歴史

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]

もし、浅野匠頭(赤穂藩主)が、吉良上野介を斬りつけていなかったら


年末恒例のTVドラマ「忠臣蔵」

時は、現在の日本と同じく(戦乱がないという意味)、天下泰平の世の中で、惰眠を貪っていた大石は、「昼行灯」と呼ばれていました。

昼行灯…昼にともす行灯のように、居ても役に立たない人

ところが、大石は剣の達人であり、類まれな戦略家で、乱世に強い男であったということです。

「忠臣蔵」がなければ、大石はうだつの上がらぬ昼行灯として、一生を終えることにもなりますね。

そう考えると、己を殺しその才能を一切見せずに、世襲によって、筆頭家老の地位に就いていただけのことになります。

そういう意味では、大石は意志の強固な人間であります。決して、それを人には見せず、ただ心の中で、非常時の心構えのための研鑚を積んでいたことになります。

必殺仕事人の中村主水のように、会社(奉行所)ではダメ役人、自宅ではダメ亭主を演じていたことになります。

皆さんは、大石や主水のように振る舞うことが出来ますか?

まあ、大石もそれだけの能力があるのなら、昼寝などしないで、浅野匠頭をもっと強い人間にどうして育てなかったのかなど、思ってしまいます。

水戸黄門は、最後に印籠を出すので面白いのであって、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋さんは、選手当時、なんでもないゴロを、ファインプレーの如く見せ、ファンの喝采を得ていました。

そんなことを考えると、「忠臣蔵」の面白みがなくなってしまいますが、大石は乱世の男と言えるでしょう。

冶世と乱世

政治の世界でも、昔、「平時の羽田(羽田孜元総理)、乱世の小沢(小沢一郎民主党前代表代行)、大乱世の梶山(梶山靜六元自民党幹事長)」と。これは、金丸信自民党元幹事長の人物評です。

★危機管理の第一人者である佐々淳行著「仕事の(実例)「危機管理」術」から、少々長いですが引用させて頂きます。

この乱世の雄か、冶世の能吏かというのは、非常にわかりやすい人物指標となる。

…雪印乳業の石川社長、三菱自動車工業の河添社長、自民党の加藤紘一さん、あるいは神奈川や新潟県警の本部長たち…みな冶世の能吏だと考えてみるといい(危機管理庁でも、平時が続けば冶世の能吏が台頭する)。(arasi注:以前、不祥事を起こした当時の本部長のこと)

彼らは、平時には十分以上に優秀なトップであり、派閥の長だったはずだ。ところが、いったん非常時、あるいは乱世に放り込まれると、とんといけない。

(略)

このように見てくると、いまが冶世なのか乱世なのかということが、大きな意味を持ってくることに気づく。

私のようなタイプは、打ち続く乱世には血が騒いで仕方ないし、重用もされるが、それが鎮まると、とたんに疎まれて冷や飯食いとなる。

(略)

逆に冶世の能吏たちは、乱世には息をひそめ、冶世になるとどこからともなく現れてきて前に出、真ん中に集まり、上に昇っていき主導権を握る。

しかし、もちろん、この極端な二タイプがすべてではなく、後藤田正晴(元副総理)さんや的場(順三、初代内閣内政審議室長)さんのような“両刀使い”もいれば、自分自身どちらのタイプかわからない人もいてやっかいだ。

危機に立ち上がった人は評価されてない

大石蔵之助は、世襲で筆頭家老という家来のトップとなり、名声を得て華々しく散ったわけですが、どうも乱世に力を発揮し、日本を国民を危機から救ってきた人々は、冷遇されているようで仕方がありません。

秋の叙勲で旭日大綬章瑞宝大綬章の受章が決まったようですが、「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」などで、命を顧みず陣頭指揮をとられた、この佐々淳行さんのような方には、ぜひとも旭日大綬章を受章して頂きたいものです。

https://img.yahoo.co.jp/i/jp/blog/p2/images/com/blog_masthead.gif

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事