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先週半ばのこと。
久々の平日休み、久々に上野に行ってきた。
国際子ども図書館の『大空を見上げたら−太陽・月・星の本−』という展示。
開催終了ギリギリに間に合うことができた。
子供向けの絵本を集めた展示で、
・天文に関する基礎的な説明をする絵本。
・宇宙や星に関する神話・伝説の絵本。
・星が出てくる童話や子ども向けSF小説。
などが紹介されていた。
懐かしい「かがくのとも」などが、子どもに対して遠慮した書き方をせず、
意外なほど正確に天文の知識を伝えていることに今さらながら驚かされたりする。
が、私こと始祖鳥派の興味を惹いたのは、「神話・伝説」のコーナー
かつて太陽は今よりもっとずっと高速で空を移動していて、
そのあまりのめまぐるしさに、ひとびとは難儀していた。
いま、太陽が1日かけて空を廻るようになったのは、
マウイの英雄が太陽にロープをかけて力任せに引いたから。
だとか、
インドで、首を切り落とされて退治された魔族がいた。
その魔族は首を切られたことを恨みに思って、夜空の月を丸呑みにする。
…けれど、切られた首だけなので、すぐに月は首から下に出てきてしまう。
しかたがないから、魔族はまた月を丸呑みにする。
…けれど、すぐに月は首から出てきてしまう。
こうして、月は欠けたり姿を消したりするようになった、とのこと。
だとか。とにかく、天文現象に理由をつけるための神話・伝説は世界中にあるようだ。
人間は、物事に論理的な筋道がつくことを、狂おしいほどに求めてきたのだろう。
科学の進歩の原動力は、まさしくそこにあるのだと感じた。
「なんで勉強しなければならないの?」と聞く生徒がいたら、こういってあげよう。
「世の中の『なんで?』が知りたくてたまらないのが人間だから」
当たり前の話なのかもしれないけれど、
陳列された本の表紙と説明パネルだけ眺めるというのは、ちょっとつまらない。
何冊かでいいから、全文読めるようにしてくれればいいのに、というのは贅沢か…。
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