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めでたい!!!!
僕が大阪に居てる頃は全く話しをした事がなかった先輩。
先輩には失礼な表現やけど、挨拶程度の関係。
でも、そんな先輩後輩の関係が変わることがあった。
(めでたい!)
先輩が
「東京で長期ロケをやっていて暇だから遊んでくれ。」
との事。
「でも、財布も何も持ってないから、迎えに来て、送ってくれ。」
無茶苦茶なお願いや。
でも、先輩後輩の関係ってのは東京の他事務所の方としか味わった事が無かったので
所属事務所の先輩と話してみたかったのと、
大阪の頃からこの先輩とは何だか仲良くなりたかったのと、
面白そうやったので、
「いいっすよ。」
で、朝まで酒を呑んだ。そして一緒に帰り僕の家で泊まって帰る日や、
ホテルまで送って行く日もあった。
(めでたい!)
「有野、そろそろ東京の女の子とコンパしたい。」
「いいっすよ。」
そうして、コンパを開き、明け方オヒラキ。
そして、僕の家で一泊。
「しかし、あれやな有野、東京の娘とは喋りのテンポが合わんな。」
と言われ、
(あんたほとんど話してないやん。東京の娘に飲まれてたやん。)
とは言わなかった。
(めでたいなぁ)
「有野、ここまで色々世話になってて申し訳ないんやけど、俺、東京に来て一個だけ夢あってん。」
そうそう。こういう先輩の熱い夢とかを話しあえるのが、同じ事務所の上下関係やん!
「どんな夢ですか?聞かしていただいてよろしいですか。」
「俺な、一回でええから“富士急ハイランド”行きたいねん。」
なんじゃそら。
でも、勿論連れて行った。
オッサン二人で行くのも、なんやし、大阪の先輩のあまり知らない東京の後輩を連れて行った。
先輩を迎えに行き、僕もそんなに知らない後輩三人を連れて行った。
「有野、俺フリーパスとかぜいたく言わへんから、“フジヤマ”だけは乗せてくれ。」
勿論、フリーパスを買ってくれって言う、関西人特有の奥ゆかしい言い回しやろう。
そして、“フジヤマ”の順番待ち中、先輩は、
「あいたーーーー!!!!!!痛痛痛痛痛!つうううう!いったーーー!」
聞いたこともない大声をあげはった。
「どうしたんすか?」
手のひらを押さえつつ、先輩は一言、
「蜂に刺された!!痛痛痛痛!!」
(なんでやねん)
結果、先輩と遊ぶのは金がかかるなぁ。
と思ってたら、
先輩は僕が結婚した。
娘が産まれた。
次女が産まれた。
そのたんびに、お祝いを送ってくれはる。
それを受取ってお礼の電話をさしてもらうと、
「おう、ええで新聞で知ったわ。おめでとうさん。」
と言ってくれる。新聞で知られる前に電話で報告しないとな。っての気付かせてくれる。
この先輩からいただくお祝いは、色んな方からもらうお祝いの中でも一番感慨深い品や。
この深さって、芸能人生の中では一時期ことでしかないけど、
この先輩から学んだ事はたくさんあった。
だから、僕は事務所の後輩には気を使われるのは嫌なので、
気付かない位のいろんな事をしてあげるようになり、
所属してる、“松竹芸能”って事務所の芸人全部が好きになった。
御結婚おめでとう御座います、シンデレラエキスプレス松井サン。
ずーっとお幸せに暮らして下さい。
今年は“上方漫才大賞奨励賞”もとったし、いいっすよのってますよ。
松井サン今年は、巨人が優勝するといいすね。
僕、あの頃から野球全くわからんですけど。
※今回、釣り効果があります、ご注意下さい(どちらにせよ、目出度い事は事実です)。
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