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人の会社を盗む(乗っ取り)ことは、合法か?

合法なら、なんでもよいのか?

阪急、阪神株TOB決議見送り
▼村上世彰氏率いる投資ファンド(村上ファンド)保有の阪神電気鉄道株買い取り問題では、阪急ホールディングスは17日までの合意ができなかった。
▼しかし、価格を中心に隔たりは大きいうえ、村上ファンドはわずかだが阪神株買い増しを公表し、対決姿勢をにじませた。【日本経済新聞5月18日付朝刊より抜粋】
昭和31年の乗っ取り計画(法律は時には、全く無力)
横井(英樹)が、昭和31年(1956年)5月、東洋精糖株の買占めをはじめた。ついには、東洋精糖の社内へも手をのばし、乗っ取りを計画していた。
横井の背後には、東急電鉄グループのオーナーの五島慶太が糸を引いていた。五島はすでに、同様の方法で、60社以上の会社を乗っ取り、その辣腕ぶりは、世間に鳴り響いた人物だ。
この事件の当事者である秋山利太郎会長は、あのロッキード事件の児玉誉士夫氏に仲介を依頼することになります。

この東洋精糖側の弁護士佐賀潜は、
他人が営々として築き上げた企業を、横合いから盗むに等しい行為が、合法の名において許されていいはずがない。ある程度、株を買い占め、重役たちを買収することによって、企業を入手する方法が、東洋精糖以外にもおこなわれ、多くの経営者が泣いている。さながら、戦国の乱世ではないか。
秋山利太郎会長は、佐賀の手引きで児玉と会いましたが、その時のことをこう書いています。
横井氏がやったにせよ、五島さんがやったにせよ、私はあらゆる方法で、両面からいじめられている。シャクにさわるが、ここまできたらいたしかたがない。社会のためということを考えれば、あくまで、立ち向かいたい。それが、まじめに働いているもののためになるのではないか
弁護士の佐賀潜はこうも書いています。
法律は、時には、危機を救うため、時間的に間に合わないことがある。東洋精糖の重役会の議決がそれだ。この危機を救ったのは、児玉の実力だった。
法律は、時には、全く無力のことがある。東洋精糖事件の、経済力の対決がそれだ。この対決を、和平にみちびいたのは、児玉の政治力だった。
以上『黒幕 昭和闇の支配者 一巻』大下英治著より




[ 天邪鬼のひとり言 ] 嵐風人

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