建築論

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2006年1月〜2月に、「21世紀の住宅論」というタイトルで行われた、4回連続講演会の語り下ろしです。同時期にギャラリー・間で行われていた、「日本の現代住宅 1985-2005」展に合わせて開催されました。講師は、磯崎新氏、安藤忠雄氏、藤森照信氏、伊東豊雄氏の4名。読み始めてから気が付いたのですが、磯崎氏と安藤氏の講演については、会場に足を運んでいました・・・^^;

磯崎氏は、「建築家とは何か?何をすべきか?」という問題提起をしています。「建築家が大工さんの領域に後から侵入し、あえて“建築家”を名乗った上で住宅を設計する時、社会に対して果たすべき役割とは何か?」という問いです。磯崎氏は、「家内労働力がどれだけ減らせるか、収納がどれだけコンパンクトになるか」といったことを考えることは、建築家のすべきことではないし、それ故に建築のテーマではない、とも言っています。もっともだと思うのですが、その為にわざわざ、「住宅は建築ではない」とか言うのでちょっと面倒くさかったりします(笑)

ただ、この講演を聞いたお陰で、「建築とは何か?」を自分なりに考える大きなキッカケになりました。

安藤氏は、「住宅は、人間の生活と最も深く関わるという意味で、建築の原点」と言っています。又、「一つの住宅を考えるその延長上で都市と環境を考えるという思考回路」が重要だ、とも。以下は、質疑応答での安藤氏の言葉ですが、磯崎氏の問いかけに対する答えのように思いました。

 私は建築の設計をしていますから、建築の設計で社会に何ができるか、自分に何ができるかを考えています。建築家というのは、いかにすぐれた建築をつくることができるかが、まず大事なことです。しかしそれ以上に、その職能を通じてもう1つプラスαで何かできないか、世の中を常に見渡す必要があると思います。

藤森氏は、西沢立衛氏の「森山邸」を取り上げています。藤森氏は、『「森山邸」は日本の現代建築が戦後ずっと歩んできた延長線上にある、一つの頂点であることは間違いない』と指摘しています。又、「森山邸」のように、敷地内に住宅の諸機能をばらばらに分散させたスタイルを「分離派」と名付けたそうです。

伊東氏も、藤森氏同様、「森山邸」を取り上げています。「自分には住めない」としながらも、自身の「東京遊牧少女の包」のリアル版が「森山邸」であり、更にその先に「新しいリアル」があるのではないかと示唆しています。「東京遊牧少女の包」は、学生の時に強く惹かれたプロジェクトの1つですが、現在の状況に対する先見性にビックリしました。

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