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立春の日に卵が立つ?

このエッセイは、音声でお聴き頂く事が出来ます。
MP3音源 (約3分)
http://www.geocities.jp/arata_tokyo_jp2004/essay-24.mp3


「立春の日に卵が立つ?」


以前 人から聞いた話ですが・・・
確か太平洋戦争の終戦の前のとしに、中国で非常に秘密めいた古い文献が見つかり、その中に「一年間の内でたった一日だけ、立春の日には卵が立つ」という事が書かれてあり、当時の新聞に実際に卵を立てた写真も掲載されて話題になったそうです。

その後、一年経って戦争が終り、またその事が話題になって、「立春の日に本当に卵が立つのかどうか実験をしてみよう」という話が持ち上がり、日本の天文台に科学者たちが何人も集まって実験をしたそうです。
なぜ天文台で実験をしなければならないのかはよく分かりませんが・・・

そしてその実験の結果、実際に卵を立ててしまったそうです。
これが写真入で当時の新聞に載り、日本じゅうが大騒ぎになったというのです。

なぜ立春の日にだけ卵が立つのか!
それに対して科学者たちの色々な意見が出たそうです。
詳しい事は忘れてしまいましたが・・・
寒い季節ですと卵の中身が動きにくくなり、重心が安定しやすくなるのではないか。
また新鮮な卵の場合には、表面に小さな粒粒が沢山あるので、それで立ちやすくなるのではないか、というような話が出たのではないかと思います。

しかし結局、「卵は立春の日でなくても、いつでも立つのではないか・・・」という結論に落ちついたようです。
コロンブスのようにわざわざ卵を割って立てなくても、ゆで卵にして回転させて立てなくても、ゆっくり慎重にやれば誰でも卵を立てる事が出来る、という事が分かったわけです。



この話で面白いと思った事は・・・
中国の秘密めいた古い文献や、一見権威のあるものに書かれてある事だと信じると、不可能を可能にしてしまうくらい人間の隠れた能力が出るという事。

また、立春の日は年に一度しかありませんから、その日を逃したらまた一年待たなければならないので、今がチャンスだという気持。
「今しかない」という気持になると人間は大きな力が出せるという事。

それから、不可能にみえる事であっても、写真などを見せられて他人には出来たという前例を見せつけられると、自分にも出来るという気持が働いて大きな力が出せるという事。

つまり、「信じる事」、「今しかないという事」、「前例があるという事」などが不可能と思われていた事を可能にするほど、自分の隠れた能力を引き出すのに役に立つという事です。
あなたも試しに、卵を立ててみる気にはなりませんか?



「追記」 2007/2/6
この話は「卵を立てる」という事の為に、真剣になって日本の科学者たちが天文台で実験をしたというのがちょっと笑えるところです。
しかし、この話を知ってから、私も試しに何度も実験をしてみましたが、卵は全く立ちませんでした。
これを立ててしまう力、というのはスゴイと思い、エッセイを書く気になったのを思い出します。
これは3年ほど前に書いた、私にとっては初期のエッセイです。

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