|
☆
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(Jean-Auguste-Dominique Ingres, 1780年8月29日 - 1867年1月14日)
フランスの画家。ロココに反抗して質実剛健な描写をしたダヴィッドの新古典主義を継承する。以降、台頭してきたロマン主義(ジュリコー、ドラクロワ)の対抗馬としてフランス・アカデミーで活躍する。
彼に近い画家としては、5年ほど年長にフリードリッヒ、ターナー、コンスタブルがおり、10年ほど後にジェリコーが生まれる、といった年代である。
ロマン主義絵画は、主に主題と色彩に変革をもたらした。アングルは、主題は古そうに見えるが、徹底したデッサンと形態の変容が最大の特徴である。したがって、案外、一般の人には評判が良くない。(ような気がする)
子どもの頃、うちにある百科事典の絵画紹介のコーナーを見ていて、1点だけ写真がまじっているのが不思議だった。その、とても絵とは思えない自然な写実的描写の作品が、油絵だと分かったのは、ずっと先のことである。
もちろん、2回ほど行ったルーブル美術館では、じっくりと見た。さすがに、この巨大美術館では、特別扱いもせず、他の作品同様に、普通に壁に掛けてあるだけだ。昔見た写真はそうではなかったが、近くで本物を見ると、この写真によく出ているように、キャンバスから浮いたようなヒビ割れが多くて、驚かされる。(そういえば、モナリザなんかも、ひどく表面が湾曲している)
ヴァルパンソンの浴女
(Baigneuse dite de Valpinçon) 1808年 146×97.5cm ルーヴル美術館
以下、Wikipediaより
アングルは絵画における最大の構成要素はデッサンであると考えた。その結果、色彩や明暗、構図よりも形態が重視され、安定した画面を構成した。その作風は、イタリア・ルネサンスの古典を範と仰ぎ、写実を基礎としながらも、独自の美意識をもって画面を構成している。こうした「復古的でアカデミックでありながら新しい」態度は、同時代のダヴィッドなどのほか、近現代の画家にも影響を与えた。印象派のドガやルノワールをはじめ、アカデミスムとはもっとも無縁と思われるセザンヌ、マティス、ピカソらの画家にもその影響は及んでいる。
|