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最近のバスや電車には車体に広告が印刷されたいわゆる「ラッピングバス」がたくさん見受けられます。今回はこのラッピングバスに関するお話。
そもそも、このラッピングバスは欧米の方が歴史が古く、日本で本格的に走り始めたのは2000年の4月頃から。
石原都知事が赤字の都営バスの財源として、都営バスのラッピング化を提言。条例の改正を経て導入されると、これに刺激されるように他のバス会社にも広まっていきました。
デザイン的にも最近では凝ったものが多く、ラッピングバスの写真を収集する方まで現れるほどになりました。
では、このラッピングバス、いったいどれほどのお値段で掲載できるのでしょうか。
都営バスでは、走る路線によって値段が違いますが、一番安い路線のパートラッピング(車体全てではなく一部をラッピングする)もので一か月3万1,000円から。
最も高い路線でフルラッピングにすると、一か月で42万円となります。
しかし、これはあくまで掲載料金のお話。実際に掲載するとなると制作費・デザイン料・動産保険料等が加わり、総計では数十万円から300万円以上(!)となるようです。
ちなみに、都営地下鉄でもこのラッピング広告は実施しており、掲載料金は一か月80万円ほどだそうです。
確かに都の財源としては有効なようで、年間5億円ほどの収入になっているそうです。
では、このラッピングバス、どのようにして作られるのでしょうか?
ラッピング、という言葉の通り、現在の主流は薄いフィルムで包んでしまうものです。
家の壁紙を貼るような作業で、一台につき約6時間ほど費やします。
全面にラッピングするバスでも、排熱口や非常口などは正常に運用できるように、丁寧に手作業でカッティングも行われます。
また、フロント部分(前面)は原則としてラッピングしません。
これは停留所で待っているお客さんに、バスが来たことを分かりやすくするために各バス会社のイメージカラーのままにしておくわけです。
乗ってしまえばラッピングしていることさえ分からなくなってしまいますが、街を行く多くの人々に訴えるメッセージ効果は高いようです。
今後もきっと、様々なデザインで楽しめるバスが走ることでしょう。
<参考URL: http://www.bus.city.aomori.aomori.jp/Page1.files/lapping/seisaku.htm >
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