全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全65ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

キャライコセラス

イメージ 1
厳寒の常呂川

2月も、もうすぐ終わりですね。

みなさん、お忙しい日々を過ごされていることと思います。

ですが、あと1〜2ヶ月後には化石シーズンの到来です。

今年は何が採れるかな?

イメージ 2

さて、今回は昨年の秋にhntさんと一緒にアタックして得た

キャライコセラスのクリーニングをお届けします。

と、言っても、そのままコロンと落ちていたので、クリーニングもあっと言う間です。

イメージ 3
イメージ 4

現地での様子はこんな感じ。

保存の良さそうな側を予想し、掘り進めます。

因みに私は両面クリーニングしない派です。 ハッキリとした理由はありませんが

強度の事もありますが、面倒くさいという理由が一番かも(笑)

まずはグラインダーで余分な石を削ります。

イメージ 5

後はヘソを掘り進むだけ。この時点で赤矢印部分に亀裂があることを発見。

瞬間接着剤を流し込みます。全て手彫りでハンマーで叩き続けると、

振動で化石へのダメージも大きいので、グラインダーやルーターは必須アイテムです。

ヘソは何処まであるかな?

イメージ 6

結構、良い感じ!

が・・・・。

イメージ 7

中心部でデスモセラス君がお休みしていました。

せっかくなのでこのままに。

で、完成品がこちら。

イメージ 8
イメージ 9
イメージ 10

もうちょっと、お色直しすれば良かったのですが。

セノマニアン中部 Calycoceras asiaticum (Jimbo) サイズ23cm

せっかくなので、キャライコ兄弟と仲良く記念撮影。

イメージ 11

さて先日、札幌出張の帰りに三笠市立博物館に寄ってきました。

その目的は

イメージ 12

ボランティアの会のみなさんが製作した「北海道のアンモナイト」です!

ゲラ刷りしか見ていなかったので、内容を確認して驚きと感動が!

一言で言うと、「パーフェクト」です。

併せて自分の標本が出ているという事実は、言葉では言い表せないくらいの感動です。

ボランティアの会のみなさんには感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

この図録ですが、なんと再販が決まりまして、まだ購入可能です。

注文される方は、次のところでお願いします。

なお、三笠市立博物館は関係しておりませんので、ご注意ください。

イメージ 17

・・・ぜひ続巻もお願いします(笑)。

せっかくなので、博物館の展示標本も再確認。

イメージ 13
イメージ 14

来るたびに新たな発見がありますよ。

ついでに、冬の産地も眺めて行きます。

イメージ 15

さて、ブログですがネタ切れのため、またしばらくお休みをします。

復活は5月以降になると思いますが、それまではみなさんのブログにお邪魔して

楽しませていただきますね。

イメージ 16

こちらは現在のクリーニング予備軍。

エアチーの仕上げを待っている状態。

物置には原石が、まだまだ転がっています。

このようにネタの原石は沢山あるのですが、進める時間が中々取れません。

このブログでは、また春にお会いしましょう。

ではまた!

この記事に

開く コメント(20)

イノセラ大作戦 後編

イメージ 1
早朝の常呂川

りんぞうさんに影響されまして、久々にカメラを持って歩きました。

と、いっても通勤途中の景色ですが。

この日は−20℃くらいまで冷え込んでいました。

さて、今回はイノセラの後編

前回はパソコンで図版を作成したので、今回は標本を見ながら同定に挑戦します。

上の写真が「下部」、下が「中部」です。

イメージ 2
イメージ 3

産地とポイントに従い、セノマニアンの下部と中部に分けてみました。
,
前回作成した、イノセラ図鑑と比較していきます。

イノセラ図鑑はこんな感じです。


さて、今回のネタにはかなりの無理がありまして

〇 下部と中部の時代をイノセラで見分けようとしたのに、下部のみから産出する種を
  見つけられていない。

〇 たぶん、今回調べた以外の種も産出すると思われる。

こんな状況の中、エイヤ〜ッ と同定した結果、次のようにしてみました。

当然、「たぶんこれかな?」レベルの同定なので「系?」でまとめています。

Inoceramus virgatus 系? マンテリ〜カンニグトニゾーン、つまり下部から中部にかけて産出

イメージ 15
イメージ 4
イメージ 5

続きまして

Inoceramusu ginterensis 系? キャライコゾーンより上部で産出

イメージ 6
イメージ 7
イメージ 8

続きまして

Birostrina tamurai 系? キャライコゾーンから産出

イメージ 9
イメージ 10

最後は

Inoceramusu  tenuis  系? マンテリからカニングトニゾーン、つまりI.virugatus と同じ時代で産出

イメージ 11
イメージ 12

今回、ザックリと4種ほどに同定してみましたが、やっぱりよくわからない標本もありました。

で、忘れかけていましたが、一番同定したかったイノセラムスは

イメージ 13

これだったんですが、判らず仕舞い(汗!)

Birostrina tamurai が育ったらこうなるのか???

まあ、素人の同定はこんな程度です。眉唾程度にみてください。

イノセラムスって、白亜紀のみならず、ジュラ紀からも産出するんですね。

三笠博物館にはイノセラムスのコーナーもありまして

展示パネルなどからも、同定のキーとなる手がかりが見つかりそうな・・・そんな気がしました。

イメージ 14


さて、ネタも無くなりかけておりますので、あと1〜2回で

ブログも春まで冬眠状態になりそうな予感が。

次回はキャライコのクリーニングでいきますよ。

ではまた!

この記事に

開く コメント(14)

イノセラ大作戦 前編

イメージ 1
セノマニアン帯のイノセラムス

今回は完全に自分の記録用の内容ですので、退屈しますよ〜。

しばらくお休みしていたクリーニングですが、少しずつ始めました。

で、気が付いたらイノセラムスのオンパレード!

なんでこんなにイノセラムスばかり採っているのかと言いますと

2年前からセノマニアンを歩いていますが、それまではほとんど道北のコニアシアンばかり歩いていました。

採れるイノセラムスはほぼ I.uwajimensis ばかりでした。

なので、チューロニアンやサントニアンとの時代の境界を知るの手立てとして活用していました。

これに対し、セノマニアンは下部、中部、上部で採れる化石が随分違い

(※ コニアシアンも上部と下部でそこそこの違いがあるようですが・・・)

しかも地層が複雑に入り組むところも多く、時代の特定するキーとして

イノセラムスが使えないかと考えていたのです。

で、上の写真が集めたイノセラムスです。

この中で、一番注目しているイノセラムスがこれです。

イメージ 2
イメージ 3

割と大型で、肋も特徴的な見分けやすいイノセラムスです。

名前はわかりませんが、コイツはセノマニアン中部のキャライコゾーンで

何度か目撃しています。

他のイノセラはわからなくても、特徴的なコイツだけは同定できるようになろうと考えました。

さて、セノマニアンのイノセラを調べようかと思いましたが

本では福岡図鑑や、横井図鑑、早川本などありますが、サラッとしか触れられていません。

そこで、ネット上で確認できる論文を活用することにしました。

しかし、論文はほとんど英語。自分にとっては猫に小判状態です。

で、考えたのは、自分が活用できそうな情報だけを収集すること。

  ・ セノマニアンのイノセラムスの種類
  ・ どの種類が、どの時代から産出するのか
  ・ 種類の絵合わせ

入門編としては、せいぜいこの程度でしょう。

お正月の暇な時間を活用して、ネット上の論文をあさりました。活用した論文は下記のとおりです。

〇 蝦夷累層群のセノマニアン・チューロニアン階境界付近の凝灰岩のK-Ar年代 : 特にOAE2及び化石 
  層序学的対比との関連について
〇 北海道白亜系セノマニアン・チュロニアン両階のアンモナイト・イノセラムス・有孔虫による統合  
  生層序を目指して
〇 北海道・サハリン産白亜紀セノマニアン期のイノセラムス : I. Birostrina nipponica (Nagao et Mat  
   sumoto)

〇 本邦白亜系セノマニアン階産イノセラムス-V: 世界的分布種 Inoceramus pictus Sowerbyの産出

〇 本邦白亜系セノマニアン階産イノセラムス IV : 興味のある北海道産 1 新種
〇 本邦白亜系セノマニアン階産イノセラムス-III : 北西太平洋地域によく産する 3
〇 本邦白亜系セノマニアン階産イノセラムス: II. 海外でよく知られ本邦では未記載であった3
〇 本邦白亜系セノマニアン階産イノセラムス-I

〇 化石図鑑,日本の中生代白亜紀二枚貝.307 p.自費出版.

〇 TheGeological Conservation Review
※ 論文作成者のお名前はスペースの都合で省略させていただきました。
 
パソコンを使えば、欲しいデータだけ切り貼りして、自分だけの図鑑が作れます。

最初は Word を使って作成していましたが、ページ数が20近くになったので

後でデータを追加するのも面倒だとわかり、途中で Excel に切り替えました。

イメージ 4
Excel を使えば、シートごとに種類を並べていけば編集も簡単です。

後で横並びで表示させ、比較するのも簡単です。

調査の結果、なんとなくイノセラムスが産出する時代と種は次のようになりました。

イメージ 5
論文の図を活用しつつ、一部修正したものです。

う〜ん結構、中部〜上部とか、下部〜中部とか時代を跨ぐ種類がいますね。

下部単独で産出する種を確認できなかったのは、かなり痛いですな〜。

しかも論文を読んでいると、イノセラムスも個体差(地域差、生息環境差?)がかなりあり、

同定が難しいらしいことが判りました・・・(汗!)

おまけに左右の殻で形状が若干違うし。

これって、時代の特定に役立たないんじゃね〜の???

大きな不安を感じつつも、まあ今更止めるのもなんなので、このまま進めることに。

イメージ 6

いよいよ実際の化石を観察します。

とりあえず、採集ポイントで判断した時代で、下部と中部に分けました。

いや〜全部ソックリだぞ、これ(笑)

地味な内容だけど、次回へ続きます。

ではまた!

この記事に

開く コメント(16)

イメージ 1
京都市 四条通り

お正月も終わり、またお仕事が始まっちゃいましたね。

みなさんはどんなお正月でしたか?

私は”食っちゃ寝”状態が数日続き、恐ろしくて体重計に乗れません。

年によっては、ずっと実家で除雪ばかりしている事もありますが、今年は一切無し。

良かったのか、悪かったのか・・・。

さて、今回は昨年最後の巡検について紹介します。

現在ホームにしている産地も2年間歩いて、大雑把ながらも多少のイメージが出来てきました。

イメージが出来ると妄想が膨らみます。

その結果、地形図を見ながら

「ここはたぶん中部セノマニアンの層が広がっているけど、きっと誰も入っていないぞ!」

こんな勘違いで私の頭の中は一杯に。

でも目指すポイントは、相当な奥地からまた更に奥地です。

まあ、ダメなら手前のポイントでお茶を濁して帰ってこよう。

そんなわけで、昨年最後の巡検にアタックしました。

イメージ 2

既に廃道になった林道をひたすら進みます。

夏だったらブッシュで埋め尽くされていますが、10月中旬なら見通しがいいですね。

急勾配の廃道の直ぐ横にはV字の渓谷が続きます。

しばらく進むと地形図どおりに、突然笹原に囲まれた台地に。たぶん地層が変わった証です。

完全に山親父の巣ですよここは・・・。

イメージ 3

そこから沢に下り、1〜2km歩くとこんな景色です。

先に見えるのは正に山の尾根。相当な奥地です。

イメージ 4

なかなか化石は出てきませんでしたが、ようやくイノセラムスを発見!

石の質からして、やや軟らかいもののセノマニアン下部かな?

イメージ 5

そしてようやくまともなノジュールを発見。

沢が小さいので、石自体がなかなかありません。

セノマ中部であれば、地層が軟らかく転石が期待できると思ったのですが、誤算でした。

イメージ 6

アンモナイトはアナゴでしょうか?

この後、ブッシュに覆われた小沢を何本も攻めましたが、石がありません。

これはダメですね〜。まったく人の入った形跡はありませんが、化石もありません。

ダメだコリャ。山の尾根付近はあきらめ、少し下った小沢を攻めることに。

イメージ 7

やはり、一部にはセノマ中部も分布しているらしく、キャライコの欠片が。

この欠片ですが、縦に埋まっていたので期待したのですが、欠片でした(涙)

イメージ 8

判り難い写真ですが、赤丸の中に、極太アンモナイトの断面が見えています。

恐らくセノマニアンのパキデスモセラスではないかと思います。

この後、小物を得つつも成果はほとんど無し。

秋の夕暮れは早いので、帰路に着くことに。

イメージ 9

最後に見つけた下部セノマのノジュールから、いろいろ出ました。

ほとんどデスモセラスと、イノセラムスばかりですが

イメージ 10

判り難い写真ですが、縦割れしたものの、3cmくらいのマンテリセラスが入っていました。

保存はしっかりしているので、接着してクリーニングすれば、ものになりそうです。

秘境を攻めたものの、成果はイマイチでしたね〜。

さて、最後に今回の動画を紹介します。

イメージ 11

前回までは自転車のヘルメットに固定していましたが、

撮影角度は良いものの、欠点もあり、新たな固定方法を模索していましたが

結局、自作しました。カメラの位置が胸に来るように、太いゴム紐を縫いました。

ゴム紐は胸周りと両肩を通すようにしています。

上半身裸で装着し調整していたら、見ていた娘に「丁度、乳首が紐で隠れているよ」と指摘され

それ以来、我が家では「乳首カメラ」と呼ばれています(笑)

さて、動画ですが、最後に紹介したノジュールを割るシーンと、キャライコの欠片を掘り出したところです。

今回はヤラセ無しですよ〜。


巡検紹介も終わったので、ネタが無くなり、またブログの休眠が近づいてきました。

なんとか1月一杯は頑張りますね。

ではまた!

この記事に

開く コメント(18)

イメージ 1
雙林寺付近の坂道 京都

今年一年お疲れさまでした!

みなさんにとって来年も良い年でありますように。

いきなり、締めくくり的な事を書いてしまいました(笑)

さて、今回は hnt さんとのコラボ巡検を紹介します。

実は巡検に行く前に、笑える事件がありまして。

早朝、A市に hntさんを迎えに言った時の事。

家の場所がわからず電話をかけていたら、60歳過ぎのオジサンに

変質者と間違われてしまいました(爆!)

きっと街の安全を守る正義感に溢れたオジサンだったのだと思います。

私の説明を落ち着いて聞いていただければ、もっと良かったんですがね〜。

※ 一応、自己弁護しますが、邪魔にならない位置に車を停車し、早朝だったので車のエンジンは止め、
  おかしな行動はとらずに、ひたすら電話していただけで、誰にも迷惑はかけていませんでしたよ〜。
 
さて、気を取り直して hntさんを無事に回収し、一路秘境へ!

hntさんも書かれていましたが、秘境とは言え、お互い今年3回目(笑)

イメージ 2

hntさんのブログと、同じ写真ですねコレ。

人の入った様子は無く、石も多少は動いた感じ。

イメージ 3
イメージ 4

この日、私は アナゴDay だったらしく、小さなアナゴらしくアンモを

4つくらい採りました。春にも アナゴDay があったので、多い産地なのでしょうか?

イメージ 5

ブッシュも枯れ、沢も歩きやすくなっています。

涼しくて、刺す虫もいないので、秋巡検は最高です。

hntさんが大きな石と格闘している間に、自分は更に上流へ。

何度か歩いて、ようやくこの沢のイメージが少し出来てきました。

ふと、足元を見ると、いかにもアンモといった雰囲気の石が、コロンと落ちていました。

イメージ 6
イメージ 7

キャライコセラスですね! サイズは20cmくらい。背中には特徴的な突起が並んでいます。

思いっきり擦れていますが、ヘソをクリーニングしたら良くなりそうな雰囲気です。

更にもう1個、小さなキャライコも見つけました。

イメージ 8

これは残念ながら見えている部分しか保存されていませんでしたが

サイズによる特徴の違いが確認できる良いサンプルになりました。

この後、枝沢に入ったり、滝を登ったりしましたが

割る石は多かったものの、成果はこんな感じでした。

さて、今回の動画はキャライコセラスの発見シーンです。

もちろん、見つけた後に、少し戻って撮影していますが、イメージは伝わると思います。

今回もカメラはヘルメットに装着し、撮影しています。


ようやくイメージしていた動画が採れた様に思います。

来年は割り出す瞬間を狙いたいですね。

それではみなさん、良いお年をお過ごしください。

来年もよろしくお願い致します。

ではまた!

この記事に

開く コメント(19)

全65ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.


みんなの更新記事