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本日は、クリスマス・イブです。キリストの降誕祭であるクリスマスの前夜のことですから、キリスト教ですね。 アメリカでは、12月の声を聞くと、クリスマス商戦がたけなわで、ジングルベルの曲が流れ、メーリークリスマスの声があちこちから聞えているものでしたが、昨今は、変わって来ています。 アメリカのブッシュ大統領も、(公的には)「メリー・クリスマス」を避け、「ハッピー・ホリデー」と言うようにしています。 現に、ホワイトハウスが印刷したのは、「メリー・クリスマス」ではなく、「ハッピー・ホリデー」だそうです。 アメリカは、キリスト教徒がほとんどの、イギリスからの移民でスタートしていますから、当然、(宗派の問題もありますが)ほとんどが、キリスト教徒でした。 ところが、現在はキリスト教文化圏以外から移民が大量に移り住み、多民族国家・他宗教国家となっています。 そこで、他宗教の国民から反発の声が出てきたためです。 アメリカの憲法では、政教分離を明確に定めているので、なおさらです。 合衆国憲法修正第1条:「議会は、国教を樹立し、あるいは、信教上の自由な行為を禁止する法律を制定してはならない」 しかし、他民族国家、他宗教国家となっても、「メリー・クリスマス」は長い間、公的にも使われてきましたので、一種の風物詩として、他宗教の方も受け入れているものだと思っていました。 外国人向けではありますが、イスラム宗教国家における都市のショッピング街に、クリスマスツリーなどが並べられているように。 連邦議会では開会の際に牧師が祈りをあげるという厳然たる事実もあるのです。 今まで、許容してきた他宗教徒が異を唱えるようになったのは、アメリカの右傾化とそれをバックアップする、キリスト教右派への反発なのでしょうか。 ブッシュ大統領も頭の痛いことでしょう。 仏壇で、手を合わせ、「長い間、お世話になりました」と両親に挨拶し、神前結婚を済まし、教会でウェディングドレスに着替える。 正月には、お寺と神社に初詣のはしご。 これは、日本が島国であったことと関係があるのでしょう。 この時期には、いつも宗教を考えてしまいます。 しかし、今日に至るとクリスマスも結婚式も初詣も、日本の文化となって来ているのです。 もう理屈ではないのですね。 まさに伝統と文化なのです。 日本の伝統と文化は、守り続けて行きたいものです。 いつの日にか、「メリー・クリスマス」と言える世界で唯一の国になっているかも知れませんね。 皆さん、そんなことは忘れ、クリスマス・イブを楽しんで下さい! 【天邪鬼のひとり言】 嵐風人
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