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電波の届かない山からおりて、いま京都で落ちついています。
昨日は、ずっと雨が降りつづいていたので、生来の出不精が芽を吹き、TVを見ていました。
韓国青年イ.ス.ヒョンさん26歳、
電車路に落ちた日本人を助けようとして死亡以来5年になるそうです。
元は加害者であった日本人の後裔を、彼はなぜ助けようとしたのか。そんなテーマで
日韓合作の映画づくりが進められているそうです。
日韓の掛け橋と設定したまではよかったのですが
ストーリーの設定段階から、日韓スタッフの間に大きな認識の食い違いが立ち塞がっているそうです。
イ.ス.ヒョン青年の勇気をどう描くか?
日:「ウリ」(仲間)の意識。
韓:「ウリ」はごく日常的なもので、日本を意識した特別なものではない。
日:兵役の中で育まれた勇気の発露
韓:軍隊の中で暴力が問題になっている。日本側の描写は事実と異なる。
誤った認識で韓国文化をつたえて欲しくない。
両親:息子は普通の青年。人間愛が基本であって、彼は一人の人間として為すべきことをした、
映画の内容は、国を意識するものにはして欲しくない。
解説者:ウリは同胞北朝鮮向け。日本に対しては国内の政治問題となり不適。
両親の願いであるグローバルな観点で描かれるのが望ましい。
韓日合作による喧々諤々の交流ーこれは、大きな実験。新しい見方。いま、首相の靖国神社参拝で
韓日の政治は互いに交流を閉ざしている。それを民間レベルから動かせる大きな収穫となるかも
知れない。そして、世界へのよい手本となるかも知れない、素晴らしい実験である。
彼、イ.ス.ヒョン青年の死によって、両親は韓日両国の掛け橋になりたいと願い、
日本人と民間レベルの草の根交流を始めた。当初には戦争体験による憎しみもいくらか存在したが、
徐々に着実に両者の隣人愛へと発展してきている。
その交流によって設けられた基金をもとに、韓国の青年たちが日本に留学、
彼らからも掛け橋としての交流が盛んになってきている。
在日韓国留学生の一人が語った言葉:
韓国の教育では、日本が戦争で行った悪しきことの数々が教えられる、
それは、小さい頃からたたき込まれており、多分一生拭いきれないと思う。
日本の同世代の青年は、近代歴史を全くと言ってよいほど知らない。
教えられていない、だから無関心なのだ。
でも留学による交流を得たことによって、
互いに相手を悪と決めつけるやり方からの変化・出会いの大切さ・を痛感した。
解説者:互いに理解し合えるー好きだとの心からの対話、交流が大事だと思う。
以上はテレビ番組から得た印象です。
そして、小、中学生のころ、韓国人だというそれだけの理由で、
同じクラスの生徒をイジメル風潮があったことを思い出しました。
そのなかの一人、長い髪をたばねた背が高く、自転車の姿が美しかった李さん。
彼女も今は60歳を超えているはず。いま、どんな心境で日本を感じているでしょうか?
韓流によって、ヨンさま人口が急激に拡大した日本。
年間300〜400万人が韓国を訪れているそうです。
同じように韓国でも日本への旅行者が増えている、
好きだ、興味がある、そこからきっとよい交流が生まれてくるはずですね。
イ.ス.ヒョン青年の勇気、隣人愛による死から5年。
私も近くながらも異国の香港で半生を越えました。
このブログによる交流のお陰で、より広い視野を得ることができ、幸せな毎日です。
そして叶うことなら、中日、韓日の掛け橋になりたいと強く願うこの頃です。
次号は香港よりお届けしたいと思います。
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