地球で塾の講師をしています。

恐竜好きな理系教師が、何かを見たとか見ないとか。

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『時間はどこで生まれるのか』
 橋元淳一郎 集英社新書

作者は、受験物理の世界で有名な人だが、私こと始祖鳥派にとっては、SF作家として印象深い人。
始祖鳥派が高校生のころ、内藤淳一郎名義でSFマガジンに短編を発表していて、結構楽しみにしていた。
はじめからハードな作風だったが、しだいに作風は純度を増していき、哲学的にも深みを見せるようになっていったのを思い出す。

エッセー連載『シュレディンガーの猫は元気か』(早川文庫)も面白い。


この本のテーマは、「時間」

『時の流れ』などという、決して実在しないものを、なぜわれわれが感じるのか。
哲学者による『時間論』なら世にあふれているが、それらが最近の物理学の成果を一切無視して論を進めるのに対し、この本では、物理学の知見を基礎に論を進めていくのだとか。

物理に強い人には常識なのだろうが、ミクロの世界の物理法則には、
・時間が過去から未来へのみ流れる、という必然性は存在せず、
・そもそも、過去から未来への時間の流れが存在する、などという理由もなく、
・それどころか、どれが原因でどれが結果という『因果律』もはっきりしない。

つまり、ミクロの世界に『時間』などというものは存在しない

しかし、素粒子や原子の世界には『時の流れ』が存在しないのだとしても、
われわれは確かに『不可逆な時の流れ』というものが存在する、と感じている。

ならば、『時が流れる』という感覚はどこで生まれるのか


理系で、しかも大学受験指導の実績も豊富なだけあって、論理は明快でとても読みやすい。
読み終えた後、自分でも考え進めてみたい、という気持ちになる。


先週は保護者会のプレゼンの準備で大変だったのだが、
忙しい時に限って、こういう頭を使う本を読みたくなるものなのだ(笑)。

定期試験勉強か?

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定期試験前の空き教室は、いつもこんな感じ。

黒板を使ってお互いに教えあっていたんだろうけれど、できれば無言で自習して欲しい。
でも、空き教室すべてに自習監督をつけるのは無理があるからなぁ…。

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