昨日、閣僚など安倍内閣の人事が発表されました
特筆すべきは、官邸の 事務を取り仕切る官房副長官には、 旧大蔵官僚で中曽根政権の内政審議室長を務めた的場順三氏(72)(元国土事務次官・元大和総研理事長)を任命したことです。
この的場順三氏について、ご紹介したいと思います。
的場室長、後藤田官房長官に、モノ申す
的場順三内閣内政審議室長が激しく論ずる。
「いま問題の行政改革ですが、各省一律一局削減っていったって、どうせすぐ『部』をつくってしまうからいくらやっても同じです。
大切なのは、経費削減です。公務員給与を含めて支出の見直しをすることこそ行革です。
ストライキばっかりやってる政府所管の“”現業“の給与がなんで一般職公務員より10%も高いんですか。けしからんですよ。行革はまず政府所管の”現業“の給与カット10%カットから始めるべきです」
後藤田官房長官は、苦い顔をして叱る。
「的場君、ふつうの月給とりにとってな、10%の給与引下げというものは大変なことなんだぞ、家族もいるんだ。君は大蔵省からきたからそんな血も涙もないこと、いえるんだ。君のような奴は地獄へゆけ!」
的場内政審議室長は間髪をいれずいった。
「官房長官、お供、致します」
後藤田長官は虚をつかれてたじろぐ。
「なにぃ?ワシに地獄へゆけと、君はいうんか、ワシはそんなところにいかんぞ」
思わず一同笑いだしてします。こんな憎まれ口を叩きながらも、的場室長が盲腸炎で入院したときくと、すぐ見舞いにいったものだ。
的場室長、小沢一郎官房副長官に、モノ申す
的場順三内閣内政審議室長から電話がかかった。
「小沢(政務)官房副長官(小沢一郎現民主党代表)の談話なんだ。“いまの五室長は無能。各省局長どまりのものでなく次官経験者でないと調整能力が不足だから全員更迭する方針”だそうだ。(略)佐々さん怒らないんですか?」
これは名誉の問題だ…。ようし、戦おう!!
昼食を御一緒に…と誘うと、(小渕)官房長官以下三人、すぐ応じてくれて、さる永田町の料理屋の座敷で五室長ら六人との会食が行われた。
おしぼりを使うか使わないか、といううちに、的場内政審議室長がいきなり火蓋を切った。
「この御三方のお一人かと思いますが、官邸記者クラブとの懇談で、五室長は無能(略)だから全員更迭するようにいわれたようですが…(略)
私どもは中曽根・後藤田体制では十分にお役に立ちました。もしいま私たちが機能していないとすれば、それは上の方たちの御器量の問題です」
私は思わず横にいる的場室長をみた。
そこまでいうか、的場順三!!私は、この型破りの大蔵官僚に畏敬の念を抱いた。私たちは反省も後悔もしなかった。「俎の鯉」の心境だった。
【佐々淳行著『わが上司 決断するペシミスト 後藤田正晴』より】
官房長官に決定した塩崎恭久氏(55)と的場順三氏(72)を取り上げ、老壮青のバランスと書いた新聞もありましたが、年齢だけの問題ではないと思います。
気骨のある的場順三氏を任命したことは、まさに適材適所であると思います。
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他のブログでお見受けし、伺いました。的場氏が『傑人』であることが良く分かる見事な記事です。ありがとうございました。
2006/9/27(水) 午前 11:03
申し訳ありません、気骨のある人とは知りませんでした、今後、新聞、テレビで見る時に新たな目で見れそうです。。。
2006/9/27(水) 午後 6:30
小泉政権下で財政赤字は急増し、ワーキングプアーの増加は社会問題化しています。そんな中で社保庁など官公庁は国民のお金を我が物顔に垂れ流している、政策の是非はよく分かりませんが、弱者にとってはつらい政権であったと思います。一層の行革が進むことを祈ります。
2006/9/27(水) 午後 8:42
☆彡Na◎〜1さん、恐縮です。ありがとうございます。
2006/9/29(金) 午前 8:28
☆彡ganganさん、霞ヶ関はやはり、戦々恐々としているそうです。ただ、十分な仕事が出来る環境であることが大切ですね。
2006/9/29(金) 午前 8:29
☆彡usamiさん、文化と伝統を大切にすること、そして、やさしい政治・目配りの出来る政治であってほしいです。
2006/9/29(金) 午前 8:31
ごめんなさい、知りませんでも、報道しか、情報源の無い、私にとって、政治家の、お話、から、推測しますに、現首相の近くに、心ある、お人無し、と、見ます、あまりにも、哀れな、安部ちゃんね、アホも、黙っていれば、それなりに、見てくれるモノを、???
2007/1/6(土) 午後 6:18