。
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TBありがとう。民主党も、偽メールで執行部総辞職、前原さん無念だろうと思いますね、期待してたんだけど。菅さんが戻るならいいけど、小沢なら、どうしよう。
2006/4/1(土) 午後 3:46
こんにちは♪TBありがとうございました。野党第1党として今後の民主党の行方をみてみるしかないです。
2006/4/1(土) 午後 4:06 [ A secretary ]
☆彡太朗さん。無念でしょうね。新たなリーダーの顔が思い浮かばないのは野党第一党としては極めて残念なことです。
2006/4/2(日) 午前 10:01
☆彡A secretaryさん。与党もそうですけど、健全なる野党第一党の存在は民主主義にとっては、不可欠ですからね。
2006/4/2(日) 午前 10:03
よく報道で、会社が誤った判断、事件が起きたら代表者が責任を取って職を辞すのがアメリカ的で・・・みたいなことを聞き鵜呑みにしてしまっていた輩です(^_^;)何を持って責任をとったと言えるのかは、非常に難しいですね。。。ただ、嵐さんがおっしゃるように、『批判を浴びながらも事後の収集』というのは、純粋に魅力的なリーダー像であるように思います。こちらのほうがサムライ魂を感じます。ミーハーな言い方ですが・・・(^_^;)
2006/4/3(月) 午前 0:43 [ ayumix ]
さっさとやめりゃよかったのにどんどん苦しくなるの目に見えてたのにね。完璧つぶすつもりだったのかな〜(笑)手の中で踊らされるだけ踊っちゃったね。
2006/4/3(月) 午前 2:11
☆彡ayumiccjpさん。サムライ魂は、いい響きです。それが本当の責任の取り方でしょう。しかし、先に逃げ出した人が成功している報道など見ると釈然としませんね。
2006/4/3(月) 午前 7:39
☆彡tadonchan78さん。永田議員は、まだ何かを持っているのならば、本物ですけどね。私は、前原代表の散り様には、拍手を送りたいです。
2006/4/3(月) 午前 7:42
石原都知事も「前原は侍だ」と言ってました。部下のしたことの責任を取ったと言う意味では拍手です。あの方はまだまだこれからの人ですから。浮上してくるのを待っています。
2006/4/3(月) 午前 8:20
☆彡komkomさん。そうですか、石原さんがそんなことを言ってましたか。そうですね。前原さんの今後に期待したいです。
2006/4/4(火) 午前 5:58