プチ歴史読本

歴史小説ファンによるブログです。歴史好きな方、そうでない方もウェルカムです!

全体表示

[ リスト ]

メメント・モリ

古代ローマ時代のことです。

当時のローマには、「凱旋式」という式典がありました。どういうものかというと、戦いに勝利した将軍が4頭の白馬に引かれた戦車に乗り、ローマの町中を練り歩くというものです。「戦勝記念パレード」といったところでしょうか。

ただし、ただ戦いに勝利するだけでは「凱旋式」を挙行することは許されませんでした。それは、特に戦果がめざましく、主に対外防衛戦において「大勝利」を収めた将軍にのみ許された特権だったのです。そのため、「凱旋式」を挙行するということは、ローマ人にとっての最大級の栄誉だったようです。

この「凱旋式」の最中、戦車に乗る将軍の後背に常につき従う従者の姿がありました。市民から賞賛の言葉を浴び、凱旋将軍の頬が弛緩するのを見ると、その従者はこのように言葉を掛けました。

「メメント・モリ!」

声を掛けられた将軍は、サッと居住まいを正したことだろうと思います。

「メメント・モリ」というラテン語は、日本語に訳すと「死を忘れるな」というぐらいの意味になるようですね。つまり、いつ戦死するとも分からないローマの将軍たちは、「凱旋式」の最中にも浮かれすぎないように、このような警句を発する従者を側においていたわけですね。

しかし、この言葉、このような場合に用いるのは特別で、本来は「明日死ぬかもしれないんだから、もっと今を楽しもうぜ!」的な、享楽的な意味合いが濃かったようです。

その後、時が流れて、現代においては、「メメント・モリ」という言葉は、哲学的、宗教的な用語として用いられるようになっています。「死を想起せよ」という意味を裏返せば、いつ死が訪れても良いように「今を大切に生きろ」ということになるでのしょうかね。

ちなみに、はじめて「メメント・モリ」という言葉を耳にして、「誰?日系2世?」と思ってしまった僕は、まだまだ死ぬことは出来そうにもありません(^^;)

閉じる コメント(2)

顔アイコン

こんばんわ。この言葉に、そういう歴史があったんですね〜お恥ずかしながら、知りませんでした!

2006/8/6(日) 午後 9:02 [ pea*l*_gate**in ]

ぱぁーるさん、コメントありがとうございます。僕もよく知らないのに、日常で使っている言葉がたくさんあるので、恥をかく前に調べておくようにしたいです(^^)

2006/8/7(月) 午後 10:59 [ ユウ ]


.
ユウ
ユウ
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
友だち(2)
  • 備前刀
  • しげさん
友だち一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事